放浪日記

刮目せよ、我等が愚行を。

シリアのビール

2006年10月11日 | 半死的世界旅行
シリアはイスラム教徒が国民全体の85%を超えている、イスラム国家だ。
イスラム教の教えの中では、禁じられているものが、ほかの宗教のようにいろいろとあるが、そのなかのひとつに「飲酒」がある。
酒は飲んじゃだめということだが、僕が旅してきた国で、マレーシアや中国のムスリムたちは、けっこうテキトーにその教義を解釈して、かなり自由に酒を飲んでいた気がする(基本は個人の信仰心に頼るものらしいのだが)。

イスラム教の国(とくに中東)に行くと酒がないと思い込んでいる人も多いと思うが、酒は探す手間さえ惜しまねば、あるところにはある。
シリアには13%ほどのキリスト教徒も住んでおり、建前は彼らのために製造しているということになるのだろうが…。

写真は、シリアのダマスカスで見つけた、シリア産のビール、BARADAビール。
1本35シリアポンド(約80円ほど)。
予想していたよりも安く、シリア以外のビールも50シリアポンド(120円ほど)とこちらも予想よりも安かった。

が、このシリアビール、サイテーな出来だった。
僕は行った国のほぼすべてでその国のビールおよび地酒を飲んでいるが、ビールのレベルとしては過去最低。麦の味というよりも、なにか豆をつぶした液体のよう。
これから第三のビールと呼ばれているもののほうが、よっぽどマシ。
缶のラベルのデザインのテキトーさもさることながら、注目はこのビールのアルコール度。
3.5~5.0ってなんやねん、それ。
テキトーすぎる…。


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