昨日書いた「かゆい所に手を届けてる親ってさ、」の記事と、
その前に書いた「母乳育児のすゝめ」の記事で思い出した。
卒乳(断乳)も、親と子のハートを鍛える関門ではないかと思う。
卒乳できない母親って、色々理由はあるだろうが、
要は、まだ自分が可愛いだけじゃないかな。
共稼ぎが一般的な沖縄では、遅かれ早かれ、
子供は保育園に預けないといけないから、それなりに卒乳しないといけない時期はくる。
でも、驚いたことに、保育園に通って、仕事に復帰しても
お乳を与えている話はよく聞く。
かくいう私もそうでした。
子供は昼間、保育園で我慢を強いられているからか、その反動で夕暮れ泣き出す。
それを見て可哀想だから、せめて保育園に預けていることの罪滅ぼしと、
母親はお乳を与える。
夜、寝入る時も子供はぐずる。
でもお乳を与えれば親子共に楽だから、添い乳しながら寝る。
父親だって、母親が乳を与えている間は、ビール片手にテレビを見て、
独身時代と変わらない時間を過ごせる。
しかも、そのほうが、チョーーー楽だから何も言わないし助けない。
夜泣きの時だって、上記のとおり。
さて、この両親、自分の便宜や、泣きじゃくる幼子を見たくないがために
そうしているだけ。
我が子の、人生上の第一関門さえ、一緒にくぐれないでいる。
これが、まさに、半年前の私たち夫婦の姿であった。
一般的な育児本や、助産婦からの教えでは、
「卒乳(断乳)は、親子で乗り越えるもの」って言われている。
その”親子”の部分に、父親である男が含まれていることを、
世の男性はどれほど知っているのか。
次回は、私たち夫婦が、息子の卒乳(断乳)に取り組んだ方法を記すとする。