私が塾を始める際に
勉強が楽しくなるような
そんな塾を作りたいと思いました。
授業が楽しいことはもちろんですが、
楽しいだけで終わっている授業ではいけません。
結果が出なくてはやる気も勉強への意欲が
わきません。
例えば、一番わかり易いのは定期テストです。
定期テストで6,70点しか取れない人が、
もう一段点数を上げるには、
対策問題集をたくさんやったから取れるというものでも
ありません。
やはり、繰り返しによる正確な記憶を
徹底しないと、高得点は取れないのです。
かといって、暗記に頼っていては、
テストが終わってしまうとすぐに
せっかく覚えたことが、
長期記憶からこぼれ落ちて、
実力がつきません。
定期テストの対策問題をこなしていても、
それが長期記憶に結びつく、納得しながらの
勉強のかたちができていないと、
力がつかないのです。
生徒一人ひとりの成長するスピードは違っても
正しい勉強方法を身につければ、かならず
伸びていくことは私の長い指導経験の中で
実感しています。
ちょうど今、定期テストが学校から
返ってくる時期ですが、昨日の授業の最初に
生徒が答案を持ってきました。
ある生徒が、初めて英語のテストで99点を
取れたと喜んで、テストの答案を持ってきました。
その生徒は入塾後初めての
定期テストだったのですが、
私のやり方で、英語の定期対策を
1週間集中的に取り組んだのです。
2学期中間テストはの入塾後初めて結果が出る
テストだったので、私も指導の手綱を
緩めませんでした。
その結果が99点でした。1点の失点は
複数のsを忘れたようです。
次は満点も狙えるから、がんばろうねと
伝えると、生徒は笑顔で頷いてくれました。
その話を聞いていた別の学年の生徒も
まだテストを持ってきていないけど、
私も自己最高の99点をとりましたと、
嬉しそうに私に伝えてくれました。
二人の生徒は学年は違えども99点をとれた
喜びで目を合わせてニッコリとしていました。
勉強の面白さは、実はそこから始まるのです。
結果が出て、はじめて先生の指導のもと
かっちりと学習を積めば、高得点が
取れるのだと確信するのです。
この自分に対する自信はこのあと
生徒本人のやる気スイッチをすべて
ONにしてしまうほど効き目が持続します。
こうなると更に不思議なもので、
他の科目も徐々にですが、良くなってきます。
一つの教科の高得点が定着すると、
成功パターンの勉強を続けるだけなのです。
英語はいつもの調子でやれば、必ず90点後半は取れる
という自身が心の余裕を生むのです。
それが他の科目にも良い効果をもたらします。
ある科目において、正確に教科内容を習得し、
それをアウトプットできるということは、
別の教科でも同じことをすることで、
高得点が取れてくるのです。
私は入塾早々の生徒にはこの体験を
実感させてやりたくて、生徒の
長所・短所をしっかり見極めて
指導し始めます。
もちろん生徒によって個性があるし、
早く適応できる人から、ゆっくり適応する人まで
様々ですが、そこは無理をせず子供が
成長してくるのを見ながら、ここっていうところで
はっきりと生徒にも私の考えを伝えながら、
成長を促していきます。
これは、塾の仕事の最も大きい醍醐味です。
【今日の塾長の言葉】
結果を出すことで
やる気スイッチは入る
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