中国で鉄道事故がありました。
今回の事故区間ではないですが、
北京~上海間の一部区間や北京~天津間はよく利用させてもらっていたので、
ショックでした。
一方、今日の新聞のコラム欄。
中国の事故も日本の原発事故も同じ人災。
メディアはここぞとばかりに、中国新幹線のことを報道するけど、
日本は、もっと酷い事故を引き起こし、まだ続いていて、
しかも、ひどい情報隠ぺいや世論操作を行っていた...しかも反省していない。
他国をみて自国の状況を省みるべき。他国をみて、より安全の立場つべき。
そんな戒めの内容でした。
もっともだと思います。
牛肉の放射能汚染の問題もここにきて次々に明らかになる。
岐阜県の誇る、長い年月をかけて酪農家の方が育ててきた飛騨牛ブランドも、
汚染されました。いまや、中国本土や香港でも食されている日本を代表する牛肉ブランドも
世界から怪訝な目で見られることになる。
ワラが汚染されているなら、露地栽培モノはすべからく汚染されていると考えるのが普通。
原発問題は、原発立地自治体にとどまらない。
原発立地自治体の直近の経済を理由に、GOサインを出そうとする首長。
どんどんまずいことが出てきているのに、まだ自分の任期中のことだけ考え、
若い世代にツケを回そうとする経済界のTOP
何が豊かさなのか...何が次世代の幸福なのか...
地球規模、未来への視点のない人間がTOPであるのは...どうなのでしょう...
先日、打ち合わせを行った保育園の園長さんが、
ドイツやフィンランドの教育、指導者、子どもについてお話してくださいました。
もちろん、そのような教育が隅々まで行き届いているかは
私にはわかりませんが、
「地球規模のこと、国家の将来を持ち出し、だからこのように教育する...」
と語れる先生が当たり前、
当然、子どもも、そういう思考をするようになる...という状況はすごいと思います。
経済が伸びても、いつまでたっても日本はヨーロッパからは
総体としてみれば、幼稚な国なのかもしれません。