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バリアフリーのまちづくり

2011-04-11 | バリアフリー・ユニバーサルデザイン

高山市では、

「誰にもやさしいまちづくり」を推進しています。

その一環として、

ユニバーサルデザインに配慮して整備された施設(ハード)や

サービス(ソフト)を提供する事業者を認定し、

“誰にもやさしいまちづくり認定マーク”を表示する取り組みを行っています。

110411__2

先日バリアフリー改修工事を行ったナリスビューティステーション高山で

本日、この認定のための市役所による現地確認がありました。

改修実例はこちら↓

http://www3.ocn.ne.jp/~ydo/99_blank012036.html

審査の結果、無事認定してもらえるようです。

今回は、「施設などハード部門」の認定となります。

そして...“認定書授与式”なるものがあるということを、

本日、担当課(企画課)の方から教えてもらいまして、ちょっと背筋がピンとなりました。

今回は、建物の入り口から、トイレまでを認定してもらったのですが、

たかがトイレされどトイレ。たかが車椅子使用者用駐車場されど...

このような認定を受ける施設がだんだん増えていけば

気持ちの上でも、気軽に出かけやすい街になると思います。

この認定制度は、平成17年から始まった制度だそうです。

実は今回私も初め知って、認定取得に携わりました。

すこしづつ広めていけるといですね。


バリアフリー改修

2011-03-31 | バリアフリー・ユニバーサルデザイン

エステサロン「ナリスビューティーステーション高山」の

バリアフリー改修工事が完了しました。

P3294479 (入り口)

主な改修ポイントは4つ。

①車いす使用者や高齢者、お子様連れ、人工肛門(オストメイト)保有者の方も使いやすいバリアフリートイレの設置。

②店舗入り口段差の解消(スロープ設置)

③車椅子使用者用駐車場の設置

④床面に誘導ブロックを敷設

当初は、車椅子利用のスタッフやお客様のためにトイレをちょっと広くしようか・・・。

というご依頼でした。

・・・・・・・・・・・・・

高山市では、 「だれにでもやさしいまちづくり条例」 というものを制定しています。

これに沿って、不特定多数の利用する既存施設を改修するときには、

費用の半分を助成しましょう!という制度があります。

この制度を紹介し、より一歩踏み込んだバリアフリー化を提案させていただきました。

実は、エステには次のような効果もある言われています。

「コスメティックセラピー(化粧療法)による心理効果が少なからず期待でき、

心身の安定・リラックス効果・積極性の向上をもたらす...」

今回の改修によって、

さまざまな身体能力の方が、少しでも気軽に来店できるようになることで、

エステによる心理効果により、

僅かながらも積極的に社会のなかで生きていく手助けになるのでは?

ということも期待しています。

・・・・・・・・・・・

結果費用としては、トイレをちょっと広げるのと変わらない費用負担で、

上記①~④の改修を行うことができました。

P3294484 (誘導タイル)

P3294488 (トイレ引き戸)

P3294492 (サイン)

P3294502 (手前がオストメイト流し)

P3294500 (広くなり、手すりも充実)

なお、高山市にはこれ以外にも、自宅をバリアフリー改修する際の助成など

生活支援のためのいくつかの助成制度があります。

http://www.city.takayama.lg.jp/fukushi/shougaisya6.html

建築設計の仕事は

家を設計することも、バリアフリーの改修も、照明デザインも、耐震補強も...

全部に共通するのは、衣・食・住という人の基本生活の一端を担う

      
      “快適で、より安心して暮らせる”環境づくりのお手伝い

といえると思います。