三食昼寝つき

映画・ドラマ・本・ニュースなどで感じた事を、
「思うがまま、ありのまま」綴ります。

もう、完成予想を見せるのはやめよう

2005-01-31 12:04:14 | ボヤキ・グチ系
日曜日というのは本当に家事をする気がしない。
まず、洗濯は決してしないぞと勝手に自分の中でルールを作っている。
出来れば本当に何もしたくないけれど、そうもいかないのでとりあえず
ご飯は作るが、それも出来れば手を抜きたい。

というワケで、夕飯は昨日作った混ぜご飯の残りと、料理雑誌に載っていて
簡単に出来そうな「手羽先のグリル」、それに豆腐のお味噌汁というメニューにする。

「手羽先のグリル」
手羽先とれんこんとエリンギに塩とコショウ、それにオリーブオイルをまぶして
オーブンでグリルするだけの簡単料理。
なのに、焦げ目がついて、ちょっと手をかけた風になるハズ。
相方も、雑誌を見て美味しそうだと言っている。

オーブンで13分加熱。しばし待つ。
出来上がりは、雑誌程焦げ目がつかず、色もどんよりと黄土色をしている。
「本通りにやったんだからいっか」
と相方の前に出すと、いつもなら何らかの感想を述べるのにやけに静かだ。

「ねえ、どうよ?」
と聞いても歯切れが悪い。けど聞かないと気が済まないのでまた同じ事を聞く。
「う~ん、もっとこう、パリッとしてると思ってたからさ~、予想と違ったと
いうか。味は悪くないんだけどね、味は」
などと言い訳しながらも、どう見ても予想を裏切られてガッカリといった感じなのだ。

確かに、オーブンから出した時、私も多少ガッカリした。
これまで本を見ながら何度作ったかは知れないが、本ソックリに出来るというのは
私の場合かなり低確率だ。

「本通りにやったんだから、オーブンが悪いんだ!」
と、わりと最新型のオーブンに責任を転嫁する。

食べ物に関しては期待を裏切られるとひどくがっかりするものだ。
何でも美味しいと言って欲しいとは言わないけれど(出来れば言って欲しいけど
黙って食べてくれた方が良かったよなどと、自分からムリヤリ聞きだしたくせに
恨めしく思った。

多分、料理雑誌を見せなければ「こんなもん」だと思って食べてくれたハズだ。

完成予想図など見せてはいけなかったのだ。
プロが作り、カメラマンがいかにも美味しそうに撮った写真など。

これからは、何も見せないで差し出そう。
いかにも「前から知ってたのよ、この料理」といった顔をしながら。