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チューリップチェア

2013-07-25 | デザイン

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飛騨曲木民芸家具の中村さんの椅子

昨年11月に引退される際にいただきました。

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中村さんが個人的に結構気に入っていた子供向けの椅子。

どことなく昆虫ぽいですね。

随所に曲木の技術が使われています。


グランプリチェア 2

2013-07-25 | デザイン

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こう写真でに撮ってみると、すごく彫刻的な造形ですね。

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この脚の部分は、積層材で、断面は六角形に仕上げられています。

無垢材ではないのです。

この無垢を削りだしたような仕上げはどのようになされているのでしょう?

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これは、各面に一枚一枚丁寧に突板を練りつけた後、

余計な分を丁寧にナイフで切り離して仕上げているのです。

じーっと、そういう目で見なければ全くわからない。

それほどに精巧な仕事です。

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上部

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脚下部

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いろんな技術が一つの素晴らしいデザインにつぎ込まれた椅子です。


グランプリチェア

2013-07-23 | デザイン

アルネ・ヤコブセン デザイン

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グランプリチェアという名前は、

1957年にミラノトリエンナーレ(家具の祭典)で、グランプリを受賞したことに由来。

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この写真のチェアは、脚部も積層材でできています。

受賞当時そのものの、ビンテージ品。

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同じくヤコブセンのデザインであるアントチェアは、

2次元曲線の組み合わせで3次元曲線を生み出しています。

しかしこのグランプリチェアは、それを発展させ、

さらに曲面を大きくした3次元曲線でデザインされているのが特徴です。

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AGATA/A つづき

2013-07-22 | デザイン

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正座や座禅に代表される日本の「座る」は「腰を据える」の意

西洋イス文化の浸透に伴い、

椅子生活は確かに「下肢」を楽にしたが、

同時に「腰」に大きな負担を強いることに。

正座や座禅は自然と腰が伸びるが、下肢に負担がかかり、また動きの自由度がない。

椅子に座ると、下肢は楽だが腰は曲がりがちになる。

人間工学的にはこれは危険な行為とすらみなされる。

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お尻から腰までをしっかりサポートし、

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その他の部分が自由に動く構造、

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テクノジェルを採用した座面は、

体重を掛けるたびにジェルが三次元的に形状を変え

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体圧を分散しカラダの一部分に負荷が集中するのを防ぐ

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Fritz FrenklerとAnette Ponholzerによるデザインで、

2001年グッドデザイン賞とドイツiFデザイン賞を受賞