ちょこ歴旅

歴史旅…というほどではないけど、気楽な史跡巡り備忘録
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佐倉と佐原

2017年03月21日 21時13分01秒 | 散策、お出かけ
先日、千葉県北部の「佐倉」と「佐原」へ。
そういえば、某空調メーカーの「うるる」と
「さらら」となんとなく似た響き…
それはともかく、これまで成田空港しか行っ
たことがなく、千葉県はほぼ初めて。
いや~楽しみです。

東京から約1時間半、総武線から成田線へと
乗り継ぎ、まずは佐原へ。

佐原は武道の神様で有名な下総国の一之宮、
香取神宮が鎮座する香取市にあり、重要伝統
的建造物群保存地区に指定され、小江戸とも
称される町。
特に小野川沿いの風景が有名。

伊能忠敬旧居前にある通称ジャージャー橋は
30分毎に放尿…じゃなく放水されます。

今回は香取神宮は諦め、さっと2時間ほどで
佐原を堪能し、JR成田線で東京方面へ。
45分ほどで次の目的地、千葉県を代表する
城下町、佐倉へ。

JR佐倉駅で降り、旧堀田邸へ。
ここは明治23年東京から戻った最後の佐倉
藩主、堀田正倫が建てたお屋敷。
国指定重要文化財に指定されており、派手さ
はないけど、さすがは元大名、華族の品格。

普段は公開されていない2階も特別公開中。
あ~こんなお屋敷欲しいな~。

続いて、鏑木町にある武家屋敷群へ。

200石の上級武士屋敷とは思えぬ質素さ。
まさに東国武士らしい質実剛健。

武家屋敷群のすぐ近く、江戸時代の雰囲気が
残るひよどり坂を下り、佐倉城跡へ。
この城は慶長15年(1610年)、江戸幕府の
初期の老中土井利勝が築城。
東日本の城らしく石垣ではなく土塁で守りを
固めた質実剛健な城。
江戸時代を通じて幕府重職の居城として江戸
の東を固める防衛拠点だったそうです。

逸る気持ちを抑え、外周を南東側から見学。

左:城の南、数百メートル延々続く城南堤。
  画像で見るより実物は遥かに巨大。
  往時は土塁沿いに水堀もあったとか。
右:堀の向こうにある小山が城の主郭部。

堀を渡っていよいよ主郭部へ。

左:本丸下の帯曲輪、右手は断崖絶壁。
右:本丸は想像以上に広々とした平坦部。
  かつては豪壮華麗な御殿が営まれていた
  ことでしょう。


左:往時の三重天守は外から見れば土塁上に
  3階建て、本丸内は地面に直接建つ5階
  (一重目だけで床下を含め3階)建て。
  天守台が2段構造なのがその証。
  う~ん、是非見てみたかった。
中:本丸を取り囲む土塁も結構高い。
右:一の門跡の土橋と空堀は画像では分かり
  にくいけど、空堀も相当深いです。

佐倉城は石垣はないものの、深い空堀と高い
土塁に守られた堅固かつ規模の大きな城。
土の城としては保存状態も良く見応え十分。

千葉へ行ったら定番のディズニーランドも
いいけど、一度は佐倉城と城下町の観光も
いかがでしょうか?


~今回の甘いもの~
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141(千葉)佐原 一口もなか
142(千葉)佐原 佐原ばやし
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