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大津市 学校内事件 公教育の限界を露呈 その1

2012年07月19日 | 教育雑感
被害者の父親は、加害者は相当の罪を償い反省しなければならない。
今なら間に合うので、反省して、更生して欲しいと 弁護士から
伝えられている。

なんと、人間的によくできた父親だろう。被害者として悲嘆に暮れているはずの
父親が加害者で自分の息子を死に追いやった3人少年たちの更生を願っているのだ。

加害者の親は彼の爪の垢を煎じてのむべきである。

私が塾を始める前に、叔母に相談した。
彼女は主婦連の副会長をしていて、当時もテレビで発言などする
有名な人で、政界や財界からも信頼が厚い素晴らしい叔母でした。

公教育の先生がよいか、それとも塾が良いか、彼女は私の性格も含めて
塾にしときなさい。 とアドバイスをくれた。

実は私の母親も祖父も高校の先生だった。教育一家ではないが、
教育の大切さは十分わかっている。しかし、現在の公教育は
赤思想に毒されている教職員組合の影響からか、教育の根本が歪んでいる。

ましてや、正義感のある、真面目な先生は 現場で対処できない
問題にぶつかっても、同僚はなかなか助けてくれない。
彼らだって、雑事に忙殺されていて余裕が無いのだ。

教師としてなりたたせるためには、アパシー状態になるしかない。
つまり、無関心、無感動、まるでロボットだ。

教室に行けば、授業を聞けない生徒をいかにおとなしくさせるか
そればかりにエネルギーをもっていかれる。
クラブの指導、生活指導など担当すれば、自分の時間を削って
対応しなければならない、多くの先生が うつ状態で休職したり、
退職する教師が増えている。

では、そういう現場に助言をしたり、指導したりするのが本来
教育委員会であるはずだが、ほとんど機能していない。
また教育委員会は首長からの罷免や、懲罰もないので、
独立しているが、それにあぐらをかき、日和見であり、
仕事らしいことはしていない。

私は一度、和歌山市教育委員会の先生たちと大きく関わったことがある。
息子が小3の時に息子のクラスは完全に学級崩壊を起こし、以前のような晴れやかな顔から
一点暗い顔をして学校から帰ってきだしたのだ。「学校にいくのがいや。」とも言っています。
学級懇談会の時に父親の私も行って、他の母親に話を聞くとあらんことか、心あることも立ちに自傷行為が
出始めたというこがわかったのだ。髪の毛をむしる子供、唇を噛んで血だらけになる子。病気になって学校に行きたく
ない子供が多くいることがそこでわかった。しかし担任にその話を向けると、何事もないというのだ。これは明らかに何か
隠していると思いました。私は心ある母親たちと何度も小さな会を開きました。
事実確認をしながら、今学級で何が起こっているのか徐々に情報が共有されはじめました。

一人では何も出来ませんが、数人のお母さんと、校長とアポイントメントをとって
話し合って、現状をきちんと把握しているのか、また学級が荒れないようにするための
手立てを具体的にどのようにとってくれるのかということを話し合いに行きました。

一番の問題点は指導力のない女性担任 それをいいことに授業中も廊下で遊ぶ生徒
授業中に机の上を渡り歩く子供。その子供たちは担任を 「ばばあ」よばわりしていました。
私の子供もいやなあだなをつけられて困っていましたし、陰湿ないじめをする子供も事実いました。

担任の指導力がないと、子供たちは悪魔に豹変します。
これは、きっと大津市の事件でも、もっと残忍ですが、同じ構図です。

参観日に行ってわかったこと。 担任の授業の技量がなく指導力に全くかけていたこと。
子供たちがそわそわして、保護者が見ていてもその落ち着きの無さは目に余ったこと。


校長や教頭が、見張ったり、時々算数の授業を代わりにしていたそうですが、
それ以外の時に子供たちはまったく授業が成り立たない状態でした。

その事実がわかったのは、実は教室に車椅子のお子さんがいて、そのお母さんが
付き添っていたので、そのお母さんの証言で どれほどひどいクラスになっていたか
情報を私達保護者と共有できたことが大きかったです。

夏休みには 学級懇談会をしました。しかし問題は解決に向かいませんでした。
秋になっても学級の崩壊状態は続き、私の子供も暗い顔をして毎日
学校に行きたいくないと言いながら登校しますので、このままでは埒があかない。
見過ごすことはできないと思い。

市の教育委員会に私から直接訪れて、実情を話しました。

その後、学校訪問をしてくれることになったのです。担当してくれた先生は
大津市の教育委員会のようなおじいちゃんではなく、40台の若い先生でした。

その先生が参観しに来たのですが、そういう時に限って、教室をかき回している子供は
おとなしくします。(彼らは想像以上にずる賢いです。)

市の教育委員会の見解は 参観をした結果 特に問題なし  その結果を聴いて

      唖然としました。 この人達、ほんとに世間知らず。
   
      状況把握能力 0 でした。

     それで、もう一度アポイントメントをとって、私一人で教育委員会にのりこんで、
     事の状況を説明しました。どういう調査をしたのか聴いて
    いかに、その調査が表面的でいい加減なものなのかということを説明しました。
    それで、再調査ということになり、参観の形でない方法で調査をする。
    と約束してくれました。まぁ、私の言うことを理解してくれたのが救いでした。

 結局 担任の先生は、休職、 代わりの若い先生が2学期の後半から来て、クラスはようやく落ち着きました。
4年生に上がるときも、当然暴れていた子供を離し、クラス替えにも調整が入りました。

これだけのことをするのに、ものすごいエネルギーが要りました。
教育委員会のメンバーにはもっと世の中のことを知っているまっとうな人がなるべきです。

続く





  



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