またガソリンが値上げしましたね
リッター180円ですよ
これはいくらなんでも高過ぎるーーーっ
8月にはまた更に値上げするような話も聞こえてきてるし、この先ホント
どうなっちゃうんでしょうね・・・
これから出掛ける時は自転車にしようかな・・・
(その前に自転車買わなきゃ・・・)
さて、前回のブログや毎月発行しているニュースレターにて少し告知をさせて
いただきましたこの秋発売予定の
セルローズファイバー吹込み断熱工法
を採用した新商品について、早速何件かお問い合わせをいただきました。
誠にありがとうございます。
ということで、今日はこのセルローズファイバーのお話しをしてみようと
思います。
ここ最近、見学会などでお客様とお話ししていても、「断熱材」や「断熱工法」
にこだわられる方がとても増えてきたように思います。
今さら説明の必要もないかもしれませんが、「断熱」の役割を一言でいうと、
外の熱や寒さをシャットアウトして部屋の中の温度のムラを
なくすこと
です。
そして、断熱の性能が良くなると、室内の温度を必要以上に上げたり下げたり
しなくても、ちょっとしたエネルギーで十分快適に過ごすことができるように
なり、その結果、暖房や冷房の使い過ぎを減らして、
◆光熱費の節約 ⇒ 省エネ
◆CO2の削減 ⇒ 地球温暖化防止への貢献
という効果ももたらしてくれます。
冒頭のガソリンの値上がりもそうですが、食料品の値上げや住宅ローンの金利
引き上げなど、これからどんどん家計が苦しくなりそうな状況の中で、
建てた後も無駄なエネルギー(光熱費)を使うことなく、家計にも環境にも
やさしい建物こそが本当の意味で『快適な住まい』だと私は思います。
話が少しそれてしまいましたが、ひと口に「セルローズファイバー」といっても
実は様々な種類があります。
○ 原料がダンボールからできているもの
○ 原料が新聞古紙からできているもの
○ 海外から輸入したもの
○ 沈下防止の接着剤を混ぜた「湿式」のもの
○ 接着剤をつかわない「乾式」のもの
今回弊社で採用する「セルローズファイバー」は、
◇新聞古紙を再利用してできた自然素材100%
で、しかも、
◇沈下防止のため麻の繊維を配合
した『MSグリーンファイバー』というものです。
≪従来のセルローズファイバーで施工した場合≫
セルローズファイバーは反発力のない綿状の繊維のため、時間が経つと
自重で徐々に沈下し、上部に隙間ができてしまうという問題がありました
≪MSグリーンファイバーで施工した場合≫
「麻」の繊維を配合することによりファイバーの荷重を支え、沈下を防止
させることを日本で初めて可能としました
この「MSグリーンファイバー」は接着剤を使用しない「乾式」というところも
ポイントです。
先程、セルローズファイバーにも様々な種類があるといいましたが、沈下防止の
ために接着剤を混合した「湿式」のセルローズファイバーの場合、
① 筋交いやコンセントボックス・配管の裏側まで隙間なく吹き付けることが
難しく、隙間が出来て断熱欠損を生じてしまう
② 乾燥養生期間が非常に長くかかる
③ 柱など構造材にせっかく乾燥材を使用しているにもかかわらず、わざわざ
濡らすことになってしまう
④ 施工直後は水分を含み荷重が重たくなっているため、沈下が起きてしまう
恐れがある(また、振動を与えるとはがれてしまう)
⑤ 現場が汚れやすい
などといった問題点があります。
その点、接着剤を一切使わずに沈下防止に麻の繊維を配合した「MSグリーン
ファイバー」の場合は、上記のような問題点もなく、また、これまで不可能
だった60kg/㎥という高密度施工を、施工方法と吹込み機械の開発により
可能としました。
日本で初めてセルローズファイバーによる乾式での吹込み評定を
「(財)住宅・建築・省エネルギー機構」より取得
※住宅金融公庫割増融資の対象工法です
では、実際に現場でどのような施工をするのかご紹介してみたいと思います。
※上図のように施工する部位によって施工方法が異なります
<1>壁断熱
① 施工前の状態
②シートの貼り付け
③専用機械によるセルローズファイバーの吹込み
④施工完了
※この状態でシートの表面を触ってみるとかなり
パンパンになっているのが分かります
<2>床断熱
※土台・大引の上下にシートを貼り付け、壁の施工と
同様にセルローズファイバーを吹込みます
<3>屋根裏断熱
※屋根の垂木にシートを貼り付け、壁の施工と
同様にセルローズファイバーを吹込みます
<4>天井裏断熱
※2階の天井裏に直接セルローズファイバーを吹き積も
らせていく方法です
<5>防音施工
※上下階の防音効果を高める目的で2階の床裏にも
セルローズファイバーを吹込むことができます
いかがですか?
写真では伝わりにくいかもしれませんが、60kg/㎥という高密度で吹込みが
された状態は、指で押してもつぶれない程かなり”パンパン”な状態です。
ちなみに、この断熱施工はグラスウールのように大工が行うわけではなく、
専門業者の社員による『責任施工』となり、施工完了後は必ず
『施工報告書』をお客様に提出いたします。
ということで今日は少し長くなってしまいましたが、セルローズファイバーの
お話しをしてみました。
ご興味の方にはパンフレットと小さな袋に入ったセルローズファイバーの
サンプルを無料でお送りしておりますので、お気軽にお申し付けください。
←こんな感じのものです
以上、木村でした!