2月18日(木)
コロナウイルスワクチンの先行接種が2月17日より始まりましたね。
まずは全国100か所の病院で4万人の医療従事者を対象に行われ、2
月22日の週からは、全ての病院で始まる見通しだそうです。4月に
なると3600万人の65才以上の高齢者を対象に、その後、基礎疾患
のある人820万人や高齢者施設で働く人200万人を優先。一般
の人たちへの接種は更にそのあととは言え、ワクチン接種の機会が
目前に迫ってきました。
ファイザー社が製造拠点を置くベルギーから、空輸で日本にワクチ
ンが到着したのが2月12日。厚生労働省が正式に承認したのが2
14日。承認よりワクチン到着が早く、承認までわずか2日とか、
異例の事ばかりです。
「希望者対象」なので、1か月ほど前の私は「自分はどうする?」
と考えた時「まずは1回スルーして様子をみよう」と思いました。
世界の各地で既に接種している人たちが沢山いる事やワクチンの安
全性が90%を越えている事などの報道を見ても、やはり未知なる
ワクチンは怖いのです。自分の住んでいる地域はそこそこ田舎でコ
ロナウイルスの危険性が弱目に思えますし、私自身この1年間風邪
の症状もなく元気に過ごしてこれました。それがワクチン接種した
ことにより逆に副作用などが出て、具合が悪くなったりしたら…?
こういう事を考えると、幕末に天然痘が流行った時「牛痘(牛のワ
クチン)」を接種した人たちの勇気は凄いなぁと思います。(-_-;)
でも、心は揺れながらも今は「ワクチン、受けてみよう」という方
向に傾いています。それは1月24日(日)放送の情熱大陸を見た
からです。その日の出演者は、感染症医師の勿那賢志さん、感染症
専門家坂本史衣さん、ウイルス学者の河岡義裕さんの3人でした。
河岡さんは前にも単独で情熱大陸に出ておられ、静かだけど信念の
方で語る言葉に重みがあるように感じた人です。
※ 写真はテレビ番組よりキャプチャしました。
河岡さんは今回の情熱大陸で、朝早く外国とリモート会議をし、世
界の情報を正しく得ておられる様子が映し出されていましたした。
その河岡さんの話では、普通なら10年はかかるワクチンの開発を
ファイザー社が1年で成し遂げたのは、奇跡的なことだそうです。
また安全性に関しても、例え50%であっても「この世界の情勢に
鑑みてワクチンを実施した方がよい数値」なのに、90%を越える
安全性というのは本当に凄い事なのだそうです。そのような情報を
得ているためか、番組内では3人が3人とも「自分はワクチンを直
ぐに受けます」と仰っていたのが印象的でした。
筋肉注射で痛そうですし、少ないけれどもアナフィラキシーと呼ば
れる激しいアレルギー症状になる人も確かにいるそうなので、不安
な気持ちはまだぬぐい切れませんが、コロナウイルスワクチン受け
てみようかな?
私の揺れる心は、まだ続きそうです。