しゃこ＠明月庵

壬生川に美人女将あり。
そして、その娘さんもまた当然美人である。

１７日 壬生川駅(愛媛県)着 曇り

にゅうがわ、と読む。
古くは丹生川と書いたらしい。
今は高山市の旧丹生川村と同じで、親しみが湧く。

駅前に林芙美子の石碑がある。
娘から父へ。２２歳の芙美子から実父に宛てた手紙の一文だという。
気丈で、女一人で生計を立て、文学を志す芙美子が、離れ離れになった遠い父を想う手紙である。石碑の文面を前後含めて記す。

人間と云ふもののあまりたよりにならい世に、私は私自身を資本に勝負をしなければならないのです。
体だけは元気です。御安心下さいませ。
「何もかも忘れ、この不幸な私自身を。父上は愛して下さるでせう」
御自愛を祈ります。

　　　　　　　　　　　　芙美子
父上様

元祖「たこむす」

漢字では多幸結。
って、タコ焼きが乗ったお結びである。
６８０円。

箱書きに
「なにわ名物ぎょうさんあれど
これがほんまのむすびの一番」
とある。うまい。

レンジであっためても美味しい、とのこと。
また今度。

淡路島

上沼恵美子が領有権を主張するこの島に来るのは、たぶん小学生の時以来である。
母親に連れられて友人家族とともに観光に来た。
船から鳴門の渦潮を見て、五色浜で石を拾った覚えがある(有料)。

室津ＰＡから見る瀬戸内には幾多の船の往来が見える。ここ北淡(ほくだん)も１９９５には大きな被害を受けた。
思えば、この島出身の大学時代の友人から、玉葱の産地であることを初めて聞いたなあ。。。

感慨に耽る間もなく大鳴門橋。さっき明石海峡大橋を渡ったばかりなのに。
淡路は、その名の由来通り、現代の阿波路となった。

神戸三宮そごう

神戸三宮といえば、１９９５の阪神淡路大震災を思い出す。

旧そごうが倒産した原因の一つに、この被災が挙げられる(主因は拡大路線と土地の値下がりによる負債)。

西武とそごう。今は同じ会社である。
バブル期からの時の流れを感じる。

日本一短い国道

ご存じだろうか。
その国道は神戸にある国道１７４号。

１８７・１ｍ。

瞬く間に通り抜けた。

ハービスENT

阪神バスに電話したところ、
私の乗るバスは大阪駅桜橋口から出たとこの工事中の郵便局の左にあるハービスエントの大阪四季劇場の横から出発する、とのこと。３０分前には切符を買え、とも

固有名詞がさっぱり分からん。

四季劇場やったら行けば分かるやろ、ってなこって、現地付近のビルを眺めたが、オシャレなガラス張りのビルには、それらしい名前はない。

よくよく見ると、ガラス張りの内側に「Wicked」の文字が。ああ、ここがそうか。

東京よりオシャレな大阪には、もう少し東京の人間にもやさしいアクセシビリティをお願いしたいな。

プロキシ・ファイトも終結

米スティールパートナーズがサッポロＨＤの株を売却完了したとの報道。
大株主の売却では、通常、需給の関係で下落する株価が、反対に騰勢を強めたとの報に、機関投資家も含め日本人投資家の反骨と意気を感じた。(考え過ぎ？)
ま、本業専念への期待買いであれば、この数年の闘いが如何に無駄であったのかを示す証左である。

米スティール社の社名の由来は、かつて鉄鋼の商いを行ったことに由来するというが、この一件が、ハゲタカに「盗まれて」、会社も「金も失った」という結末にならずに終息を迎えたことは嬉しい。
同時に、脇が甘かったとはいえ、サッポロ経営幹部の、誇り、威厳、ブランドを一貫して護った姿勢に敬意を表したい。

って、
何だかんだいわず、サッポロビールを飲もう！