Daikoという照明メーカーに
高木英敏さんという、メーカー人なのにメーカー人ぽくない人がみえます。
(他のメーカーのものも使ってしまう)
私は、岐阜インテリアコーディネータークラブの会員になっているのですが、
そちらから、この人の講演会の案内がきておりました。
照明コンサルタントの資格を持つ身としては、とても楽しみにしています。
KITANI Royal Copenhagen roomの設計では
http://www3.ocn.ne.jp/~ydo/CCP041.html
電球はあえて昼白色のものを選びました。
KITANIは
北欧家具の復刻やそこで培った技術ともともとの高度な張りの技術などを融合し
新作を発表しているブランドですので、
ショールームの照明も、電球色を多く使っています。
しかし、
・展示空間が他のエリアと壁で仕切られていること
・Royal Copenhagenの特徴である白と青をきれいに見せる
このことから、他のエリアとは違い昼白色を使っています。
光の色でもものの見え方が変わりますから、照明は重要ですね。
LEDが急速に普及しており、
最近は、現在住宅で主流の
天井面につけるシーリングライト型のものが数多く発売され始めました。
長時間点灯するリビングではかなりの省エネになりますし、
同じく省エネランプである蛍光灯と比べた時、調光しやすいのは
大きなメリットです。
また、トイレや廊下など頻繁に入切りを繰り返し、
しかもすぐに点いてもらいたい場所にも適しています。
・・・と、とてもよいのですが、
白熱灯や蛍光ランプに比べ、LEDランプは下方は明るいがそれ以外は暗い。
しかも上部には光が出ません。
ダウンライトには適していますが、
全部ガラス製のシェードであるようなペンダントには向きません。
現在工事中の店舗には、このような器具が入りますが、
全面ガラス製なので、電球型蛍光ランプを使用します。
ランプ寿命は
蛍光ランプが6000時間、LEDが40000時間(日常使用での実証は当然まだ)
ランプの価格は6.5倍も違いませんが、
1つならともかく複数あるとLEDランプの価格は、まだまだ家計には負担です。
たとえば冒頭の天井シーリング型照明において、
球が切れた時、
電球5つで1万円を“月毎の家計”からポンと出せる家庭は少ない。
LED電球資金積立という発想をお持ちのご家庭は、今のところないでしょう。
そういうことも含めて、ランプの種類と、使用場所は選定する必要があると思います。
暑い。。。
ということが理由ではないですが、美容院に行ってきました。
(最近はヘアサロンと言うのか...?)
なにかの流れで休日の話になり、
(私)「ああ、この1年いろいろ出かけてます、カメラ持って。。。」
(オーナー)「私もですよ!3,4年前から。」
・・・
(いつもは続かない会話が...なんということでしょう、つづくのです。。。)
・・・
「光って重要ですね~」
「物を観察する目が変わりますよね~」
「え、RAWってなんですか?」(もったいない...)
ということで、次回はカメラを持っていくことになりました。(忘れていなければ)
その後...照明の話になり...
(これまたうまく話がつづき...めずらしい!)
美容師さんも人をきれいに見せる仕事。
形や構図、取捨選択、ポイント、色、そして光...
会話をしていてすごく参考になりました。
高山市図書館の近くで見つけた灯り。
喫茶店です。
面白いのは屋根に乗っている灯篭。
屋根に乗せるなんて発想が面白いですね。
おかしな看板照明をつけるより、
街並みに寄与していると思います。
この建物だけなら、店舗照明 として設計したんだろう、と思うのですが…
同じ通りの別の建物の屋根にも乗っています。
しかも、後付けというより、完全に屋根を貫通する支柱先端に設置。
最初から意図して、通りに面して設置していますね。
高山は、ガス灯の時代を飛び越え、
いきなり電気街灯の時代が来たという歴史があります。
つまり、田舎なので遅れていたわけです。
すぐ近くの飛騨高山まちの博物館には当時のガラス灯の実物が展示してあります。
(あるはず...旧郷土館時代にはあった。)
屋根に乗っているのと似ていますね。
狭い通り。街灯を立てる場所がなかったので、
軒ならぬ、屋根を公共の灯りのために提供していたのでしょう。
みんなが街並みに関心を持っていた時代―。