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テストは点数を見るだけで終わっていませんか その1

2017年12月11日 | 受験関連

中学校や高校に通うお子さんをお持ちの親御さんは、


学校で受ける定期テストの他に中学生ならば、


学校で実施する実力テスト、


高校生ならば、ベネッセなどの1年に数回受けるテスト、


また塾で受ける学力テストや模試などテストの結果をみて、


一喜一憂するわけですが、お子さんはそれらの


テストを次の勉強に活かしているでしょうか。

 

私の塾では、小学生から中学生までは学力テストを実施しています。

(高校生の場合は年に4回の模試を塾で実施しています。)

やはり、小中学生にとって、毎月テストを受ける効果は絶大です。

 

一定のレベルのテストを受け続けることで、

弱い科目を引き上げていこう、

次は前回より高い得点を取ろうという意欲が湧いてきます。

 

成績が少しでも上向いてくれば、

かならず帳票を返すときに褒めてやります。

このことで、生徒はやる気が出るようです。

 

成績のデータを見ることも大切です。

自分を客観的に見ることは

日頃の生活ではめったに無いですよね。

成績の推移や、教科のどういう単元が苦手、

もっと時間をかけて勉強すべき単元が見えてきます。

成績が返ってきた時に、そこを見極めることが大切なのです。

 

テストの帳票をみることで、本人の持っている弱点や

まだ確実でない単元などを掴めることは確かなのですが、

その帳票を見るだけで終わってはいけません。

 

わたしは、生徒にテストの間違い直しをさせながら、

さらに自己分析をさせます。

たとえば、算数・数学の失点の多くは単純な計算ミスから

派生したものが多いです。

そのミスの特徴をしっかりと見極めるのです。

また、英語なら知識、読解、語彙のどの分野が

弱いのかしっかり分析させます。

 

理系で、数学や物理化学が好きな人でも、

けっこうミスを連発する人がいます。

問題を解く筋道がわかっていても、

時間に追われてやっていると

意外なケアレスミスが多いものです。

しかし、そのケアレスミスも詳しく見てみれば、

いくつかのパターンを見つけることが出来ます。

 

私は、生徒たちにはすべての問題の直しをさせながら、

ミスの分類とそのパーセンテージを出させます。

13問の間違いがあれば、ミスはそのうち何%?

そのミスもどのようなものか本人に説明させます。

こういったミスの分析は、英語・数学の積み上げ科目には

とても有効なのです。

 

分析をふまえて、私は生徒にアドバイスを与えます。

生徒もミスを責められているのではなく、

ミスの原因と、その対策法をアドバイスしてくれるので、

謙虚に私のアドバイスを聞いてくれますね。

 

これは、お母様方に強調したいところなのですが、

勉強を頑張ってやっている限り、

成績がダウンすることはおうおうにしてあります。

しかし、下がったからといって

お子様を責めてはいけないのです。

下がっている原因は

おそらくお子様は気がついています。

むしろ、下がった時が次に上げるための

チャンスが来たと考えてください。

 

成績がダウンしてしまうと、

励まそうと思っていても、つい親御さんは

口調が厳しくなってしまいます。

厳しくすればするほど、子供には

なかなかその思いが伝わりません。

むしろ、親が必死になればなるほど

子供がやる気を失ってしまうことのほうが多いのです。

 

私は生徒が成績が落ちたとがっかりしているときは、

むしろ、今回いろんな問題点が明らかになったのだから、

得点できなかった原因をしっかり見つめて

今後の勉強に活かそうと励まします。

 

そういって、具体的な勉強の方策を伝えます。

こうすることで、2,3ヶ月するうちに成績が

上向き始めれば、しめたもの。

あとは、どんどん上昇するように指導していきます。

 

最近、偏差値などの確実な指標を出さずに、

ただただ授業だけを切り売りしているような

塾が多いように思います。

それは全く指導力のない塾だと思います。

 

教育というのは後戻りはできません。

お子様に合った勉強法や

お子様に合ったしっかりとした

塾に出会われることを切に望みます。

 

次回は、高校生の勉強方法と模試の使い方についてお話します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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