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「北朝鮮の魚雷攻撃説」「北朝鮮犯行説」の嘘と欺瞞を暴いて「草の根ネット世論」を拡大させよう!

2010年05月31日 12時56分08秒 | 政治・社会
昨日の記事【「韓国海軍哨戒艦沈没」は「爆発ではなく座礁と衝突の二重事故」】の中で、韓国軍と民間の合同調査委員会の結論「北朝鮮の魚雷攻撃で沈没した」という結論は「でっち上げ」の可能性が大きいこと、鳩山首相が冷静に検討することなく「北朝鮮犯行説」に加担し制裁処置を決定したことは重大な誤りであること、大手マスコミが「北朝鮮バッシング」報道で世論誘導することに反対すべきことを書きました。

5月12日の日刊ゲンダイは韓国哨戒艦「天安」は米原子力潜水艦「コロンビア」と衝突して沈没したのではないかとの記事を書いていますので、
下記に記事全文を転載します。

記事の中で韓国の公共放送であるKBSテレビが4月7日に放送したテープが当局に押収されたことが書かれています。

4月7日のKBSテレビのニュースでは、哨戒艦「天安」が沈没した場所に近い海域で米軍ヘリコプターが米兵の遺体を運び去る映像を流し、海底を捜索した韓国軍の潜水特殊部隊の隊員の声として、「“天安”とは別のものが沈んでいた。潜水艦らしい」との話を紹介したのです。

経済学者の植草一秀氏は昨日のブログ記事【メイン号沈没に酷似する韓国哨戒艦沈没事件 米国は謀略と情報工作の宗家である】で次のように書いています。 http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-3a5f.html#trackback

<<1898年の米西戦争では、キューバ情勢が緊迫していた最中、ハバナ港に停泊中の米軍艦メイン号が突然沈没し、米兵260人が死亡した。
原因は不明であったが米海軍がスペイン軍からの攻撃を示唆したためにメディアが扇動的な報道を繰り返し、スペインとの開戦を支持する世論が形成された。用いられたスローガンは「メイン号を忘れるな」であった。しかし、のちの調査で、メイン号沈没の原因がスペイン軍からの攻撃ではなく、軍艦内部の事故によることが判明した。>>

今回の「韓国哨戒艦沈没事件」は、米国が「第二次朝鮮戦争」を開始する口実作りのための「謀略」ではなく、「座礁と衝突の二重事故」で沈没したことを「北朝鮮の魚雷攻撃」とすりかえて「北朝鮮」を悪者にした米韓合同の「情報工作」だと思います。

もしも今回の事件が米国が本気で「第二次朝鮮戦争」を開始するための「謀略」であれば、攻撃対象は韓国軍艦選ではなく米軍艦船であり米兵が多数殺されることが必要となります。

100年前のメイン号事件ではマスコミが扇動する「スペイン犯行説」を米国民が信じて「メイン号を忘れるな」のスローガンでスペインとの戦争に誘導されましたが、今はインターネットで大手マスコミが隠す様々な情報が入手できますので「北朝鮮の魚雷攻撃説」「北朝鮮犯行説」の嘘と欺瞞を暴いて「草の根ネット世論」を拡大させる必要があります。

■ 韓国哨戒艦沈没事件~本当は米原潜と衝突か?

日刊ゲンダイ 2010/05/12 掲載

http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1423.html

問題映像流したKBSテレビはテープも押収された

3月26日、韓国海軍の哨戒艦「天安」が爆発沈没した事件は、折にふれ、日本でも報じられている。最近は「北朝鮮関与説」が主流だ。

韓国哨戒艦沈没だが、韓国のマスコミの裏側では別の見方が根強い。日本のメディアはまったく触れないが、「米原潜と衝突したのではないか」という衝撃的疑惑が晴れないのだ。

きっかけとなったのは、韓国のKBSテレビが4月7日に放送したニュースだった。哨戒艦「天安」が沈没した場所に近い海域で、米軍ヘリコプターが米兵の遺体を運び去る映像などを流した。また、海底を捜索した韓国軍の潜水特殊部隊の隊員の声として、「“天安”とは別のものが沈んでいた。潜水艦らしい」という話を紹介したのだ。これに関係者が驚き、衝突説が広まった。

評論家の河信基氏が言う。

「KBSテレビは、日本のNHKにあたる韓国の公共放送局。いい加減なニュースは流しません。実際問題、このニュースはすぐに韓国政府から“誤報で名誉棄損だ”と告訴され、ネットなどで映像が見られなくなってしまった。映像テープを押収されたという話もあります。韓国当局が“何か”を隠したがっているのは明らかです」

この米原潜は核搭載の「コロンビア号」とみられている。ハワイを出港、今回の米韓合同演習に参加していたが、いまだにハワイに戻っていないためだ。別の原潜は帰還しているからおかしい。

「さらにおかしいのは、米韓政府が当初可能性が低いとした北朝鮮の関与説が一斉に流され、この衝突説を隠してしまったことです。しかし、米韓合同演習の最中に、北朝鮮の潜水艦がわざわざ魚雷を発射して、緊張を高めるでしょうか。また哨戒艦“天安”はレーダーやソナーで敵の攻撃をキャッチし、反撃するのが任務ですが、機能で劣る北朝鮮潜水艦がソナーをくぐり抜け、神業のごとく沈没させるなんて、あり得ないことと専門家は言っている。こうしたことは、米韓合同演習をウォッチしていた中国も分かっている。だから韓国の反対があっても、金正日の訪中を受け入れ、胡綿濤が会談までしているのです」(河信基氏)

日本の大手メディアは「北朝鮮関与説」に乗って、沖縄の抑止力問題とからめているが、安直すぎるというものだ。

(日刊ゲンダイ 2010/05/12 掲載)

(終わり)

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