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公立中の中学英語の変化 その1

2021年06月08日 | 英語教育

公立中の中学英語が随分と変わりました。

令和2年に小学校の英語が必修化となり、

成績もつけられるようになりました。

それを受けて、令和3年度から中学校の

教科書が改定され、特に英語の指導内容が

盛りだくさんとなりました。

たとえば、教科書に出てくる単語の数です。

 

ゆとり教育(2002年〜2010年)

のときは3年間で900単語

これは史上最低の量です。

 

それから少しずつ増えて、

令和2年には1200語まで膨れ上がりましたが、

なんと、今回の新学習指導要領では、1600単語〜

1800単語に膨れ上がりました。

なんとゆとり時代の倍の量です!!

 

今年は中学の教科書が一斉に変わり

教育改革元年としてのスタートを見てみると、

他の教科も単元的に増加は著しいですが、

英語の変化が最も大きいです。

この国際化時代の使える英語を習得するという

大義名分が幅を利かせているわけです。

 

お子様を市内の公立中学に通わせている

お母様方は中間テストの英語の問題内容が

そこそこ難しいものになっているという

印象をお持ちであれば、それは正しい判断です。

中1の1学期の中間テストでさえ、

難しくなったので、

中2,中3はさらに難しくなってきます。

 

高校の学習単元である、「仮定法」

「現在完了進行形」「使役動詞」が

新たに追加されくるので、

英文そのものが難しくなるのは

間違いありません。

 

小学校に英語の授業が導入されることになって

たくさんの教科に加えて、英語とは無縁だった

小学校教師に教わる子どもたちは

大変だろうなと心配しておりましたが、

それは杞憂だったようです。

YANO塾の中1の生徒たちの中間テストの

成績を見てみると、なかなか良くできています。

 

この結果だけで判断はできませんが、

小学校英語は役に立っているのだと思います。

 

実際のところ、小学校の先生方の努力は大変な

ものだったと思いますが、

英語導入は試行錯誤しながらも

なんとか結果を出しているようです。

 

もちろん、多くの保護者はご師弟を

英語教室に新たに通わせたりしていいますし、

そこで英語や英会話を習っていることで

英語が定着しているということもあるでしょう。

 

私の塾に通っている

小学生の塾生の親御さんの多くは

小学生対象の英会話や英語教室と

学習の塾は切り分けているようです。

 

YANO塾では、

小学校の間は国語と算数が

指導のメインですが、

中学になると

英語・数学が指導のメインに

変わります。これは受験を考えると

ごく自然なことです。受験科目の中で

数学と英語は最も時間を要する科目です。

 

もちろん塾では必要に応じて

国語も指導しますが、中学生ともなると

国語に投下する時間があれば、

英語・数学に投下したほうが圧倒的に

有利です。

(ただし、国語をおろそかにしてしまうと、

他のすべての科目に影響が出るので、

国語の読解が苦手であれば、

国語の学習も大切です。このことは

その2でお話させていただきます。)

 

 


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