つれづれ小平

忙中閑あり。
徒然のひとときに、自分探しの旅へ。

1987 トヨタカップは雪の中

2010年12月09日 23時46分39秒 | Weblog
クラブワールドカップの歴史はご存じだろう。

インターコンチネンタルカップは、
ヨーロッパと南米の王者が世界一のクラブの名を賭けて闘った栄誉ある大会であった。
しかし、サッカー熱の高揚が激しく、観客の衝突や選手への危害などのリスクが高まり、
警備上の問題から、結果、第三国での1試合限りの決着をはかることになった。

その開催地は日本。タイトルの名はトヨタカップ。
これが、クラブワールドカップの前身だ。

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思えば、1987年12月。国立競技場は折からの大雪で埋まっていた。
さらに雪は降り続く。
しかし、その試合は行われた。雪中でのトヨタカップ。

ペニャロール VS FCポルト

私は今も、あの実況の声を忘れない。

”マジェール、マジェール”

相手のミスで空いた無人のゴールに向かって、
アルジェリア史上最強のストライカーFCポルトのマジェールのロングシュートは雪の上を転がった。
最後のひと転がり。そのボールは、ゴールラインをわずかに超えた。ネットを揺らすことなく。

”ゴーーーーール”

「漁師はセレソンにサッカーで勝てるか」

2010年12月09日 07時02分00秒 | Weblog
アルワハダ(UAE)3-1 ヘカリ・ユナイテッド(パプアニューギニア)

ヨーロッパか南米の王者が出てくるまで盛り上がらないクラブワールドカップ。

その中にあって、最初の話題は、
オセアニア王者ヘカリ・ユナイテッドがどこまで出来るか、
という点であったろう。

なんせ、エースストライカーが元漁師である。
決して、満足な練習環境ではないパプアであろうに、
オーストラリアやニュージーランドは何をしていたんだろうか。

結果は、上記のとおり。
前半40分過ぎにヘカリの守備が破られて(疲れた?)2失点。
後半、さらに1点が入って勝負あり。

開催国UAEアルワハダのゴールはブラジリアンによるものだった。

ということで、
標記に対する答えは "NO" だ。(当たり前か)