やんたけバス研究所 別館

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続・両備の平屋根・・・・

2012-09-07 21:57:00 | バスネタ昔の観光バス
ん?両備の上高地仕様の話題ってもう終わるって言ったんじゃねん?・・・・・

いえいえ、今回紹介するのは上高地仕様でなく単なる平屋根なんですよ。よって全長も12mあるフルサイズなんですわ。両備バスにはこんな車両もいたんですよ。

じゃコレ。

社番:F9017 P-MS725S 平成2年式

何を思ったか、平成2年に両備バスは平屋根のフルサイズのエアロバスを導入したんですよ。画像の車両は貴重なデザイン変更過渡期の新旧折衷デザイン車です。このデザインは旧カラーの3本線と社番部分が特徴的ですがすぐに消えて行きましたわ・・・・。撮影場所である岡山駅の貸切バス乗り場も懐かしいですなぁ。


社番:F9036 U-MS726S 平成2年式

こちらは同じく平成2年式ですが、排ガス規制がU-となって登場!。塗装も新デザインの確定型に改められています。88モデルのエアロバススタンダードデッカーはP-とU-の外観からの見分け方は不可能に近いですわ・・・・。しかしながら、もちろんエンジンは8DC9から8DC10に進化しています。撮影場所は当時入れ食いであった与島の京阪フィッシャーマンズワーフです。これまた懐かしいなぁ・・・・。


社番:F9037 U-MS726S 平成2年式

こうして見ると平屋根のエアロのフルサイズはほんと細長く見えます。ちなみに両備バスに導入されたフルサイズの平屋根エアロは平成2年式のみでP-が2台、U-が4台導入されていました。やはり、スーパーハイデッカー全盛であった当時に、スーパーどころかハイデッカーより見劣りする平屋根は現場で使い勝手が悪かったようで、早々と渋川特急へ格下げされたり他所へ売却されたりと貸切車としては非常に短命でありました・・・。N尺の上高地仕様が比較的長寿であった事を考えると、悲劇の車両と言えるでしょう。ちなみにこの車両の撮影場所は広島の広域公園で当時アジア大会が開催され、選手村になっていた頃ですわ。