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向陽中、桐蔭中の面接対策をどうするか その1

2019年01月03日 | 中高一貫校対策

向陽中、桐蔭中の受験勉強

真っ只中の受験生の皆さんは、


過去問にチャレンジしたり、

対策問題集の問題に取り組んでいると思います。


受験科目の中で、2つの適性問題の他に、

600字の作文はなかなかハードルが高いし、


さらに面接についても準備しなければなりません。

今回はこの面接についてお話します。

 

受験校の面接を担当してくれる面接官は、

向陽中、桐蔭中の先生です。

受験する前に願書を提出していると思います。

その際に提出した書類の中に

担任の先生が作成した調査表があります。

いわゆる内申書というものです。

その中に受験生の人となりや

クラスの中での様子など所見を書くところが

あります。これも実は試験管にとっては

合格者を決める上で、重要なファクターです。

 

向陽中、桐蔭中のいずれの先生方も

次代のリーダーを育てるべく、

できるだけ優秀な生徒を

取りたいと思っています。

また、入試ですから、

厳正に合格者を決めたいと

考えています。

 

面接は受験者に直接質問できる

チャンスでもあるわけです。

また受験者にとっても

自分の個性をアピールできる

貴重な機会を与えられているわけです。

 

とはいえ、数百人の受験生を

3分から5分位の時間で4,5問の

質問で見極めなければならないのですから、

先生方にとっては大変な仕事です。

 

ところで、

向陽中、桐蔭中の先生になるためには

どのような資格が必要か皆さんご存知ですか。

 

実は、中学校の先生で、

教育免許をもっていれば、

誰でもなれるわけではありません。

 

向陽中、桐蔭中の先生方は、自分から

向陽中、桐蔭中の先生になりたいと

志願して、選考の上でこの学校で

教師として働いています。

いわば、やる気のある先生方なのです。

 

自分が教えたい生徒を選べるというのは

実に教師冥利に尽きるというものです。

だからこそ、先生方も合格者を選ぶにおいて、

面接においても本気で臨んでいます。

 

向陽中、桐蔭中の先生方は

長年合格者してきた生徒と接しているので、

合格者が醸し出しているオーラのようなものを

嗅ぎ分けられます。

実は、生徒と長年接してきている先生は

子供の資質を見極める選択眼は

私達の想像を超えるほど鋭いです。

 

 

中高一貫校受験における面接で

試験管は受験生の何を見ているか


みなさんの、知りたいことは

その一点だと思います。

 

面接は確かに合格を決めるにおいては

重要なファクターの一つですが、

あくまで面接は合否を決める

最終確認にすぎません。

 

1日目の試験のダメージを

カバーするだけの

起死回生の逆転ホームランは

面接では望めないのです。

 

受験生を持つ親御さんからしたら、

どういうことが面接の際に

質問されるか知りたいと思います。

具体的な質問内容については

次回お話しますが、

面接をどんなに練習していっても

百戦錬磨の面接官にとっては

あまり意味がないのです。

 

答え方や内容については

似たり寄ったり、多くの受験生が

塾で、またお家で面接対策が

周到に準備されているのは知った上で、

試験管は受験生の人となりを見ています。

 

面接の際の質問に答えるときの

内容はもちろん大事なのですが、

それより大切なことは

答え方です。

答えているときの表情、

自然な笑顔、

また困った問題のときでも

じっくり考え、それなりの答えを

落ち着いて用意できるかどうかを

面接官は見ています。

面接官はそういった機械的に

点数化、数値化できないところ

見ているのです。

 

そうはいっても、

私の塾でももちろん面接対策はしています。

あくまで、面接において緊張しないための

シュミレーションを体験してもらうための

事前練習として対策をしています。

ですから、面接対策は

一夜漬けのようなものです。

 

長年、私の塾においては

生徒一人ひとりに対して、

言葉を丁寧に使っています。

子どもたちも入塾して一ヶ月もすると、

落ち着いて自分の事が

話せるようになってきます。

 

実は人となりや言葉遣いは

人との関わりで

形成されていきます。

まわりの大人が

きちんとした日本語を話すことで

自然と子供の日本語がしっかりしてきます。

きちんとした日本語を話せるようになると

落ち着きが出てくるのです。

 

私の塾に入って数ヶ月経つと、

親御さんから、子供が落ち着いてきたと

よく言われます。

その落ち着き、思慮深さを育てるには、

やはり時間がかかります。

ですから、受験指導は付け焼き刃ではだめなのです。

受験は登山とよく似ています。

じっくりと準備や装備をして

周到な計画のもと、一歩一歩高みに向かって

登っていくことです。

 

その2では、面接の中身について

どう対応したらいいか具体的にお話します。

 

 

 

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