YANO塾の塾長がお送りする教育関連ブログ

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近附の先生の訪問がありました

2023年07月20日 | 塾説明会

近附和歌山の樋口先生が

YANO塾を訪問してれました。

樋口先生は入試広報部の部長になられて

今年から塾を訪問をすることにしました。

と仰っていました。いままで他の私学の先生の

訪問は度々受けたことがありましたが、

近附からは初めてでした。

 

お話を始めると大変気さくにご自分のことも

学校のこともお話してくれました。

樋口先生の専門は物理だそうですが、

先生が、高校の頃は物理はどちらかというと

好きな科目ではなく、数学のほうが

良くできたとおっしゃっていました。

高校の頃の先輩が阪大で超伝導を研究されていたとかで、

それに影響を受けて大学では超伝導の勉強を始めたものの、

あまりに難しすぎたので、大変だったというお話を

してくれました。実直にお話される先生のキャラクターに

魅力を感じました。

 

今年度の大学合格の実績の一覧表も見せていただき、

近附に通っていた塾生の結果(東大進学)も入っていました。

その生徒のことも先生が担当していたとかで、

ご存知でした。

 

その後、東大の入試問題に話が広がりました。

東大の物理の問題で実験に絡んだ問題が出るのですが、

東大には入試問題作成のための専用実験室があって、

入試問題の実証実験を必ずするそうです。

つまり机上の問題のための問題は作成しないという

徹底ぶりなのだそうです。

物理というのは数学と違って、物がどう動くかという

ことをベースにした非常にリアルな学問です。

しかし、数式がリアルを超えることはよくあることで、

ものの正しい動きを無視した入試問題がけっこうあるそうで、

答えは出たとしても、リアルを無視した

悪問が結構あるのだそうです。

 

こういった入試問題用の実験室があるのは

日本では東大だけだそうです。入試問題であっても

一本筋の通ったところが真の学問を追求する

最高学府である東大の矜持だと思います。

 

YANO塾と近附との関わりは長いです。

近附和歌山高校が和歌山にできたとき、一期生が

YANO塾から合格しています。

 

私立の中学受験が最も活況を呈していたとき、

その倍率は今では考えられませんが、

近附の中学の定員80名に対して、

なんと500名を超えていました。

その倍率の厳しいおり、YANO塾からも

合格を果たした受験生がいます。

 

近附中に合格するには駸々堂の模試で偏差値は

60を超えないと絶対に合格できませんでした。

当時は、近附に入るのは至難の業でしたが、

現在ではどの私立を受験するにしても、

少子化の影響で倍率は1倍に限りなく近づいています。

時代は変わるものですね。

 

ここ数年は和歌山の12歳〜15歳人口は微減ですが、

あと10年も経つと、半減します。

あらゆる教育機関がこの厳しい状況を

迎えることになります。

 

たくさんの子供が集まってくる

教育機関であり続けるためには、

常に時代の変化を折り込みながら、

生徒自らが活き活きと学び、

成長できる場であり続けることが

必須条件だと思います。

 


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