やなさん浜松E-RA日記

浜松暮らしを楽しむ人を応援する柳原新聞店社長の日記です

人手不足時代

2007年03月28日 | ビジネスシーン
昨日の浜松マーケティング研究会はおなじみ矢野新一先生

テーマは「人手不足と競争激化で真価が問われる中堅企業」

人手不足の原因として
1、若年人口の減少
2、職業意識の変化
3、団塊世代の大量退職を見込んだ大手企業の雇用増
4、労働条件の良い他職種に流出

が主な原因ですが、バブル時代以上に深刻な状況になるとのこと。

また今後人手不足による廃業(都内では38%の企業が検討中)、倒産、吸収合併が進むとのこと。

その対策として

1、社員が辞めない会社になる
労働条件や業績評価はもちろん、風通しの良い会社にし、家族も会社を好きにさせる努力が必要、要は「いい会社」する環境づくりが大切。

2、求人戦略
 ( 企業力 )×(労働条件力)×(採用活動力) の掛け算で考える。
   イメージ   人事制度    予算
   事業内容   仕事の内容   マンパワー

採用も投げ網方式ではなく、一本釣り、つまりターゲットを絞る。
例えば高卒採用ならターゲットとした高校のみ積極的に訪問する。
採用者に対するCS、つまり対応を丁寧にきめ細かく、例えば採用面接に訪問の際は「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」とお客様と同じように対応する。

   採用はファン作り=社長の熱い想いを伝えることが大切。

求人広告のつくり方は、求職者に安心感を持たせる工夫が大切。

など教えていただきました。

新聞業界も今後、厳しい環境になるでしょうから良いヒントをいただきました。