矢野住建 Create the ideal

簡単に妥協したくない方へ。理想を創る、宇都宮市の矢野住建ブログです

新潟県中越沖地震

2007年07月20日 | 注文住宅 トピックス

新潟県中越沖地震義援金関連のリンク

YAHOOボランティア

http://www.pref.niigata.jp/suitou/info_saigai_2.html
日本赤十字社
http://www.jrc.or.jp/sanka/help/news/1247.html

7月16日午前10時13分頃に新潟県柏崎市を中心に襲った『新潟県中越沖地震』。

まず、亡くなられた9名・未だ安否の分からない1名・重軽傷を負われた1090名そして多大な被害を受けた被災者の方々には、私をはじめスタッフ一同心よりお見舞い申し上げます。

私は、テレビ・新聞を通し伝わってくる被災地の情報から被害の大きさを知りました。被災地が新潟県中越と知り、『なぜ?2度も・・』と2年9ヶ月前の事が頭をよぎりました。2度に渡り大きな被害を受けた新潟の方々には何とか元気を出してもらいたい。この状況に負けずに乗り越えて欲しい。その思いがこみ上げてきました。

気が付くと新潟へ車を走らせていました。被災地の近くでは、道路の亀裂や凸凹がひどく 屋根瓦の落下・崩れた石塀などが目立ちました。そして柏崎市内に入り車を降りて私達が見た物は、街中に半壊・全壊の建物が道を塞ぎ、歩道は波打ち地盤が沈んでいるという光景。言葉がありません。
現地で私は、今回の震災で被災地の復興には相当の時間とお金が必要だと感じました。私達が協力出来る事は微々たる事かもしれない。けれども日本中がこの事に目を向け、その時だけではなく常に地震災害について考え、助け合っていかなければいけないと感じました。そして私は地震大国“日本”に住んでいるということをあらためて思い知らされたのです。
7月18日の写真。左:倒壊し、道を塞ぐ家屋。   右:崩れた石塀。


しかし、もし関東、いや栃木県にこの地震が起きたら被害はどうだろうか?我われ建設業者として何が出来るであろうか?来たるべきその時にどんな備えが必要なのか?
具体的になりますが、築年数の新しい建物の外的損傷はほとんど見られなかったのですが、建物内では食器類の散乱・家具の転倒による怪我など、まだまだ改善しなければいけない所があるなと感じました。そして建物の半壊・全壊の被害を受けている建物のほとんどが、瓦屋根や土蔵造りといったいわゆる自重の重く築年数の古い建物であるという事。またそういった建物に住まわれている方が圧倒的にお年寄りが多い事。お年寄りの方が一瞬で家を無くしてしまうのはあまりに辛い。
今回私が現地で感じた事・見てきた事を形にしたいと思っています。雨風をしのぐだけの家ではなく、そこに住まわれる方の命さらには生活・人生を守るという使命を強く感じました。

7月18日の写真。 左:液状化現象による墳砂の跡 右:1階部分が倒壊した家屋


矢野 満