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≪注目記事≫ ■ 「ずるい」検事が追及、菅家さん泣き出し再び「自白」

2009年10月10日 00時39分51秒 | 政治・社会
無実の罪で17年半にわたる長期刑務所暮らしを強いられた「足利事件」の菅家利
和さんが検察官からどのようにして自白を強要されたかを示す録音テープの具体的な内容が明らかになった。

これまで表に絶対に出てこなかった検事の取調べ記録テープが今回出てきたことは、「冤罪」が証明された事件だからということではなく、情報公開を政権公約に掲げる民主党が政権を取ったからだと思います。

取調べの全面可視化に向けて画期的なことが起こりました。

以下に朝日新聞の記事全文を転載しますのでお読みください。

■「ずるい」検事が追及、菅家さん泣き出し再び「自白」

 2009年10月9日 朝日新聞

 http://www.asahi.com/national/update/1009/TKY200910080564.html

 90年に女児(当時4)が殺害された「足利事件」で再審開始が決まった菅家利和さん(62)の弁護団は8日、否認に転じた菅家さんに検察官が再度「自白」を求める様子が録音されたテープの内容を明らかにした。「自白」の任意性を検証するうえで重要な証拠だとして、録音テープを再審公判で証拠として調べるよう週明けにも宇都宮地裁に求める方針だ。

 弁護団によると、録音されていたのは足利事件とは別の2件の女児殺害=後に不起訴=について調べが続いていた92年12月7日と8日。7日は、検事が「今日は、これまで君がどう話してきたかではなく、本当のことを知りたい」と質問。菅家さんはどちらも否認し、それまで「自白」していた足利事件についても「本当言うと、やってません」などと供述。当日のアリバイを詳細に話し、「警察では、やりましたと話しました。だけど、やっていないんです」「本当、今までうそをついてすみませんでした」と訴えた。この日、検事は反論しなかった。

 翌8日、検事は「君から変なことを聞いたんで今日来た」と、体液のDNA型鑑定で体液が一致すると指摘。菅家さんは「全然それ、わかんないんですよ」「絶対違うんです」と否定したが、検事は「違うんですと言ったってさ」「ずるいじゃないか、君。なんで僕の目を見て言わないの」などと追及。菅家さんは大声で泣き出し、「ごめんなさい、すいません。勘弁してください。勘弁してくださいよお」と話し、再び「自白」に転じたという。

(終わり)
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