昨日は、石木ダム建設予定地川棚町の川原(こうばる)まで足を伸ばしてきました。
いつ行ってもこうばるはいいところです。
ここをダムの底に沈めようとする人間たちがいることが信じられません。
しかもそのやり方が酷い。必要性の説明もろくにせず、同意も得ず、強制的に家屋、土地を収用
しようというのですから狂気の沙汰、今の世の中にあるまじき人権侵害です。
ダムができたら水の底に沈んでしまうであろう場所をたくさん写真に納めてきましたので一部を紹
介します。
これは空き家ではありませんよ。今現在、住民がいて生活を営んでいるのです。
ほかに11件の家屋があります。県は、抵抗する住民を無理やり引きずり出して、13戸すべてを
重機で取り壊すつもりでしょうか・・。恐ろしい・・。
こううばる公民館。老朽化が進み雨漏りがしていたのですが、どうせダムの底に沈むのだからと
行政の支援はえられず、広くカンパをつのり、屋根の葺き替えが完成したところです。
私もわずかですがカンパしました。
清流石木川。
雨続きだったので、勢いよく流れていました。ここもダムの底へ。
夏休みに入ると子供たちで賑わう遊泳場。天然のプールです。
地域の子供たちの心身を育んできました。
石木ダムは子供たちの夏のささやかな楽しみも奪います。
毎年、綺麗な乱舞を披露してくれるホタルたちも水の底へ・・・。
田植えからしばらくたち、稲も順調に育っていました。
隅々まで気持ちを込めて作られていました。
代々受け継いで、しっかりと守ってきた田んぼも取り上げられ、潰されてしまうのでしょうか・・・。
季節の花々が綺麗でした。(まだまだたくさんありましたが一部だけ・・)
しかしこうばるの人たちは強い。
強制収容につながる法的な準備が進められ、普通なら心が折れそうな状況ですが、明るく
したたかに県と対峙しています。
「絶対にふるさとは渡さない、絶対にダムは造らせない」と。
県が付け替え道路工事を強行しようとしているゲート前では連日阻止行動行われていいます。