やんたけバス研究所 別館

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両備の上高地仕様、在りし日の姿

2012-09-02 20:47:00 | バスネタ昔の観光バス
両備エアロバス上高地仕様、まだネタは続いとります。

本日本当に最後の御奉公で、ツアーが行われましたが妻子持ちのしがないサラリーマンは立て続けに参加することが出来ず、本日は家族サービスに走っとりました・・・・最後の姿が見えず残念でした。

それじゃぁ、その上高地仕様の在りし日の姿をご覧頂きましょう。

コレじゃ!!

社番:F8632 P-MS725N 昭和61年式

残念ながらシビルライナーになったモノとは別の車両です。両備の上高地仕様の平屋根エアロは昭和61年に6両、昭和62年に5両導入されています。画像の車両はそのうちの昭和61年式のもので、登場時はご覧の通り両備旧塗装で登場していますわ。上高地仕様なだけに、通常の貸切よりは少々見栄えが劣るので普通の貸切運用では然程見かけなかったような気がします。なのでこのように結構定期観光で運用されていたかと思いますわ。あ、隣に写っている宇野自動車が気になるのは良くわかりますよ・・・・この乗り場も懐かしいですねぇ。この頃はバスの路線も便数も多く、ホントいい時代でした・・・このときデジカメがあれば最強だったんですけど。


社番:9367 P-MS725N 昭和62年式 旧社番:F8703

こちらは昭和62年式の方。特に年式による変化は無くリピートオーダーでしょうな。平成5年にリニューアルが行われ、塗装が新塗装に改められ社番も改番されましたわ。、それがこの車両、新塗装へ塗り替えが行われる過渡期であったため、当初はこのようにバンパーは黒のままだったんですねぇ。貴重なショットかと。場所は倉敷美観地区。今じゃ数えるほどしかバスが来ませんが、この頃は美観地区の駐車場だけじゃ止めきれず、オーバーフローしたら倉敷市役所の駐車場へ回送されていたんですよ。いやぁエエ時代でした・・・・。


社番:9364 P-MS725N 昭和61年式 F8633

コチラが新塗装の完成形。バンパーの色が黒から白に変わるだけで全然イメージが変わりますなぁ。

前回にも書きましたが、上高地仕様の観光車はその特殊性から短命に終わる物が多いのですが、両備バスのそれは実に26年間と言う昔のバスじゃ考えられない長寿を誇りました。それはもちろん両備のメカニックさんの技術と努力の賜物でしょう!更にもう一つ言えるのが三菱ふそうのバスの品質良さですよね。時は環境問題が渦巻き、これぞ観光バス!と言う旧態たるV8エンジンは駆逐され、ターボに力を任せる直6ターボエンジンが主流となり、趣味的にもいまひとつ味気が無くなりつつありますねぇ・・・また一つ昭和の良い物が消え、寂しい限りでございます・・・・。