英語というのはみなさん経験があると思いますが、ものすごく
毎日勉強したからといって、いわゆるcommand of English はつきません。
定期テストで９０点以上取るのはむずかしいですよね。
取れれば勝ち誇った気持ちになりますが、だからといって
英語脳になっているわけでなく、暗記したものができた。
予想したとおり勉強したことがたくさん出た。
範囲のあるテストペーパーで良い点がとれたからといって
それは記憶力の勝利だけにすぎません。
英語を自分の意のままに操るまでには、まだまだ長い道のりが
あります。
とにかく、リスニングにしてもたくさんの文を読むにしても
大量に入れて欲しいのです。
英語を耳から、目から大量に入れていくと何ができるかというと、
頭のなかで徐々に英語脳が出来上がってきます。
英語脳になると、英語を英語のままで理解できるし、
また暗記しなくても穴埋め問題なども
できてしまいます。
僕がまだ塾を始めた頃、１６歳も年下の弟が
桐蔭高校に合格して英語の問題集をもってきました。
初めて見る問題集でしたが、穴埋め問題が
わからないので、教えてと言われて
いくつかのわからないところを頭から読んでいって
ここは of が入るよ、ここは withがはいるよと
ここはwhat だね。ここはas ですよ。と、
いってあげると、全部正解していたそうです。
弟がなんでわかるの？
と質問したので、いやなんとなく
わかるんだよ。と答えましたが、
もう一度読みながら文法的に考えても
こうなるんだよ。と文法的なアプローチで教えました。
知識がなくても英語脳を鍛えておけば、
自然に答えが浮かび上がってくるのです。
こういう音が自然、この表現がなじみがよい。
これは日本語を読むのと全く一緒です。
変な日本語なら、だれでも日本人は気が付きますよね。
それと同じです。
つまり裏に隠れている文法もたくさんの英語に
触れているだけで体に馴染むように自然な英語が出てくるのです。
なんか嘘みたいな話に聞こえるかもしれませんが、
こういうことが本当に起こります。
それって大変なことじゃないですか。
ものすごくたくさんの英語を入れるのって・・・
無理です。暗記したほうが早いです。
とみなさんおっしゃるでしょうね。
でもね、暗記っていうのは結局忘れやすいんですよ。
とくにテストが終わったら英語なんて毎日使うものじゃないんで
あっという間に忘れてしまいます。
みなさんに言いたいのは
とにかく英語に触れる時間をながくとってくださいと言いたいです。
英語を読んだり、聞いたり
とにかくそれが楽しいなら続きますよ。
といいたいです。
みなさん、がんばりましょう。
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