Marco blog

Que Sera, Sera / marco library / 北の旅人

警官の血

2010年05月13日 | marco library
木曜日|友引|札幌/|最高/10℃

今朝のサッポロ、です。
低気圧が停滞しており
明日まで気温の低い状態が続きそうですね。


佐々木 譲著「警官の血」新潮社1600円(税別)

「二十三年組み」昭和二十三年、この年に警視庁では多くの
巡査を採用と、その時代から警察官の目を通して、社会の変
革を縦軸に丁寧に書き込まれております、かといって難解で
はなく淡々と物語が展開されます。
父親の背中を見て育った息子が同じ職業に付くことによって
新たな展開に向かいます。

上、下巻ですが、一気に読ませるだけのストーリー・テラー
です。
戦後から平成、警察官を生業として親子の血のつながりの
深さを、男の立場から書かれた物語です…

表紙を飾るのは、佐々木 譲氏。

今年「廃墟に乞う」で第142回、直木賞を受賞されました。

読了しましたら、なんと今月号の小説新潮で続編に遭遇で、
タイトルが「警官の条件」です。

志水辰夫氏も、好きな作家のおひとかたです。
ここのところ本の虫が出没し始めた、かも、、、。



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