やよいの頭の中

沖縄のフツーの主婦やよいが思ったこと   (最近は息子の英語教育も。もちろん、従来からの愚痴記事も健在でしゅ!)

オカマさんが教えてくれたこと

2012年02月20日 | 勝手に言わせて

数年前のことだが、私は、槇原敬之のライブへ行き、彼の純粋さに惹かれた。

一緒にライブへ行った友人と感想を述べ合っているうちに、

なぜか、互いに「オカマの友達が欲しいよねー」ってことになった。

 そして、まずは、オカマバーへ行ってみよう!ということになったのである。

 

しかし、オカマバーへ女子のみで行ったら、オカマさんに嫌がられるって聞いたことがあったので、

男友達にも付いてきてもらった。

オカマバー初体験の日、ドキドキ、ソワソワしながら、松山(那覇市の歓楽街)の

オカマバーの門をくぐった。

程よい広さの店内に、程よいソファーがあり、程よいくらいに客が入っていた。

私と友人らは、早くオカマさんに逢いたくて逢いたくて仕方がなかった 

 

すると、席に着くなり、一人のオカマさんが接客してくれた。

見た目は、オカマって分かるが、なんというか、沖縄でフツーに道を歩いている女子よりキレイである。

オカマって分かるけど、ホントo(゜Д゜)キレイな顔立ちだし、腕のムダ毛もないし、メイクもばっちりだし、

なんといっても存在がセクシー。

姿勢がいいからだろうか。

透き通るような肌で、泡盛を作る姿、絵になる~~って思ったら、指はやっぱオトコって感じだった。

 

楽しみなのは、トーク!!

期待を裏切らないオカマトーク!!

私たち女を下げて、展開される、あのオカマさん特有のトーク!!絶妙!!

毒舌ぶりは、テレビを見ているようで、面白かった。

次々とオカマさんが席に来てくれて、いっぱい話して、いっぱい笑って、顔の筋肉が痛くなるくらい

久しぶりに笑えた日だった。

 

ドリンクは泡盛しかなく、もう酔うしかなかった私。

ほろ酔い気分でそれはそれは楽しい時間を過ごせた。

そして、オカマさんらとの別れの時刻が来た。時間制とはこんなに儚いモンか・・・。

私がフラフラとエレベーターに向かった時、一人のオカマさんが私を掴んでダミ声で言った。

「ほら、アンタ、服こんなに乱れてるわよ!

女の子なんだから、ちゃんとしなきゃダメよッ!!」

そして優しく、私の服をササッと直してくれた。

 

私は日頃、性による差別(区別?)はあまり好きではないが、

その日はオカマさんに言われたからか、ちゃんとしなきゃなーって思えた。

だって、彼女らは、女になるために、私たち女よりものすごい努力をしているのだ。

脱毛、豊胸、整形・・・詳しくは分かりませんが、

そうとうな時間や費用、痛みに耐えてこられた経験があるんだと思う。

なんといっても、体の痛みより、心の痛みや葛藤というのは、私のようにのほほんと人生を送って来た

人間には一生かかっても想像さえつかない世界だろう。

 

だからからか、そんな彼女らは、自然に女で生まれてきた私たち女が、女であることを

大切にしていないことが、そーとー腹立つそうだ。

 

自分が女であることに感謝する!

そして、自分が女であることを大切にする!!

 

今もどこかで、オカマさんに厳しくチェックされてるかもって思うと、

松山界隈を、タラタラした身なりや態度では歩けないのである。

 

オカマさん、ありがとう 

 

 

 

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