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菅政権は「福島第一原 発事故」を故意に小さく評価し重大性を隠している!

2011年04月03日 09時16分46秒 | 政治・社会
今回の「福島第一原発第事故」に関して、経済産業省原子力安全・保安院の西山報道官による記者会見やNHKの報道を

見たり聞いたりするだけでは事故の重大性は理解できません。

第3原子炉が3月12日に水素爆発した瞬間を撮影した米国のOZTVの映像を見れば事故の重大性が分かります。



NHKは原発から30kmの遠距離から望遠レンズで撮影した映像をそのまま流していますので映像が小さくて爆発の規模と威力は分かりません。

上記の映像を見るとNHKの映像では小規模爆発でしかない爆発が実は大規模爆発であったことがよくわかります。

3月11日のマグニチュード9の大地震で福島第一原発の第3原子炉は、他の原子炉と同様に緊急停止となり核分裂は止まりましたが、

直後の大津波で冷却システムの電源が全て奪われ核燃料と使用済み核燃料の冷却できなくなりました。

冷却水での冷却ができず圧力容器内の核燃料の温度が徐々に上昇してついには一部の核燃料の被膜菅が解けて中の核燃料が溶融(メルトダウン)し水素 を発生させた

のです。水素は水と接触して大爆発を起こしたのです。

上記の画像は米国の民間無人偵察機が3月24日に近くから撮影した第3原子炉の写真です。

写真で見れるように建物の上半分は完全に吹き飛び鉄鋼が飴のように折れ曲っています。

この爆発でコンクリート壁と格納容器と核燃料を格納する圧力容器及び配管は重大なダメージを受けて一部が破壊されたことは確実です。

そこから放射線に汚染された高濃度の水が地下水や海に流れ出しているのです。

デイ―ゼルエンジン室や外のピットに大量に貯まっている水は冷却している水がお商社能汚染されて圧力容器の亀裂から漏れているのです。

さらに悪いことに、第3原子炉には他の原子炉に使われていないプリサーマル発電用のウランと猛毒プラトニュームを混ぜた混合燃料(MOX燃料)が

昨年10月から使われていたのです。

しかも使用済MOX燃料が4階の冷却プール内に大量に保管されていたのです。

経済産業省原子力安全・保安院は依然として今回の大事故を国際原子力事故評価尺度(INES)で「5」にしています。

菅政権は「福島第一原発第事故」を故意に小さく評価して重 大性を故意に隠しているのです。


(終わり)
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