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フィン・ユールの見た風景 01

2012-12-29 | 北欧デザイン

先日、今年最後の

飛騨高山 フィン・ユール邸の見学に行ってきました。

そらにその1か月前に行ったときには、

人が多くて、とても空間を味わう気分ではなかったのですが、

この日は、私だけの貸し切り状態。

Fj121206_15

ゆっくり堪能することができました。

まずは、チーフテンチェアに座る。

暖炉の前に置かれたこの椅子に座るフィン・ユールの写真を

いろんな雑誌で見かけるが、この椅子に座ったフィンユールは、

どんな風景を見ていたのだろう。。。

Fj121206_14

目線の先にある、テラスドアの向こうには、

外のすり鉢状の庭と、ベッドルーム棟、

そして、午後の、低く差し込んでくる光が見えた。

雲の動きによって、その光の強弱はゆっくりと変化する。

Fj121206_13


ドアの向こうには、

ガーデンルームの、色鮮やかなブルーのソファと植栽の緑。

そして温かそうな光がみえる。

寒い日であっただけに、

その温かさは、とても幸福に感じられました。


PH5

2012-12-06 | 北欧デザイン

louis poulsen(ルイスポールセン) PH5

買いました。。。

ポール・ヘニングセンによるデザインで、発売は1958年だそう。

照明器具を扱うヤマギワのHPによると

「対数螺旋」という独特のカーブを採用したセードと内部の反射板を精巧に組み合わせ、不快な眩しさを抑えます。また器具内部を赤と青で彩色し白熱灯特有の赤い色を補正。「暖かさと爽やかさを同時に醸しだす光」を実現しました。

とのこと。

Pc010979


北欧家具のライセンス生産を手掛ける

飛騨高山の家具メーカーKITANIの倉庫に眠っていた

デンマークで買い付けてきたという中古品ですので、

多少傷があり、ちょっとゆがみも。

それでも独特の柔らかい光に癒されます。

最近、PH5 Plusという、

下面がすりガラスで、電球も150Wまで使える製品もありますが、

購入したのは全くのオリジナルですので、底面はパープルの鋼板。

想像以上に暗かった・・・。

そこで・・・

電球変えてみました。

Pc010975


随分と雰囲気が変わりました。

交換したのは、電球型蛍光灯パルックボールプレミア(ナチュラル色)。

白熱灯100W相当で、ちゃんと寸法を確認して、

大丈夫そうだったのでつけてみました。

Pc010985

左:蛍光灯、右:白熱灯

LEDも考えたのですが、ちょっと大きく、値段も高かったので断念。

ナチュラル色の蛍光灯にすると、結構すっきりして、

パープル色もきれい。白熱灯に比べ、少し明るい気もする。

これはこれでいいなー、という感じです。

でも...

どうも落ち着かなくて、

結局、白熱灯に戻しました。

Pc010981白熱灯100W

Pc010977_2蛍光灯(ナチュラル色)

夏なんかは、蛍光灯の光は涼しげで良いかもしれません。

省エネですし。

ちなみに、

暗すぎるのは、スタンドライトで補なうことにしました。


ユハ・レイヴィスカ

2012-07-20 | 北欧デザイン

P7128484_2

5月末のフィンランド・スウェーデンの旅行で印象的だった

ユハ・レイヴィスカの建築。

古本でその特集号を入手できました。

考えを言葉で示す貴重な文章も掲載されています。

P7188584

これは、フィンランドのミュールマキ教会でもらったパンフレット。

日本語のものもありました。

いろんな人が、この教会についてコメントを寄せています。

レイヴィスカの文章の1つはこのようなものでした。

「鋭敏なエッジは、角を落したものより、ずっと効果的に建築物を宇宙に釘付けにする。

軽快さの前提は、光がまとわり付くエッジである、その時光と影は最大限に機能する」


ND-02 Detail

2012-05-18 | 北欧デザイン

ND-02のディティール

Nd02_3 カーブ

Nd02_2 木と布の接合部

布はデンマーク製の生地。

単色に見えますが

ブルーの中にわずかにグリーンが入っている、深みのある生地です。

太陽光や照明によっても表情が変わる。

Nd02_4 影とND-02

生活の中にある美と可能性―。


ND-02

2012-05-17 | 北欧デザイン

Nanna Ditzel(ナナ・ディッツェル)デザインの2人掛けソファ

Kitani製ND-02です。

1952年にデザインされたもの

Nd02_5

女性らしい柔らかいフォルムの中に

凛とした雰囲気をも持ち合わせています。

Nd02

Nanna Ditzelのデザインを表す言葉に次のようなものがあります。

「まわりを見ることに多くの時間を費やします。偶然見かけるものの観察はもちろんしますが、特定の場所や建物を意識的に見るようにしています。いつも心に留めていることの1つは、見たものそれぞれの関係性を見出すことです。」

(娘のデニー・ディッツェルによるナナ・ディッツェルの紹介より)

この椅子が置かれることで、場所の空気感が変わる。

椅子をデザインすることで、空間を作ることができる。空気を作ることができる。

関係性を作り出している。