■ 教育委員は任命制をやめて公選制に戻すべきだ!
河村名古屋市長の「教育委員地域公選制」に注目しよう!
現在私が住む杉並区の教育委員会には下記の【参考資料1】のように5名の教育委員がおります。(写真は問題発言の宮坂公夫氏(76))
委員長の大藏雄之助氏(78才)は3年前に区民の大反対にも関わらず扶桑社版「中学校歴史教科書」を強行採択した際、「従軍慰安婦なんていなかった。あれは売春婦」「原爆の記述が薄くなっているが、みんなすでに十分知っていて、どこでも調べられる」「平和は大事、戦争はいけないと百万遍言えばそうなるのか。そうはならない。割り切って世界はそんなものだよという方がよい」などと、「教育者」とは思えない暴言を吐いた人物です。
また委員長職務代理者というわけのわからない役職が付いている宮坂公夫氏(76)は「平和への志向は避けたい」「『天皇は神聖にして侵すべからず』(明治憲法)は象徴天皇を昔の言葉で言っている」「さすが『慰婦』の記述はなくなった。よいことだ」などと戦前の天皇制軍国主義そのものを公言している人物です。
この二人は山田宏杉並区長が「扶桑社版歴史教科書」を全国で始めて杉並区に導入すべく教育委員会に送り込んだ「新しい歴史をつくる会」系の右翼ファシストです。
5月3日の杉並区教育委員会定例会議で痴漢を擁護する発言をした76才の教育委員がいたことが報じられました(【注目記事1】参照)が、この教育委員は宮坂公夫氏です。
区長や市長や知事が自らの野心を実現するために「教育者」にふさわしくない人物を教育委員任命する現行の「教育委員任命制」はあまりにも弊害が多すぎます。直ちに中止して「教育委員公選制」に切り替えるべきで
す。その点で、先日圧倒的な得票数で当選した河村名古屋市長が米国の例を参考にして提唱する「選挙で地域ごとに教育委員を選ぶ名古屋モデル」(【注目記事2参照】に大いに注目したいと思います。
【注目記事1】杉並区教育委員が痴漢を擁護する発言か? 5月13日
2009.06.05 週刊金曜日 「金曜アンテナ」
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=641
東京都杉並区教育委員会の教育委員(76歳)が5月13日の定例会議において痴漢容疑で逮捕された教諭の報告を受けた際、「最近の女性の服装の乱れは度を超しており指導が必要」趣旨の発言をした(『朝日新聞』5/28)。
区教委は、発言と報告との関係はないとしているが、誤解を招いたと認めている。性犯罪被害者のほうに「落度」があるかのような発言であり、問題視された。この委員は、26日の教育委員会で「誤解を招いたすれば不徳の致すところ」という趣旨の発言をしたという。
協力/mネット・民法改正情報ネットワーク、現田正義
【注目記事2】「教育委員、地域ごとに選挙で」 名古屋・河村市長
2009年5月27日 朝日新聞
http://www.asahi.com/politics/update/0527/NGY200905260020.html
名古屋市の河村たかし市長は26日、来年から市教育委員会の改革に取り組む考えを示した。選挙で地域ごとに教育委員を選んでいる米国の例を参考に、「名古屋モデル」を作る。河村市長は「来年の最重要テーマの一つになる」と話している。
河村市長は同日、市立小中学校PTA協議会のあいさつで、米国の教育委員会について「中学校区ぐらいの単位で委員を選挙で決め、学校をどう作るか、学期をいつ始めるかを話し合って決めている」と紹介し、「来年から自主的に自分たちで決めるような取り組みを作りたい」との考えを示した。
河村市長は、市長選のマニフェストでも教育委員会の他に地域住民による運営協議会の設置を掲げていた。市教委の権限を中学校や小学校の校長に移譲し、地域の代表で組織する運営協議会と共に学校を運営するという。
現在、市は予算の一部を地域ごとに選挙で選ばれた委員が決める「地域委員会の創設」を進めているが、教育分野でも同様の制度をつくる方針。河村市長は、報道陣に対し「教育について住民みんなが決める制度を作り、一番大事な教育をもっと盛り上げたい」と話した。
(塩原賢)
【参考資料1】 杉並区教育委員会教育委員 (杉並区公式ホームページより転載)
委員長 大藏 雄之助
委員長職務代理者 宮坂 公夫
委員 安本 ゆみ
委員 大橋 辰雄
教育長 井出 安
職 名氏 名委 員 任 期
委 員 長 大藏 雄之助 平成20年12月1日~平成24年11月30日
委員長職務代理者 宮坂 公夫 平成20年12月1日~平成24年11月30日
委 員 安本 ゆみ 平成18年6月30日~平成22年6月29日
委 員 大橋 辰雄 平成20年10月11日~平成24年10月10日
教 育 長井出 安 平成19年6月29日~平成23年6月28日
河村名古屋市長の「教育委員地域公選制」に注目しよう!
現在私が住む杉並区の教育委員会には下記の【参考資料1】のように5名の教育委員がおります。(写真は問題発言の宮坂公夫氏(76))
委員長の大藏雄之助氏(78才)は3年前に区民の大反対にも関わらず扶桑社版「中学校歴史教科書」を強行採択した際、「従軍慰安婦なんていなかった。あれは売春婦」「原爆の記述が薄くなっているが、みんなすでに十分知っていて、どこでも調べられる」「平和は大事、戦争はいけないと百万遍言えばそうなるのか。そうはならない。割り切って世界はそんなものだよという方がよい」などと、「教育者」とは思えない暴言を吐いた人物です。
また委員長職務代理者というわけのわからない役職が付いている宮坂公夫氏(76)は「平和への志向は避けたい」「『天皇は神聖にして侵すべからず』(明治憲法)は象徴天皇を昔の言葉で言っている」「さすが『慰婦』の記述はなくなった。よいことだ」などと戦前の天皇制軍国主義そのものを公言している人物です。
この二人は山田宏杉並区長が「扶桑社版歴史教科書」を全国で始めて杉並区に導入すべく教育委員会に送り込んだ「新しい歴史をつくる会」系の右翼ファシストです。
5月3日の杉並区教育委員会定例会議で痴漢を擁護する発言をした76才の教育委員がいたことが報じられました(【注目記事1】参照)が、この教育委員は宮坂公夫氏です。
区長や市長や知事が自らの野心を実現するために「教育者」にふさわしくない人物を教育委員任命する現行の「教育委員任命制」はあまりにも弊害が多すぎます。直ちに中止して「教育委員公選制」に切り替えるべきで
す。その点で、先日圧倒的な得票数で当選した河村名古屋市長が米国の例を参考にして提唱する「選挙で地域ごとに教育委員を選ぶ名古屋モデル」(【注目記事2参照】に大いに注目したいと思います。
【注目記事1】杉並区教育委員が痴漢を擁護する発言か? 5月13日
2009.06.05 週刊金曜日 「金曜アンテナ」
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=641
東京都杉並区教育委員会の教育委員(76歳)が5月13日の定例会議において痴漢容疑で逮捕された教諭の報告を受けた際、「最近の女性の服装の乱れは度を超しており指導が必要」趣旨の発言をした(『朝日新聞』5/28)。
区教委は、発言と報告との関係はないとしているが、誤解を招いたと認めている。性犯罪被害者のほうに「落度」があるかのような発言であり、問題視された。この委員は、26日の教育委員会で「誤解を招いたすれば不徳の致すところ」という趣旨の発言をしたという。
協力/mネット・民法改正情報ネットワーク、現田正義
【注目記事2】「教育委員、地域ごとに選挙で」 名古屋・河村市長
2009年5月27日 朝日新聞
http://www.asahi.com/politics/update/0527/NGY200905260020.html
名古屋市の河村たかし市長は26日、来年から市教育委員会の改革に取り組む考えを示した。選挙で地域ごとに教育委員を選んでいる米国の例を参考に、「名古屋モデル」を作る。河村市長は「来年の最重要テーマの一つになる」と話している。
河村市長は同日、市立小中学校PTA協議会のあいさつで、米国の教育委員会について「中学校区ぐらいの単位で委員を選挙で決め、学校をどう作るか、学期をいつ始めるかを話し合って決めている」と紹介し、「来年から自主的に自分たちで決めるような取り組みを作りたい」との考えを示した。
河村市長は、市長選のマニフェストでも教育委員会の他に地域住民による運営協議会の設置を掲げていた。市教委の権限を中学校や小学校の校長に移譲し、地域の代表で組織する運営協議会と共に学校を運営するという。
現在、市は予算の一部を地域ごとに選挙で選ばれた委員が決める「地域委員会の創設」を進めているが、教育分野でも同様の制度をつくる方針。河村市長は、報道陣に対し「教育について住民みんなが決める制度を作り、一番大事な教育をもっと盛り上げたい」と話した。
(塩原賢)
【参考資料1】 杉並区教育委員会教育委員 (杉並区公式ホームページより転載)
委員長 大藏 雄之助
委員長職務代理者 宮坂 公夫
委員 安本 ゆみ
委員 大橋 辰雄
教育長 井出 安
職 名氏 名委 員 任 期
委 員 長 大藏 雄之助 平成20年12月1日~平成24年11月30日
委員長職務代理者 宮坂 公夫 平成20年12月1日~平成24年11月30日
委 員 安本 ゆみ 平成18年6月30日~平成22年6月29日
委 員 大橋 辰雄 平成20年10月11日~平成24年10月10日
教 育 長井出 安 平成19年6月29日~平成23年6月28日