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ネットでは鳩山内閣支持率は54.9%

2010年04月16日 18時13分30秒 | 政治・社会
大手マスコミによる最新の世論調査で鳩山内閣の支持率が3割を切ったと反民主党勢力は喜んでいます。

しかしながら選挙情報専門サイト「Election」が同時期に行ったネットを使った「世論調査」では、鳩山内閣の支持率は54.9%であり大手マスコミの結果と全く異なった結果が出ています。

どちらの結果が正しいとは一概には言えませんが、少なくとも大手マスコミが自社の「世論調査結果」を発表するときにはネットによ「世論調査結果」も同時に発表すべきなのです。

どちらが「真の民意」を反映しているかを判断するのはあくまでも有権者であり、大手マスコミは「情報の選択肢」を提供すべきなのです。

■ ネットでは「鳩山内閣支持率」は54.9%、大手マスコミとネットの「世論調査結果」がなぜこうも違うのか?

時事通信社が4月9-12日にかけて全国の成人男女2000人を対象に個別面接方式で実施した世論調査の結果(回収率67.1%回答者1342人)と選挙情報専門サイト「Election」(http://www.election.co.jp/ank.html)が4月8-14にかけてオンライン自主投票で集計した世論調査(投票者1090人)の結果を下記にまとめてみました。

            時事通信(個別面談)    オンライン(自主投票)
           
1.鳩山内閣支持     23.7%        54.9%

2.鳩山内閣不支持    56.5%        43.1%

3.支持政党なし                  35.0%

4.民主党支持      17.7%        28.9%

5.自民党支持      16.8%        10.2%

6.公明党支持       5.2%         2.0%

7.社民党支持                    7.3%

8.みんなの党       7.2%         7.0%

9.共産党                      4.2%

10.新党日本                    4.2%
 
11.国民新党                    0.8%

注1:時事通信の調査で%が抜けているところはオンライン版記事で言及されていなかったからです。

注2: 結果発表はオンラインが4月15日、時事通信が4月16日です。

▼ ネットでは「鳩山内閣支持率」は54.9%

上記の表を比較すると四つの項目で明確な違いがあることがわかります。

一つ目は「鳩山内閣支持率」で、時事通信が23.7%、オンライン54.9%ですので時事通信の結果がオンラインの半分以下になっています。

二つ目は「鳩山内閣不支持率」で、時事通信が56.5%、オンラインが43.1%ですので時事通信の結果がオンラインの1.3倍と高率になっています。

三つ目は「民主党支持率」で、時事通信が17.7%、オンラインが28.9%ですので時事通信の結果がオンラインの6がけの低さになっています。

四つ目は「自民党支持率」で、時事通信が16.8%、オンラインが10.2%ですので時事通信の結果がオンライの1.6倍の高さとなっています。

▼ 自分たちの「世論調査結果」があたかも全国民の総意を反映しているかのように報道することは間違っている

どちらの調査が日本の有権者1億人の民意を正しく反映しているか否かは分かりませんが、少なくとも大手新聞社や通信社やNHKが自社で「世論調査」を行いその結果を独占的に発表して、自分たちの「世論調査結果」があたかも全国民の総意を反映しているかのように報道することは間違っています。

大手マスコミが自社の「世論調査結果」を発表する際は必ずネットによる「世論調査結果」を第二情報としても報道し国民に「情報の選択肢」を与えるべきなのです。

大手マスコミが自社の「世論調査結果」のみを報道しネットの「世論調査結果」を無視することは「国民の知る権利」を著しく侵害するものであり「世論調査」ではなく「世論誘導」だと批判されても仕方がないのです。

(終わり)



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