“Alles ist Architektur” ―すべては建築である
byハンス・ホライン
1960年代後半、まだコンピューターに代表される情報技術や、
サイバー“空間”の存在が認知されていない頃に、
ハンスホラインは、
従来の物質として、モノをつくるという行為を「建築」とする定義に対し、
コンセプチュアル(概念)建築という、概念を提示しました。
言葉や絵で表現されるもの=非物質的なものをも建築と定義し、
おもに芸術(アート)からのアプローチを行いました。
今では「建築家」を表す「Architect(アーキテクト)」はIT分野で
システムを構築する人に対しても使われ、まさに
非物質的な分野でも使用されています。
ArchitectではなくDesignerという言葉で言われることもありますね。
家をつくること、人と人をつなぐこと、HPを構築すること...
それはすべて建築である...とは思っています。
最終、“建物”にならない、企業間コーディネートのようなことも、
Businessmanというより、ArchitectないしDesignerの職能として
「建築すること」と同じだと思っています。
ハンスホラインの言葉を初めて知ったのは学生の頃ですが、
それからずっと。