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「なぜ警告を続けるのか 京大原子炉実験所・"異端"の研究者たち」 映像’08

2011年05月07日 10時39分17秒 | 政治・社会
3月11日の三陸沖大地震によって全電源喪失で冷却システムがストップし核燃料が空焚き状態となった福島第一原発の4つの原子炉からは、

今でも大量の放射能と放射性物質が空気中に、海水中に、地下水に、土壌に放出され続けています。

政府と東電と大手マスコミは「事態は改善に向かっている」と大嘘をついていますが、「悪化は食い止めてるが改善はしていない 」(小出裕章助教写真)というのが事実です。

【福島原発】5/5/木★悪化は食い止めてるが改善はしていない



福島原発大事故の真実を語る数少ない専門家の拠点は京都大学原子炉実験所ですがそこには反原発を貫く「反骨」の学者が二人います。

小出裕章助教(61)と今中哲司助教(60)です。

小出裕章助教は「真実」を伝えるために講演やインタビューで大活躍されている方です。

今中哲司助教はあまり表には登場されていませんが1986年4月に旧ソ連で起こった史上最悪のチェルノブイリ原発事故の放射能被ばくの実態調査をされている方です。

お二人は国立大学の原子力研究所の研究者でありながら「原子力推進」の国策に真っ向から反対してきたために、30年以上たってもいまだ准教授にもなれず助教(助手)の身分で留め置かれてます。

毎日放送が2008年10月19日に放送したドキュメンタリー番組「映像’08 なぜ警告を続けるのか 京大原子炉実験所・"異端"の研究者たち 」は、二人がなぜ不利な待遇や妨害にもめげずに

反原発の主張を貫いて来たのか?を丹念に追った番組です。

京大原子炉研究所の「六人の異端者」たちの絆が強いのはどこから来るのか?と聞かれて小出さんは「それぞれが自分に忠実にまっすぐに生きようとしたから」と答えています。

「異端者」の一人で1994年に53歳でがんで亡くなった同僚の瀬尾さんについて、奥様が「あの人は素直でまっすぐな人でした」と葬儀で語ったことを小出さんは紹介しています。




(終わり)
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