田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

戦争末期、苦悶の日本史(6)・・・深まる日米対立

2008年01月04日 17時58分05秒 | 平和
●国家財政
 国家総予算110億円。臨時軍事費55億円。
●深まる中国への侵略
3/30王兆銘、重慶脱出、
3/30中国の正統政府は重慶政府、南京政府否認。
抗日のため、第二次国共合作~46年7月
11/29南京で中華民国政府を名乗る。蒋介石政府と対立。米国即座に非承認。
●軍事専制体制の強化
西園寺公望死去。元老の終焉。
1月、拓務省、満州移民1万家族計画。日本農民組合、総同盟解散。全ての情報が検閲。戦争賛美のものだけ放送、上映許可。
西日本、韓国大旱魃、米需給逼迫。
7/26第二次近衛内閣、新体制運動で、国民統制組織の大政翼賛会成立。政党解散、産業報国会、翼賛壮年団、大日本婦人会を統合、部落会隣組を末端化。基本国策要項。
9月。日独伊軍事同盟条約。
9/1興亜奉公日制定。毎月一日を勤労奉仕、一汁一菜、禁酒禁煙、日の丸弁当奨励、など。
10月。国民登録制(16から20までの男子)。
皇紀2600年。八紘一宇。

●太平洋戦争の準備、包囲網に抗して

7月4日。 陸軍、アジア制圧南方作戦立案。米国領比国以外は、第二次大戦初頭の作戦と酷似の作戦計画。(米国を避け英国をたたく作戦)。

海軍、対米戦争を含めた南方作戦準備ほぼ完了。
フランス降伏の1ヶ月後の決定要項は、①戦争準備8月一杯までに②、仏領の太平洋植民地を日本領へ編入する処理をする。南進作戦に仏印を協力させる。③対英戦争決断時は香港占領へ。④蘭領インドネシア、当面資源確保交渉。⑤南方への武力行使時期、方法、範囲を情勢によって決める。

外務省事務局、日独伊連携強化案。欧州で降伏相次ぐ中で宗主国の太平洋植民地の独による権利継承を懸念。
7/22航空機用燃料、潤滑油、高品位くず鉄、対日禁
御前会議で日華条約決定。
9/26くず鉄全面的禁輸。
11/30王兆銘政府傀儡政府と日華基本協約。
12/3鉄鋼製品禁輸。
東亜新秩序(日本)、欧州新秩序(ドイツ)の---なわばりの相互容認をねらう。①仏印、蘭印が日本生存圏内であることの確認を求める。②支那事変処理のために支持。

●ヨーロッパ戦線
4月。ドイツ、電撃作戦。デンマーク、ノルウエイ占領。
5月。オランダ、ベルギー降伏。6月パリ陥落。仏、独に降伏、イギリス本土爆撃開始。
9月。北部仏印進駐。
●三国人弾圧
居るぞ!不逞鮮人「朝鮮人は民族性がいじけている。これをよく見ることが出来なければ観察、取り締まりは困難」(警察庁)  

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