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賢い子供に育てたい

2016年03月07日 | 子育て

しかし、人間はゲンキンなもので、そのうち歩くのが当たり前になって

今度は言葉をしゃべるのを楽しんでいる自分がいる。

そうしているうちにどんどん子供が大きくなり、幼稚園や小学校に行くようになると、

学校の勉強が気になり始める。ちゃんとやっているのだろうか。

最初はとにかく元気でありさえすればいいと思っている自分の中に

欲が出てきて、勉強だってできるに越したことはない。

そう考えている自分がいる。

勉強さえできればいいのだろうか。いやそんなことはない。

人と協調してやっていける柔軟性も必要だし、

弱い子を思いやる優しさだって必要だし、理不尽なことには

ぶつかっていける力強さも育ってほしいと思う。

自分のことを振り返らず、子供には期待ばかりしている自分を

発見する。

親っていうのはそんな生き物です。

だれしも一緒です。

賢い子供ってどんな子供なんでしょうね。

いつも満点近くとって、トップクラスにいる。

トップと言ってもその狭い中での学業のトップ

それもしれている。世の中には点数をバンバンとる子供さんは

ゴマンといます。

これは、知り合いのニューヨークから来たアメリカ人との話ですが、

彼のお父さんはかれが子供の頃、いつも耳タコのメッセージを投げかけられていたそうです。

それは、

「とにかく、人と違った人間になりなさい。」という言葉です。

それを毎日学校から帰ったらいつも言われたそうです。

日本人というのは違います。

「他人に笑われないように生きなさい。」

「人に後ろ指を指されないように生きなさい。」

「出る釘は打たれる」

「沈黙は金」

日本人って面白いですね。

事なかれ主義がいいのでしょうか。

いいえ、そんなことはありません。

本当にこの日本を動かした人は上に挙げた内容とは

真逆の人生を歩んだ人ばかりです。

自分の生きたいように生きた人がほんとうに

歴史の中で光り輝いています。

そういう人物の共通点ーーーそれはほんとうの意味で賢い、

気が回る、物事を深く考える。

その素地として、母国語がしっかりしている。

古の時代から江戸、明治の時代のほぼすべての偉人が

小さい頃から教養を養ってそれを確固たるものになるまで積み上げています。

学校がなかった時も、家で漢文の素読をして

それをまる覚えしています。

いにしえの古い書物のあらゆる賢人のものの考え方を

自分のものにしています。だからこそ

これらの偉人たちは背骨が一本通っています。

本来、学業とは人心を鍛えるものであるはずです。

忍耐強く一つのことに集中できる精神を鍛えているわけです。

もちろん、勉強が出来るだけでは本来の人間性が養えているかどうかは

わかりません。

まず、お父さんやお母さんに実践していただきたいことは、

朝起きたら、笑顔でおはよう。

親子であってもなにかしてもらったら、「有難う」

という。

そういった基本的なことを実践してみてください。

それが出来るだけでも、子供はかわってきます。

私の塾でも、子供たちは「有り難うございました」

をいっています。辞書を借りても、

ひとつのことを教わっても、

授業が終わったときも 「有り難うございました」

です。

この人に感謝の言葉を伝えるだけで、

勉強していきたことがすっと頭に入るのです。

子供は命にあふれています。

その生命を与えられたことに 「有り難うございました」

を心から言える子供さんは

本当に賢い子供になっていくと思います。

 


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