杉並からの情報発信です

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やはり正しかった 7年前の「小泉純一郎批判」

2008年02月24日 03時20分15秒 | 政治・社会
 7年前に私が書いた「小泉純一郎批判」の文章が偶然見つかりました。

 私は、今から7年前の2001年5月26日に杉並区内で、【小泉政権の目くらま

し「改革者」イメージに騙されること無く、「主権在民」の本格的政権を樹立する運動を

つくろう!】という小さな市民集会を企画し、開催したことがあります。その年の4

月に第87代内閣総理大臣に就任した小泉純一郎氏は、「自民党をぶっ壊す!」「私

の政策を批判する者はすべて抵抗勢力」と絶叫し、古い自民党政治や強固な官僚制度

を壊してくれる「改革者」の鮮烈なイメージで国民の圧倒的な人気を集めていました。

 この集会は、「小泉純一郎はエセ改革者であり騙されてはいけない」ことを訴える

集会でしたが、マスコミに取り上げられることも無く、世間的には完全に無視されま

した。

 集会を主催したのは、市民団体「市民連帯・波21」でした。この団体は、

2000年の1月から4月の総選挙にかけて大きな影響力を発揮した韓国の「落選運

動」に学び、2000年5月~6月にかけ、日本の総選挙で「落選運動」を展開しま

した。

 代表は、小新聞「野火」発行人で市民運動家の桜井善作さんです。私は事務局長と

してこの落選運動に加わっていました。

 当日は、パネリストとして五十嵐二葉弁護士やロック歌手の喜納昌吉さん(現民主

党参議院議員)など5名が出席し、全体で40名ほどの参加者がありました。今回見

つかった文章はその集会の案内文です。

 いま内容を読み返してみますと、7年前の「小泉純一郎批判」は全く正しかったことが分かります。

 しかしながら力不足のため、我々が批判したことが、小泉政権下でほとんど実現さ

れてしまったこと。その結果、我々が当時危惧していた「戦争と大不況と弱者切り捨

て」の時代が現実のものとなってしまったことが残念でなりません。

 今からでも決して遅くは無いと思います。われわれは、1度は騙されても、2度は

騙されません。

 「戦争と大不況と弱者切り捨て」の時代から、「平和でゆとりのある平等な社会」

の実現を目指し、まず大人が立ち上がりましょう。大人が闘いに立ち上がれば、怒れ

る若者も真に闘う相手が見えてくるものです。

2008.02.24 「JanJan」公開記事

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