【画像】毎日新聞が入手した安田純平さんとされる男性の画像。インターネット上にも公開された
いつもお世話様です。
【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】を主宰するネットジャー ナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です。
本日月曜日(2016年5月30日)午後7時半から【ツイキャスTV】で放送しました世直しネットTV【山崎康のYYNewsLive】の放送台本です!
【放送録画】74分55秒
http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/275517380
【放送録画】
☆【YYNews】支援組織『ミル(1000)の会』のご案内です!
この世から①貧困と格差社会、②テロと戦争、③核兵器と戦争兵器を『本当に』なくすために1,000名の支援者を募集します!
http://goo.gl/xcg1wE
『ミル(1000)の会』
☆今日の最新のお知らせ
①【YouTube】録画配信への書き込み紹介
1)lanJapan 14 時間前リンクされたコメント
孫も肩身が狭いでしょうねw くされパヨク?
2)Ryu Ichigo 8 時間前
再生時間見ただけで見る気が失せたけど、 タイトル見ただけで腹立つわ。 助けたかったら、私財投げ売ってオマエが行け!!?
3)JPN20145 8分前リンクされたコメント
所得税やら消費税やら市民税やらでは足りず まだ産まれていない未来の国民からもとってやるぜというのが国債。 そこまでして絞りとった金を海外にバラまいてしまうから泣ける?
4)zenith knowledge1 日前
ストックホルム症候群を患った、”洗脳家畜酷民”が、当該放送を観た場合、 山崎さんに対して、「妄言を繰り返す異端者」という悪印象を抱くのは、 ある意味、仕方のないことかと思われます^^;
☆第12回【YYNewsLiveネット世論調査】中間報告です!
(2016.05.30午後6時現在)
テーマ:伊勢志摩G7サミットの先進各国首脳は民主的に選ばれた国民の代表であるか、世界支配階級の代理人・工作員か?
1)伊勢志摩G7サミットの先進各国首脳は民主的に選ばれた国民の代表である・・14%
2)伊勢志摩G7サミットの先進各国首脳は世界支配階級の代理人・工作員である・86%
回答締め切り:今週水曜日 (2016.06.01)午後1時30分です!
▲回答方法:
①Twitterアカウントお持ちの方:下記のURLにアクセスして回答してください。
https://goo.gl/3hukke
第12回【YYNewsLiveネット世論調査】
第12回【YYNewsLiveネット世論調査】
②Twitterアカウントお持ちでない方:メールを下記アドレス山崎宛にお送りくだ
さい。
yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp
(終り)
☆今日の画像
①毎日新聞が入手した安田純平さんとされる男性の画像。インターネット上にも公開された
②【スカル・アンド・ボーンズ】のシンボルマーク
③【スカル・アンド・ボーンズ】1947年の集合写真、ジョージ・H・W・ブッシュは時計の 左にいる
④広島での『稀代の偽善家』オバマ大統領No1
⑤広島での『稀代の偽善家』オバマ大統領No2
☆今日のキーワード
■ 米国の秘密結社【スカル&ボーンズ】
ブログ『隠された真実』より転載
https://sites.google.com/site/uranenpyou/home/skull-and-bones
米国の名門イェール大学に秘密結社スカル&ボーンズが設立される。
創設者はアルフォンゾ・タフトとウイリアム・ラッセル。
アルフォンゾ・タフトは、ユリシーズ・グラント政権で司法長官と陸軍長官を務めた。息子は第27代米国大統領のウィリアム・タフト。
ウイリアム・ラッセルは、ロスチャイルドとベアリングが支配する阿片貿易の利権を分けてもらった麻薬貿易会社ラッセル社の一族。
ラッセル社は、英国が独占するインド産阿片より質が悪いけど安価なトルコ産阿片を中国に持ち込み、そこで得た資金で「マサチューセッツ銀行」 (のちのボストン・ファースト・ナショナル銀行)を設立している。
スカル&ボーンズは、1856年には「ラッセル信託基金」の名の下に正規の法人格を取得している。
ウィリアム・ラッセルがドイツに留学した際、どうやらイルミナティと接触したようで、帰国後にその秘密結社の儀式を真似て設立されたのがスカル&ボーンズである。イルミナティとの違いは、スカル&ボーンズはホワイト・アングロサクソン・プロテスタントのみで構成されるという点である。従って、WASPのみで構成された米国版イルミナティと言ってもよいかと思われる。
初期のスカル&ボーンズは、阿片貿易で巨万の富を得たニューイングランドの有力商家が中心であった。17世紀に最初にアメリカにやってきたピューリタンの末裔たちが第一グループとされ、ホイットニー家、ロード家、ワッズ ワース家、 アレン家、バンディ家、アダムス家、スティムソン家、タフト家、ギルマン家、パーキンス家などがある。第二グループは、18世紀から19世紀に巨 万の富を得た名家で、ハリマン家、ロックフェラー家、ペイン家、ダヴィソン家、ピルスベリー家、ウェイヤハウザー家、そしてブッシュ家などである。
ウイリアム・ラッセルがドイツ留学から持ち帰ってきたもう一つのものが、ヘーゲルの弁証法である。スカル&ボーンズは、このヘーゲルの弁証法を戦略として採用している。どんなものかというと、簡単にいえば、まずテーゼ(定立)を立てて、それに対してアンチテーゼ(反定立)をぶつけて、ジンテーゼ (総合)を 導きだすというもので、正+反=合という図式で表せる。自らの優位を導くために、世界の中に意図的に対立を引き起こし、緊張が極まったところで自分たちを有利に導く解決策を提供するという方法論である。これもイルミナティーと同じで、キーワードは「分裂と混沌」。
スカル&ボーンズは教育 界に大きな影響を与えてきた。ティモシー・ドワイドがイェール学長。アンドリュー・ホワイトがコーネル大学の初代学長。ジョン・ロックフェラーはロックフェラー大学とシカゴ大学を創立。ダニエル・ギルマンは、カリフォルニア大とジョンズ・ホプキンス大の初代学長になっている。このギルマンがロックフェ ラーたちと一般教育委員会を設立し、米国の学問を方向づけた。
また、ギルマンの愛弟子にジョン・デューイがおり、デューイはアメリカ「進歩主義教育運動」の思想的な柱となっている。このデューイの教育思想と理論は、戦後日本の教育にも大きな影響を与えた。
スカル&ボーンズの中でも特に重要な人物がヘンリー・L・スティムソンである。
スティムソンは、セオドア・ルーズベルト、ウィリアム・タフト、ウッドロー・ウィルソン、カルビン・クーリッジ、ハーバート・フーバー、フランクリン・ ルーズベルト、ハリー・トルーマンと7人の大統領の側近を務めた。原爆を製造したマンハッタン計画の最高責任者でもある。
陸軍長官で あったスティムソンは、陸軍省内でスカル&ボーンズのフループを結成している。ジョン・マックロイ、ロバート・ロヴェット、マクジョージ・バン ディ、ウィ リアム・バンディ、ディーン・エイクソン、ジョージ・マーシャル、アヴェレル・ハリマン、プレスコット・ブッシュなど世界大戦時の重要な閣僚たち が名を連 ねている。このグループが、第二次世界大戦前から戦後にかけての重要な戦略政策を練り上げ、日独両国の占領政策の立案にあたった。
また、このグループは戦略事務局(OSS)を創設し、以降、その後進である中央情報局(CIA)はスカル&ボーンズ人脈を中心に構成されてい る。その他、スカル&ボーンズは、大学、財団、銀行、石油会社なども傘下に擁し、政府機関にも幅広く人材を送り込んできた。
(終り)
☆今日のひとこと
①【スカル・アンド・ボーンズ】は、WASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)のみで構成された米国版イルミナティと言ってもよい。
(【スカル&ボーンズ】ブログ『隠された真実』より抜粋)
②ヘーゲル弁証法『正+反=合』は、秘密結社【イルミナティー】と【スカル&ボーンッズ】が戦略として採用した!
『ウイリアム・ラッセルがドイツ留学から持ち帰ってきたもう一つのものが、ヘーゲルの弁証法である。スカル&ボーンズは、このヘーゲルの弁証法を戦略として採用している。どんなものかというと、簡単にいえば、まずテーゼ(定立)を立てて、それに対してアンチテーゼ(反定立)をぶつけて、ジンテーゼ (総合)を 導きだすというもので、正+反=合という図式で表せる。自らの優位を導くために、世界の中に意図的に対立を引き起こし、緊張が極まったところで自分たちを有利に導く解決策を提供するという方法論である。これもイルミナティーと同じで、キーワードは「分裂と混沌」。』
(【スカル&ボーンズ】ブログ『隠された真実』より抜粋)
③処刑された7人のA級戦犯の内、6人が陸軍軍人でなぜか海軍軍人が一人もいない!
1)板垣征四郎 - 軍人、陸相(第1次近衛内閣・平沼内閣)、満州国軍政部最高顧問、関東軍参謀長。(中国侵略・米国に対する平和の罪)
2)木村兵太郎 - 軍人、ビルマ方面軍司令官、陸軍次官(東條内閣)(英国に対する戦争開始の罪)
3)土肥原賢二 - 軍人、奉天特務機関長、第12方面軍司令官(中国侵略の罪)
4)東條英機 - 軍人、第40代内閣総理大臣(ハワイの軍港・真珠湾を不法攻撃、米国軍隊と一般人を殺害した罪)
5)武藤章 - 軍人、第14方面軍参謀長(フィリピン)(一部捕虜虐待の罪)
6)松井石根 - 軍人、中支那方面軍司令官(南京攻略時)(B級戦犯、捕虜及び一般人に対する国際法違反(南京事件))
7)広田弘毅 - 文民、第32代内閣総理大臣(近衛内閣外相として南京事件での残虐行為を止めなかった不作為の責任)
④山本五十六連合艦隊司令長官は最初から【負け戦】を知っていた! (鈴木啓功氏)
彼は真珠湾攻撃を第一波の空爆で切り上げた。【勝つ戦】であれば、第一波→海軍基地占領→ハワイ島占領→米国西海岸空爆→米国東海岸空爆の【勝つ 戦】を仕掛けたはずだが、彼は意図的にやらなかった。彼は愛人と遊んでいたのだ。
☆今日の推薦図書 (朗読編)
■日本人だけが知らないこの国の重大真実 闇の世界金融権力の日本占領計画
鈴木啓功著 (イーストプレス発行 1700円+税 2016年3月06日発売)
第6章 天皇を操る[日本国の奥の院]を透視する
-明治維新の背後に[田布施の悪魔集団]が存在した
⑦ 明治天皇の正体は[誰]なのか
P221-225 朗読
(1)今日のメインテーマ
■ 騙されてはいけない!オバマ大統領は表の顔と裏の顔を持つ【稀代の偽善者】である!
オバマ大統領は、広島で[核兵器のない世界の実現]と訴えたが、彼が実際にやっていることは、4,804発の核弾頭を持ち今後30年間にわたって1兆ドル(約110兆円)を使って米国の核兵器を近代化することだ。
オバマ大統領は、表の顔(核兵器廃絶)と裏の顔(核兵器近代化)を持つ【稀代の偽善者】なのである!
オバマ大統領の前任者であるブッシュ大統領とチェイニー副大統領ら米英軍産複合体・ネオコン戦争派が、イスラエルとサウジアラビヤと共謀して、2001年9月11日にいわゆる【9.11米国同時テロ】をイスラム過激派【アルカイダ】を偽装して自作自で起こし、アフガニスタンとイラクへの侵略戦争を仕掛けたが、オバマ大統領は、アフガニスタンとイラクから米軍を撤退させるふりをして、その代わりに米特殊部隊と民間軍事会社傭兵を投入し、無人爆撃機を大量に導入して毎日数十人、数百人を殺し続けている。
オバマ大統領は、表の顔(戦争終結)と裏の顔(戦争拡大)を持つ【稀代の偽善者】なのである!
オバマ大統領は、2008年の大統領選挙で[We can Change!]と叫びブッシュ前大統領の悪政を変えると訴えて圧倒的な支持を得て当選し、大統領が就任した2009年始めには2000年頃から始まった【サブプライム住宅ローンバブル】が破裂してリーマンショックに代表される【世界金融恐慌】が勃発した。
その時オバマ大統領が取った政策は、ローンが払えずに住宅を銀行に差し押さえらホームレスとなった数百万人の住宅ローン破産者を救済するのではなく、彼は多額の負債を抱えた住宅供給公社と銀行と保険会社とGMやクライスラーなどの大企業を莫大な税金を使って救済したのだ。
オバマ大統領は、表の顔(大衆の味方)と裏の顔(国際金融マフィアの代理人)を持つ【稀代の偽善者】なのである!
【関連情報1】
▲現在実戦配備されている核弾頭の数(櫻井ジャーナルより)
①アメリカ:2104発(保有総数4804発)
②ロシア:1600発(同4480発)
③イギリス:160発(同225発)
④フランス:290発(同300発)
⑤中国:250発、
⑥インド:110発、
⑦パキスタン:120発、
⑧北朝鮮:最大で10発。
⑨イスラエル:400発
【関連情報2】
▲ヒロシマで「核なき世界」誓うオバマ「使える核兵器」に1兆ドル
2016年5月27日 木村正人 在英国際ジャーナリス
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20160527-00058125/
(抜粋)
1.ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は「すべての核保有国は核兵器システムを発展させ、すでにある核兵器の改良に取り組んでいる」と指摘しています。オバマ政権も今後30年間にわたって1兆ドル(約110兆円)を使い、米国の核兵器を近代化する計画です。
2.米国の国家核安全保障局(NNSA)と空軍は昨年、米ネバダ州の砂漠で核重力爆弾B61-12の核抜き投下テス
トを行いました。ベルギー、オランダ、ドイツ、イタリア、トルコの5カ国にある6つの米軍基地に200発が配備されている戦術核B61の4タイプについて は2012年2月からアップグレードする計画が進められています。B61は欧州配備分を含め全部で520発。予算は80億ドル。24年には配備される予定です。
(終り)
(2)今日のトッピックス
①新たな画像ネット上に 28日以降に撮影か
毎日新聞 2016年5月30日
http://mainichi.jp/m/?u3OwjW
毎日新聞が入手した安田純平さんとされる男性の画像。インターネット上にも公開された=撮影日時・場所不明
【カイロ秋山信一】内戦下のシリアで昨年6月、フリージャーナリストの安田純平さん(42)が行方不明になった事件で、安田さんとされる男性の新たな画像が29日夜(日本時間30日未明)、インターネット上で公開された。男性は「助けてください これが最後のチャンスです 安田純平」と日本語で書かれた白い紙を手にしていた。安田さんと見られる男性の画像公開は今年3月以来。犯行グループが、日本政府や安田さんの関係者との身代金目的の交渉を進展させたいという思惑で、新たな画像を公開した可能性がある。
<安田純平さん>武装組織による拘束の背景 命守る行動、待ったなし .
画像を公開したのは、3月に動画を公開したのと同じ30代のシリア人男性。今回の画像がネット上に公開される直前、毎日新聞カイロ支局の助手に同じ画像を送信してきた。映っていた男性は、3月の動画に登場した男性と酷似しており、髪やひげが伸びていた。
シリア人男性は毎日新聞の電話取材に「安田さんは(シリアの国際テロ組織アルカイダ系勢力)ヌスラ戦線に拘束されている。画像は今月28日以降に撮影され、ヌスラ戦線側から仲介者を通じて入手した」と説明。また、「1カ月以内に身代金を支払わなければ、過激派組織『イスラム国』(IS)との人質交換を通じて、ISに引き渡される恐れがある」と、早期に交渉に応じるべきだと主張した。
ヌスラ戦線は過去にも外国人記者らを拘束し、身代金と引き換えに解放した例がある。外国人記者を殺害した事例は確認されていない。ただ現在までに、ヌスラ戦線が安田さん拘束に関与した直接証拠はなく、犯人は特定されていない。
安田さんの入国を仲介した関係者によると、安田さんは昨年6月、シリア人ブローカーと共に、トルコ南部からシリア北西部イドリブ県に密入国した。イドリブ県は当時からシリア反体制派やヌスラ戦線の連合軍が実効支配している。
安田さんを巡っては、昨年7月にシリアで武装勢力に拉致され、今年5月に解放されたスペイン人記者らと一時期、同じ場所で拘束されたとスペインの通信社が報じていた。スペイン人記者らはヌスラ戦線に拘束されていたとみられている。
②内閣支持率上昇55%、世論調査 米大統領広島訪問98%が好評価
2016/5/29 共同通信
http://this.kiji.is/109548814357086210
共同通信社が28、29両日に実施した全国電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は55・3%で、4月の前回調査48・3%から7ポイント上昇した。オバマ米大統領の広島訪問について「よかった」との回答が98・0%に上った。
来年4月の消費税率10%への引き上げ再延期に賛成は70・9%、反対24・7%。安倍首相の下での憲法改正に反対が54・9%、賛成は35・0%だった。
元米海兵隊員の軍属が逮捕された沖縄の女性遺棄事件に関連し、日米地位協定を「改定するべきだ」との回答が71・0%を占めた。「改定する必要はない」は17・9%にとどまった。
③米リバタリアン党、元州知事を大統領候補に 不満の受け皿目指す
2016年05月30日 AFP日本語版
http://www.afpbb.com/articles/-/3088757?act=all
米リバタリアン党、元州知事を大統領候補に 不満の受け皿目指す
【5月30日 AFP】米国の小政党リバタリアン党(Libertarian Party)は29日、ゲーリー・ジョンソン(Gary Johnson)元ニューメキシコ(New Mexico)州知事を大統領候補に指名した。共和党の指名獲得を確実にした不動産王のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏、民主党の指名争いを優位に進めるヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官への世論の不満が伝わるなか、党の規模を超えた大きな影響を大統領選に与えていきたい考えだ。
リバタリアン党は「最小の政府と最大の自由」(党代議員)の実現を中心的な目標に掲げる。この日、フロリダ(Florida)州オーランド(Orlando)で党大会を開き、党の大統領候補を選んだ。
ジョンソン氏はたたき上げの実業家で元共和党員。所得税の撤廃と米内国歳入庁(IRS)の廃止を主張しており、州知事時代には減税と官僚組織のスリム化に取り組んだ。マリフアナ合法化の推進派でもある。
ジョンソン氏は党員らを前に行った演説で「私は真実を語る。嘘つきではない」と強調。自身の率直な姿勢は大統領選の現状に不満を募らせている有権者を引き付け、長らく弱小政党に甘んじてきたリバタリアン党が「大きな政党」に飛躍することに寄与するはずだと力説した。
今回の大統領選では二大政党である共和、民主両党の候補に対する不満が広がっていることから、リバタリアン党は付け入る隙があるとみている。実際、トランプ氏とクリントン氏、ジョンソン氏による三つどもえの大統領戦を想定した最近の世論調査では、少なくとも2つの調査でジョンソン氏が10%の支持を獲得している。
ジョンソン氏は29日の記者会見でトランプ氏に対する批判のトーンを強め、同氏がメキシコ人移民を「レイプ犯」呼ばわりしたのを理由に「差別主義者」と断じた。
AFPとの今月のインタビューでは、トランプ氏とクリントン氏を「現在の米政界における最も両極端な二人」と評し、「私は社会問題に関してはヒラリーよりもリベラルだし、財政問題では(共和党の候補指名争いから撤退した)テッド・クルーズ(Ted
Cruz)よりも保守的だ」と語っている。(c)AFP/Brian KNOWLTON
(3)今日の重要情報
① 核なき世界を追求すると言いながらロシアとの核戦争を準備する米大統領の戯言を伝えるマスコミ
2016.05.28 櫻井ジャーナル
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201605270000/
バラク・オバマ米大統領は5月27日に広島の平和記念資料館を訪問、「核なき世界を追求する勇気」について語ったという。この人物、大統領に就任して間もない2009年4月5日にプラハで核兵器のない世界を目指すと演説、その年にノーベル平和賞を授与されているが、14年9月21日の報道によると、今後30年間に9000億ドルから1兆1000億ドルを核兵器のために投入するとしている。
ノーベル平和賞の授与に縛られることなく、オバマ政権は他国の領空に無人機を飛ばして民間人を殺傷、アル・カイダ系武装集団やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)などを使ってリビアやシリアを軍事侵略した。リビアはNATO軍も投入してムアンマル・アル・カダフィ政権を2011年10月に倒し、今は無政府状態。NATOと連携していたアル・カイダ系のLIFGを率いていた人たちは現在、ダーイッシュというタグをつけているようだ。CBSのインタビュー中にカダフィ惨殺を知らされ、「来た、見た、死んだ」と口にしたのは当時の国務長官、ヒラリー・クリントンである。
カダフィが惨殺された直後、ベンガジでは裁判所にアル・カイダの旗が掲げられ、その映像がYouTubeにアップロードされた。イギリスのデイリー・メイル紙も伝えている。この段階でリビアが武装勢力の跋扈する破綻国家になることは予想されていたことだ。
リビアと並行してシリアへの侵略を進め、無政府状態になったリビアでは軍の倉庫から武器/兵器が持ち出されてトルコへ運ばれた。輸送の拠点になったのはベンガジにあったCIAの施設で、そうした事実をアメリカ国務省は黙認していた。輸送にはマークを消したNATOの輸送機が使われたとも伝えられている。
ベンガジのアメリカ領事館は2012年9月11日に襲撃され、クリストファー・スティーブンス大使らが殺されているが、ここは武器輸送の拠点だった。領事館が襲撃される前日、大使は武器輸送の責任者だったCIAの人間と会談、襲撃の当日には武器を輸送する海運会社の人間と会っている。
運び出された武器/兵器の中に化学兵器も含まれていた。これをシリアで使い、政府軍に責任をなすりつけてNATO軍が直接、介入する口実に使用としたと言われている。こうした工作をスティーブンスも知っていた可能性は高く、彼の上司だったヒラリー・クリントンも報告を受けていたはず。
2012年11月、デイビッド・ペトレイアスがCIA長官のポストを辞しているが、この人物はクリントンと緊密な関係にあることで有名。この線からもクリントンは情報を得ていただろう。
2013年11月にはウクライナでクーデターを始める。世界を支配するためにはロシアを制圧する必要があり、ロシアを制圧するカギはウクライナが握っているとズビグネフ・ブレジンスキーたちは考えていた。
まず、キエフのユーロマイダン(ユーロ広場、元の独立広場)でカーニバル的な抗議活動を始めて人を集め、年明け後にはネオ・ナチ(ステファン・バンデラ派)を前面に出した暴力的活動に切り替える。
2月18日頃から反大統領派は棍棒、ナイフ、チェーンなどを手にしながら石や火炎瓶を投げるだけでなく、ピストルやライフルで銃撃を始め、さらに反大統領派や治安部隊、双方を狙った狙撃も行われた。その指揮者はネオ・ナチの幹部、アンドレイ・パルビーだ。
このクーデターを指揮していたのはアメリカのビクトリア・ヌランド国務次官補で、キエフに乗り込んで扇動していた。ジョン・マケイン上院議員も同じように蜂起を煽っていた。
今年4月24日にイギリスのBBCが放送した番組の中で、オバマ大統領はシリアのバシャール・アル・アサド政権を倒すためにアメリカなりイギリスなりが地上軍を派遣することはないだろうと語っているが、アメリカ政府が250名の特殊部隊をシリアへ派遣して300人体制にすると発表したのはその翌日だ。
この「派遣」はシリア政府が承認したものでなく、明らかな侵略。アメリカ側は「地元の武装勢力」を訓練するとしているが、それが何者なのかは明らかにされていない。アメリカ軍の情報機関DIA(国防情報局)は2012年の段階で、シリアで政府軍と戦う「穏健派」が事実上、存在しないとホワイトハウスに報告している。
DIAが2012年8月に作成した文書によると、シリアで政府軍と戦っている武装勢力の主力はサラフ主義者(ワッハーブ派)、ムスリム同胞団、そしてアル・カイダ系武装集団のAQIで、西側、ペルシャ湾岸諸国、そしてトルコの支援を受けているとしている。
DIAによるとアル・ヌスラはAQIの別名。ムスリム同胞団はワッハーブ派から強い影響を受け、アル・カイダ系武装集団の主力もワッハーブ派だ。つまり、シリアで政府軍と戦っているのはサウジアラビアの国教であるワッハーブ派の信徒たちだ。
1970年代から80年代にかけてアメリカは中央アメリカで秘密工作を展開した。巨大資本の利権を守る軍事独裁政権を支援、ニカラグアの革命政権を倒すことが目的で、このときもアメリカの特殊部隊が送り込まれている。戦闘には参加しないとされたが、勿論、実際には参加し、死傷者も出た。戦死した特殊部隊員の家族は、後に、事実を明らかにするよう求めている。
ウクライナのクーデターは東部や南部の住民から拒絶され、西部には「EU幻想」を抱く住民が少なくなかったようだが、クーデターやその背後の実態が明らかになり、その幻想も消えつつあるようだが、アメリカの好戦派は核戦争の脅しでロシアを屈服させようという基本戦術を変える気配はない。
1991年12月にソ連が消滅、翌年の初頭にネオコン/シオニストが国防総省のDPG草案という形で世界制覇プランを作成して以来、NATOは東へ拡大してきた。このプランは「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」とも呼ばれ、旧ソ連圏だけでなく西ヨーロッパ、東アジアなどの潜在的なライバルを潰し、膨大な資源を抱える西南アジアを支配しようというものだ。
そうした中、1995年1月にアメリカとロシアは核戦争の一歩手前まで行ったという。ノルウェーの北西沖にある島から「科学目的」のロケットが発射されたのだが、その軌道がロシアの想定するアメリカの大陸間弾道ミサイルと同じで、ロシア軍が反撃しても不思議ではない状況だったとされている。
核戦争の寸前まで行ったケースはほかにもあり、例えば、1979年にはNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)のコンピューターは戦争シミュレーションと実戦を間違えて核戦争を始めかねない事態になり、その1年後にも米軍のコンピューターはソ連が大規模なミサイル攻撃を始めたと判断、1985年にはソ連の早期警戒衛星が太陽の光をアメリカの大陸間弾道ミサイル発射と誤認して危うく核戦争になるところだった。
本ブログでは前に指摘したが、1983年にアメリカ軍はソ連に対する軍事的な挑発を行い、その年の8月31日から9月1日にかけて大韓航空007便がNORADの緩衝空域や飛行禁止空域を通過してソ連軍の重要な軍事基地の上空を飛行、サハリンで撃墜されている。この時も核戦争が勃発しかねなかった。この領空侵犯は意図的だった可能性が高いと筆者は考えている。1985年にソ連軍が動かなかったのは人類にとって好運だったが、アメリカの好戦派はこれによってソ連をなめた可能性がある。
ソ連消滅後、アメリカ/NATOはミサイル防衛システムをロシアとの国境近くに配備、ロシアから攻撃的なものだとして抗議されてきた。最近、ルーマニアでも新たにミサイル基地を建設、ポーランドでも予定している。アメリカ側はイランなどからの攻撃に対処するためだとしているが、説得力は全くない。
防衛的なシステムであったとしても、先制攻撃に対する報復攻撃に対処するためだと考えられるが、5月27日にギリシャを訪問したウラジミル・プーチン露大統領はこのミサイルに関し、今は射程500キロメートルでもすぐに1000キロメートルへ伸ばすことができ、2400キロメートルの攻撃的なミサイルへ切り替えることができるとし、ミサイルを配備した場所はロシア軍の攻撃目標になると警告した。
「儲かる兵器」の開発に熱心なアメリカと違い、ロシアは着実に兵器の性能をアップさせてきた。弾道ミサイルのイスカンダルは射程距離は280から400キロメートルだが、飛行速度はマッハ6から7。西側の防空システムは対応できないと考えられている。
シリアでの戦闘ではカスピ海から発射された巡航ミサイルがシリアのターゲットへ正確に命中、潜行中の潜水艦から発射されたミサイルによる攻撃も見せた。実戦配備が近いとされているS-500は弾道ミサイルが大気圏へ再突入する前に撃ち落とすことが可能だとも言われている。
アメリカ国防総省系のシンクタンクRANDによると、NATO軍とロシア軍が戦争を始めた場合、60時間でNATOは制圧されるという。それでもアメリカの好戦派はロシアを軍事的に威圧すれば屈服させられると考えているのか、NATO軍の一部である欧州連合軍の副最高司令官だったイギリス陸軍のリチャード・シレフ大将はロシアの周辺国で軍事力を増強してロシアを威圧するべきだと主張、イギリスのマイケル・ファロン国防相は軍事的緊張の高まりをロシアに責任を押しつけている。アメリカがロシアと戦争を始めたなら、核戦争にならざるをえない。
西側でもロシア政府はアメリカ支配層を信頼する危険性が指摘されてきたが、ギリシャでのプーチン発言を聞くと、アメリカの好戦派は話し合いのできない相手だと彼も腹をくくったような気がする。アメリカの支配層は「戦争は罪なき市民に、途方もない苦しみと喪失をもたらす」と言いながら、破壊と殺戮をやってのける人たちだ。オバマの広島訪問に浮かれている場合ではない。
(4)今日の注目情報
①【衆院・東京8区】石原・金目大臣を勝たせてきた候補のエゴと民進党の覚悟のなさ
2016年5月30日 田中龍作ジャーナル
http://tanakaryusaku.jp/
3人の候補予定者(左から吉田、円、原田氏)の周りで市民たちが1本指を立てた。=29日、杉並区内 撮影:筆者=
大労組に支えられた政党と返り咲きを狙う元国会議員には、市民の悲鳴が聞こえないようだ―
衆院・東京8区で野党は自民党の石原伸晃氏に7連敗中である。
あくまでも単純計算だが、7敗のうち5回は野党が候補を一本化していれば勝てた。2014年と2012年の年末総選挙が記憶に新しい。
野党同士で足を引っ張りあって自公を勝たせる・・・典型的な選挙区が東京8区だ。石原氏は野党に感謝状を出してよいくらいだ。
石原氏の金城湯池作りに野党が大きく貢献してきた杉並区。ここで今回も同じ過ちが繰り返されようとしている。民進党、共産党、無所属の3人が立候補を表明しているのだ。
「野党候補を一本化しないことには石原氏に勝てない」。
しびれを切らした市民たちが29日、3人の立候補予定者本人を区内の公共施設に呼び、質問や要望を突きつけた。(主催:自由と平和のために行動する議員と市民の会@杉並)
出席した市民の最大の関心事は、円より子候補予定者(無所属・元民主党)の動向である。
やる気まんまんの元国会議員(69歳)は、野党統一候補が決まっても降りる気は さらさら ないようだ。この日は自慢話を ひとしきり すると、そそくさ と帰ってしまった。
市民から要望が出た。「吉田(民進)さんは円さんとの調整を最速でやってほしい」と。石原・金目大臣の牙城は永久に不滅なのか?=29日、杉並区 撮影:筆者=
「双方お互いの立場もあるようで、当人が思っている党との関係が食い違っている。新しい候補者を受け入れて下さっていない。当事者同士での話し合いは、受けてもらえなかった」。
円氏をめぐっては小林節新党から(全国比例で)出馬するとの説もある。
そうなれば、民進と共産との間で候補者調整をすれば済む・・・などと思ってはいけない。
少なくともきょう出席した市民が民進に信頼を寄せているとは言い難いのである。「民進党は信用できない」という質問状が相次いだ。
ある市民は「民進党は比例で復活すればよいと思っているのではないか?」と不信感をぶつけた。選挙区で勝たない限り、石原氏を落とすことはできないのだ。
吉田候補予定者は原発問題などで質問をはぐらかすケースが目立った。言葉はきれいだったが、有権者の胸に迫ってくるものはなかった。
市民の質問に一番明確に答えていたのは原田あきら候補予定者(共産・杉並区議4期目)だった。
市民が「統一候補が決まれば降りることを話しているか?」と聞いた。
共産党党・杉並地区委員会委員長の酒井文男氏は「降りる」とまで断言した。
共産党の覚悟に民進も円氏も応えていなかった。
「一本化になるまでは大変な紆余曲折がある。私たちは石原伸晃に引っ込んでもらおうと集まった仲間です。敵を見誤ることなく一緒にやって行きましょう」。 司会者の言葉を民進党と円氏はどのように受け止めたのだろうか。
~終わり~
*************************
【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】
情報発信者 山崎康彦
メール:yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp
*************************
いつもお世話様です。
【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】を主宰するネットジャー ナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です。
本日月曜日(2016年5月30日)午後7時半から【ツイキャスTV】で放送しました世直しネットTV【山崎康のYYNewsLive】の放送台本です!
【放送録画】74分55秒
http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/275517380
【放送録画】
☆【YYNews】支援組織『ミル(1000)の会』のご案内です!
この世から①貧困と格差社会、②テロと戦争、③核兵器と戦争兵器を『本当に』なくすために1,000名の支援者を募集します!
http://goo.gl/xcg1wE
『ミル(1000)の会』
☆今日の最新のお知らせ
①【YouTube】録画配信への書き込み紹介
1)lanJapan 14 時間前リンクされたコメント
孫も肩身が狭いでしょうねw くされパヨク?
2)Ryu Ichigo 8 時間前
再生時間見ただけで見る気が失せたけど、 タイトル見ただけで腹立つわ。 助けたかったら、私財投げ売ってオマエが行け!!?
3)JPN20145 8分前リンクされたコメント
所得税やら消費税やら市民税やらでは足りず まだ産まれていない未来の国民からもとってやるぜというのが国債。 そこまでして絞りとった金を海外にバラまいてしまうから泣ける?
4)zenith knowledge1 日前
ストックホルム症候群を患った、”洗脳家畜酷民”が、当該放送を観た場合、 山崎さんに対して、「妄言を繰り返す異端者」という悪印象を抱くのは、 ある意味、仕方のないことかと思われます^^;
☆第12回【YYNewsLiveネット世論調査】中間報告です!
(2016.05.30午後6時現在)
テーマ:伊勢志摩G7サミットの先進各国首脳は民主的に選ばれた国民の代表であるか、世界支配階級の代理人・工作員か?
1)伊勢志摩G7サミットの先進各国首脳は民主的に選ばれた国民の代表である・・14%
2)伊勢志摩G7サミットの先進各国首脳は世界支配階級の代理人・工作員である・86%
回答締め切り:今週水曜日 (2016.06.01)午後1時30分です!
▲回答方法:
①Twitterアカウントお持ちの方:下記のURLにアクセスして回答してください。
https://goo.gl/3hukke
第12回【YYNewsLiveネット世論調査】
第12回【YYNewsLiveネット世論調査】
②Twitterアカウントお持ちでない方:メールを下記アドレス山崎宛にお送りくだ
さい。
yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp
(終り)
☆今日の画像
①毎日新聞が入手した安田純平さんとされる男性の画像。インターネット上にも公開された
②【スカル・アンド・ボーンズ】のシンボルマーク
③【スカル・アンド・ボーンズ】1947年の集合写真、ジョージ・H・W・ブッシュは時計の 左にいる
④広島での『稀代の偽善家』オバマ大統領No1
⑤広島での『稀代の偽善家』オバマ大統領No2
☆今日のキーワード
■ 米国の秘密結社【スカル&ボーンズ】
ブログ『隠された真実』より転載
https://sites.google.com/site/uranenpyou/home/skull-and-bones
米国の名門イェール大学に秘密結社スカル&ボーンズが設立される。
創設者はアルフォンゾ・タフトとウイリアム・ラッセル。
アルフォンゾ・タフトは、ユリシーズ・グラント政権で司法長官と陸軍長官を務めた。息子は第27代米国大統領のウィリアム・タフト。
ウイリアム・ラッセルは、ロスチャイルドとベアリングが支配する阿片貿易の利権を分けてもらった麻薬貿易会社ラッセル社の一族。
ラッセル社は、英国が独占するインド産阿片より質が悪いけど安価なトルコ産阿片を中国に持ち込み、そこで得た資金で「マサチューセッツ銀行」 (のちのボストン・ファースト・ナショナル銀行)を設立している。
スカル&ボーンズは、1856年には「ラッセル信託基金」の名の下に正規の法人格を取得している。
ウィリアム・ラッセルがドイツに留学した際、どうやらイルミナティと接触したようで、帰国後にその秘密結社の儀式を真似て設立されたのがスカル&ボーンズである。イルミナティとの違いは、スカル&ボーンズはホワイト・アングロサクソン・プロテスタントのみで構成されるという点である。従って、WASPのみで構成された米国版イルミナティと言ってもよいかと思われる。
初期のスカル&ボーンズは、阿片貿易で巨万の富を得たニューイングランドの有力商家が中心であった。17世紀に最初にアメリカにやってきたピューリタンの末裔たちが第一グループとされ、ホイットニー家、ロード家、ワッズ ワース家、 アレン家、バンディ家、アダムス家、スティムソン家、タフト家、ギルマン家、パーキンス家などがある。第二グループは、18世紀から19世紀に巨 万の富を得た名家で、ハリマン家、ロックフェラー家、ペイン家、ダヴィソン家、ピルスベリー家、ウェイヤハウザー家、そしてブッシュ家などである。
ウイリアム・ラッセルがドイツ留学から持ち帰ってきたもう一つのものが、ヘーゲルの弁証法である。スカル&ボーンズは、このヘーゲルの弁証法を戦略として採用している。どんなものかというと、簡単にいえば、まずテーゼ(定立)を立てて、それに対してアンチテーゼ(反定立)をぶつけて、ジンテーゼ (総合)を 導きだすというもので、正+反=合という図式で表せる。自らの優位を導くために、世界の中に意図的に対立を引き起こし、緊張が極まったところで自分たちを有利に導く解決策を提供するという方法論である。これもイルミナティーと同じで、キーワードは「分裂と混沌」。
スカル&ボーンズは教育 界に大きな影響を与えてきた。ティモシー・ドワイドがイェール学長。アンドリュー・ホワイトがコーネル大学の初代学長。ジョン・ロックフェラーはロックフェラー大学とシカゴ大学を創立。ダニエル・ギルマンは、カリフォルニア大とジョンズ・ホプキンス大の初代学長になっている。このギルマンがロックフェ ラーたちと一般教育委員会を設立し、米国の学問を方向づけた。
また、ギルマンの愛弟子にジョン・デューイがおり、デューイはアメリカ「進歩主義教育運動」の思想的な柱となっている。このデューイの教育思想と理論は、戦後日本の教育にも大きな影響を与えた。
スカル&ボーンズの中でも特に重要な人物がヘンリー・L・スティムソンである。
スティムソンは、セオドア・ルーズベルト、ウィリアム・タフト、ウッドロー・ウィルソン、カルビン・クーリッジ、ハーバート・フーバー、フランクリン・ ルーズベルト、ハリー・トルーマンと7人の大統領の側近を務めた。原爆を製造したマンハッタン計画の最高責任者でもある。
陸軍長官で あったスティムソンは、陸軍省内でスカル&ボーンズのフループを結成している。ジョン・マックロイ、ロバート・ロヴェット、マクジョージ・バン ディ、ウィ リアム・バンディ、ディーン・エイクソン、ジョージ・マーシャル、アヴェレル・ハリマン、プレスコット・ブッシュなど世界大戦時の重要な閣僚たち が名を連 ねている。このグループが、第二次世界大戦前から戦後にかけての重要な戦略政策を練り上げ、日独両国の占領政策の立案にあたった。
また、このグループは戦略事務局(OSS)を創設し、以降、その後進である中央情報局(CIA)はスカル&ボーンズ人脈を中心に構成されてい る。その他、スカル&ボーンズは、大学、財団、銀行、石油会社なども傘下に擁し、政府機関にも幅広く人材を送り込んできた。
(終り)
☆今日のひとこと
①【スカル・アンド・ボーンズ】は、WASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)のみで構成された米国版イルミナティと言ってもよい。
(【スカル&ボーンズ】ブログ『隠された真実』より抜粋)
②ヘーゲル弁証法『正+反=合』は、秘密結社【イルミナティー】と【スカル&ボーンッズ】が戦略として採用した!
『ウイリアム・ラッセルがドイツ留学から持ち帰ってきたもう一つのものが、ヘーゲルの弁証法である。スカル&ボーンズは、このヘーゲルの弁証法を戦略として採用している。どんなものかというと、簡単にいえば、まずテーゼ(定立)を立てて、それに対してアンチテーゼ(反定立)をぶつけて、ジンテーゼ (総合)を 導きだすというもので、正+反=合という図式で表せる。自らの優位を導くために、世界の中に意図的に対立を引き起こし、緊張が極まったところで自分たちを有利に導く解決策を提供するという方法論である。これもイルミナティーと同じで、キーワードは「分裂と混沌」。』
(【スカル&ボーンズ】ブログ『隠された真実』より抜粋)
③処刑された7人のA級戦犯の内、6人が陸軍軍人でなぜか海軍軍人が一人もいない!
1)板垣征四郎 - 軍人、陸相(第1次近衛内閣・平沼内閣)、満州国軍政部最高顧問、関東軍参謀長。(中国侵略・米国に対する平和の罪)
2)木村兵太郎 - 軍人、ビルマ方面軍司令官、陸軍次官(東條内閣)(英国に対する戦争開始の罪)
3)土肥原賢二 - 軍人、奉天特務機関長、第12方面軍司令官(中国侵略の罪)
4)東條英機 - 軍人、第40代内閣総理大臣(ハワイの軍港・真珠湾を不法攻撃、米国軍隊と一般人を殺害した罪)
5)武藤章 - 軍人、第14方面軍参謀長(フィリピン)(一部捕虜虐待の罪)
6)松井石根 - 軍人、中支那方面軍司令官(南京攻略時)(B級戦犯、捕虜及び一般人に対する国際法違反(南京事件))
7)広田弘毅 - 文民、第32代内閣総理大臣(近衛内閣外相として南京事件での残虐行為を止めなかった不作為の責任)
④山本五十六連合艦隊司令長官は最初から【負け戦】を知っていた! (鈴木啓功氏)
彼は真珠湾攻撃を第一波の空爆で切り上げた。【勝つ戦】であれば、第一波→海軍基地占領→ハワイ島占領→米国西海岸空爆→米国東海岸空爆の【勝つ 戦】を仕掛けたはずだが、彼は意図的にやらなかった。彼は愛人と遊んでいたのだ。
☆今日の推薦図書 (朗読編)
■日本人だけが知らないこの国の重大真実 闇の世界金融権力の日本占領計画
鈴木啓功著 (イーストプレス発行 1700円+税 2016年3月06日発売)
第6章 天皇を操る[日本国の奥の院]を透視する
-明治維新の背後に[田布施の悪魔集団]が存在した
⑦ 明治天皇の正体は[誰]なのか
P221-225 朗読
(1)今日のメインテーマ
■ 騙されてはいけない!オバマ大統領は表の顔と裏の顔を持つ【稀代の偽善者】である!
オバマ大統領は、広島で[核兵器のない世界の実現]と訴えたが、彼が実際にやっていることは、4,804発の核弾頭を持ち今後30年間にわたって1兆ドル(約110兆円)を使って米国の核兵器を近代化することだ。
オバマ大統領は、表の顔(核兵器廃絶)と裏の顔(核兵器近代化)を持つ【稀代の偽善者】なのである!
オバマ大統領の前任者であるブッシュ大統領とチェイニー副大統領ら米英軍産複合体・ネオコン戦争派が、イスラエルとサウジアラビヤと共謀して、2001年9月11日にいわゆる【9.11米国同時テロ】をイスラム過激派【アルカイダ】を偽装して自作自で起こし、アフガニスタンとイラクへの侵略戦争を仕掛けたが、オバマ大統領は、アフガニスタンとイラクから米軍を撤退させるふりをして、その代わりに米特殊部隊と民間軍事会社傭兵を投入し、無人爆撃機を大量に導入して毎日数十人、数百人を殺し続けている。
オバマ大統領は、表の顔(戦争終結)と裏の顔(戦争拡大)を持つ【稀代の偽善者】なのである!
オバマ大統領は、2008年の大統領選挙で[We can Change!]と叫びブッシュ前大統領の悪政を変えると訴えて圧倒的な支持を得て当選し、大統領が就任した2009年始めには2000年頃から始まった【サブプライム住宅ローンバブル】が破裂してリーマンショックに代表される【世界金融恐慌】が勃発した。
その時オバマ大統領が取った政策は、ローンが払えずに住宅を銀行に差し押さえらホームレスとなった数百万人の住宅ローン破産者を救済するのではなく、彼は多額の負債を抱えた住宅供給公社と銀行と保険会社とGMやクライスラーなどの大企業を莫大な税金を使って救済したのだ。
オバマ大統領は、表の顔(大衆の味方)と裏の顔(国際金融マフィアの代理人)を持つ【稀代の偽善者】なのである!
【関連情報1】
▲現在実戦配備されている核弾頭の数(櫻井ジャーナルより)
①アメリカ:2104発(保有総数4804発)
②ロシア:1600発(同4480発)
③イギリス:160発(同225発)
④フランス:290発(同300発)
⑤中国:250発、
⑥インド:110発、
⑦パキスタン:120発、
⑧北朝鮮:最大で10発。
⑨イスラエル:400発
【関連情報2】
▲ヒロシマで「核なき世界」誓うオバマ「使える核兵器」に1兆ドル
2016年5月27日 木村正人 在英国際ジャーナリス
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20160527-00058125/
(抜粋)
1.ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は「すべての核保有国は核兵器システムを発展させ、すでにある核兵器の改良に取り組んでいる」と指摘しています。オバマ政権も今後30年間にわたって1兆ドル(約110兆円)を使い、米国の核兵器を近代化する計画です。
2.米国の国家核安全保障局(NNSA)と空軍は昨年、米ネバダ州の砂漠で核重力爆弾B61-12の核抜き投下テス
トを行いました。ベルギー、オランダ、ドイツ、イタリア、トルコの5カ国にある6つの米軍基地に200発が配備されている戦術核B61の4タイプについて は2012年2月からアップグレードする計画が進められています。B61は欧州配備分を含め全部で520発。予算は80億ドル。24年には配備される予定です。
(終り)
(2)今日のトッピックス
①新たな画像ネット上に 28日以降に撮影か
毎日新聞 2016年5月30日
http://mainichi.jp/m/?u3OwjW
毎日新聞が入手した安田純平さんとされる男性の画像。インターネット上にも公開された=撮影日時・場所不明
【カイロ秋山信一】内戦下のシリアで昨年6月、フリージャーナリストの安田純平さん(42)が行方不明になった事件で、安田さんとされる男性の新たな画像が29日夜(日本時間30日未明)、インターネット上で公開された。男性は「助けてください これが最後のチャンスです 安田純平」と日本語で書かれた白い紙を手にしていた。安田さんと見られる男性の画像公開は今年3月以来。犯行グループが、日本政府や安田さんの関係者との身代金目的の交渉を進展させたいという思惑で、新たな画像を公開した可能性がある。
<安田純平さん>武装組織による拘束の背景 命守る行動、待ったなし .
画像を公開したのは、3月に動画を公開したのと同じ30代のシリア人男性。今回の画像がネット上に公開される直前、毎日新聞カイロ支局の助手に同じ画像を送信してきた。映っていた男性は、3月の動画に登場した男性と酷似しており、髪やひげが伸びていた。
シリア人男性は毎日新聞の電話取材に「安田さんは(シリアの国際テロ組織アルカイダ系勢力)ヌスラ戦線に拘束されている。画像は今月28日以降に撮影され、ヌスラ戦線側から仲介者を通じて入手した」と説明。また、「1カ月以内に身代金を支払わなければ、過激派組織『イスラム国』(IS)との人質交換を通じて、ISに引き渡される恐れがある」と、早期に交渉に応じるべきだと主張した。
ヌスラ戦線は過去にも外国人記者らを拘束し、身代金と引き換えに解放した例がある。外国人記者を殺害した事例は確認されていない。ただ現在までに、ヌスラ戦線が安田さん拘束に関与した直接証拠はなく、犯人は特定されていない。
安田さんの入国を仲介した関係者によると、安田さんは昨年6月、シリア人ブローカーと共に、トルコ南部からシリア北西部イドリブ県に密入国した。イドリブ県は当時からシリア反体制派やヌスラ戦線の連合軍が実効支配している。
安田さんを巡っては、昨年7月にシリアで武装勢力に拉致され、今年5月に解放されたスペイン人記者らと一時期、同じ場所で拘束されたとスペインの通信社が報じていた。スペイン人記者らはヌスラ戦線に拘束されていたとみられている。
②内閣支持率上昇55%、世論調査 米大統領広島訪問98%が好評価
2016/5/29 共同通信
http://this.kiji.is/109548814357086210
共同通信社が28、29両日に実施した全国電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は55・3%で、4月の前回調査48・3%から7ポイント上昇した。オバマ米大統領の広島訪問について「よかった」との回答が98・0%に上った。
来年4月の消費税率10%への引き上げ再延期に賛成は70・9%、反対24・7%。安倍首相の下での憲法改正に反対が54・9%、賛成は35・0%だった。
元米海兵隊員の軍属が逮捕された沖縄の女性遺棄事件に関連し、日米地位協定を「改定するべきだ」との回答が71・0%を占めた。「改定する必要はない」は17・9%にとどまった。
③米リバタリアン党、元州知事を大統領候補に 不満の受け皿目指す
2016年05月30日 AFP日本語版
http://www.afpbb.com/articles/-/3088757?act=all
米リバタリアン党、元州知事を大統領候補に 不満の受け皿目指す
【5月30日 AFP】米国の小政党リバタリアン党(Libertarian Party)は29日、ゲーリー・ジョンソン(Gary Johnson)元ニューメキシコ(New Mexico)州知事を大統領候補に指名した。共和党の指名獲得を確実にした不動産王のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏、民主党の指名争いを優位に進めるヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官への世論の不満が伝わるなか、党の規模を超えた大きな影響を大統領選に与えていきたい考えだ。
リバタリアン党は「最小の政府と最大の自由」(党代議員)の実現を中心的な目標に掲げる。この日、フロリダ(Florida)州オーランド(Orlando)で党大会を開き、党の大統領候補を選んだ。
ジョンソン氏はたたき上げの実業家で元共和党員。所得税の撤廃と米内国歳入庁(IRS)の廃止を主張しており、州知事時代には減税と官僚組織のスリム化に取り組んだ。マリフアナ合法化の推進派でもある。
ジョンソン氏は党員らを前に行った演説で「私は真実を語る。嘘つきではない」と強調。自身の率直な姿勢は大統領選の現状に不満を募らせている有権者を引き付け、長らく弱小政党に甘んじてきたリバタリアン党が「大きな政党」に飛躍することに寄与するはずだと力説した。
今回の大統領選では二大政党である共和、民主両党の候補に対する不満が広がっていることから、リバタリアン党は付け入る隙があるとみている。実際、トランプ氏とクリントン氏、ジョンソン氏による三つどもえの大統領戦を想定した最近の世論調査では、少なくとも2つの調査でジョンソン氏が10%の支持を獲得している。
ジョンソン氏は29日の記者会見でトランプ氏に対する批判のトーンを強め、同氏がメキシコ人移民を「レイプ犯」呼ばわりしたのを理由に「差別主義者」と断じた。
AFPとの今月のインタビューでは、トランプ氏とクリントン氏を「現在の米政界における最も両極端な二人」と評し、「私は社会問題に関してはヒラリーよりもリベラルだし、財政問題では(共和党の候補指名争いから撤退した)テッド・クルーズ(Ted
Cruz)よりも保守的だ」と語っている。(c)AFP/Brian KNOWLTON
(3)今日の重要情報
① 核なき世界を追求すると言いながらロシアとの核戦争を準備する米大統領の戯言を伝えるマスコミ
2016.05.28 櫻井ジャーナル
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201605270000/
バラク・オバマ米大統領は5月27日に広島の平和記念資料館を訪問、「核なき世界を追求する勇気」について語ったという。この人物、大統領に就任して間もない2009年4月5日にプラハで核兵器のない世界を目指すと演説、その年にノーベル平和賞を授与されているが、14年9月21日の報道によると、今後30年間に9000億ドルから1兆1000億ドルを核兵器のために投入するとしている。
ノーベル平和賞の授与に縛られることなく、オバマ政権は他国の領空に無人機を飛ばして民間人を殺傷、アル・カイダ系武装集団やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)などを使ってリビアやシリアを軍事侵略した。リビアはNATO軍も投入してムアンマル・アル・カダフィ政権を2011年10月に倒し、今は無政府状態。NATOと連携していたアル・カイダ系のLIFGを率いていた人たちは現在、ダーイッシュというタグをつけているようだ。CBSのインタビュー中にカダフィ惨殺を知らされ、「来た、見た、死んだ」と口にしたのは当時の国務長官、ヒラリー・クリントンである。
カダフィが惨殺された直後、ベンガジでは裁判所にアル・カイダの旗が掲げられ、その映像がYouTubeにアップロードされた。イギリスのデイリー・メイル紙も伝えている。この段階でリビアが武装勢力の跋扈する破綻国家になることは予想されていたことだ。
リビアと並行してシリアへの侵略を進め、無政府状態になったリビアでは軍の倉庫から武器/兵器が持ち出されてトルコへ運ばれた。輸送の拠点になったのはベンガジにあったCIAの施設で、そうした事実をアメリカ国務省は黙認していた。輸送にはマークを消したNATOの輸送機が使われたとも伝えられている。
ベンガジのアメリカ領事館は2012年9月11日に襲撃され、クリストファー・スティーブンス大使らが殺されているが、ここは武器輸送の拠点だった。領事館が襲撃される前日、大使は武器輸送の責任者だったCIAの人間と会談、襲撃の当日には武器を輸送する海運会社の人間と会っている。
運び出された武器/兵器の中に化学兵器も含まれていた。これをシリアで使い、政府軍に責任をなすりつけてNATO軍が直接、介入する口実に使用としたと言われている。こうした工作をスティーブンスも知っていた可能性は高く、彼の上司だったヒラリー・クリントンも報告を受けていたはず。
2012年11月、デイビッド・ペトレイアスがCIA長官のポストを辞しているが、この人物はクリントンと緊密な関係にあることで有名。この線からもクリントンは情報を得ていただろう。
2013年11月にはウクライナでクーデターを始める。世界を支配するためにはロシアを制圧する必要があり、ロシアを制圧するカギはウクライナが握っているとズビグネフ・ブレジンスキーたちは考えていた。
まず、キエフのユーロマイダン(ユーロ広場、元の独立広場)でカーニバル的な抗議活動を始めて人を集め、年明け後にはネオ・ナチ(ステファン・バンデラ派)を前面に出した暴力的活動に切り替える。
2月18日頃から反大統領派は棍棒、ナイフ、チェーンなどを手にしながら石や火炎瓶を投げるだけでなく、ピストルやライフルで銃撃を始め、さらに反大統領派や治安部隊、双方を狙った狙撃も行われた。その指揮者はネオ・ナチの幹部、アンドレイ・パルビーだ。
このクーデターを指揮していたのはアメリカのビクトリア・ヌランド国務次官補で、キエフに乗り込んで扇動していた。ジョン・マケイン上院議員も同じように蜂起を煽っていた。
今年4月24日にイギリスのBBCが放送した番組の中で、オバマ大統領はシリアのバシャール・アル・アサド政権を倒すためにアメリカなりイギリスなりが地上軍を派遣することはないだろうと語っているが、アメリカ政府が250名の特殊部隊をシリアへ派遣して300人体制にすると発表したのはその翌日だ。
この「派遣」はシリア政府が承認したものでなく、明らかな侵略。アメリカ側は「地元の武装勢力」を訓練するとしているが、それが何者なのかは明らかにされていない。アメリカ軍の情報機関DIA(国防情報局)は2012年の段階で、シリアで政府軍と戦う「穏健派」が事実上、存在しないとホワイトハウスに報告している。
DIAが2012年8月に作成した文書によると、シリアで政府軍と戦っている武装勢力の主力はサラフ主義者(ワッハーブ派)、ムスリム同胞団、そしてアル・カイダ系武装集団のAQIで、西側、ペルシャ湾岸諸国、そしてトルコの支援を受けているとしている。
DIAによるとアル・ヌスラはAQIの別名。ムスリム同胞団はワッハーブ派から強い影響を受け、アル・カイダ系武装集団の主力もワッハーブ派だ。つまり、シリアで政府軍と戦っているのはサウジアラビアの国教であるワッハーブ派の信徒たちだ。
1970年代から80年代にかけてアメリカは中央アメリカで秘密工作を展開した。巨大資本の利権を守る軍事独裁政権を支援、ニカラグアの革命政権を倒すことが目的で、このときもアメリカの特殊部隊が送り込まれている。戦闘には参加しないとされたが、勿論、実際には参加し、死傷者も出た。戦死した特殊部隊員の家族は、後に、事実を明らかにするよう求めている。
ウクライナのクーデターは東部や南部の住民から拒絶され、西部には「EU幻想」を抱く住民が少なくなかったようだが、クーデターやその背後の実態が明らかになり、その幻想も消えつつあるようだが、アメリカの好戦派は核戦争の脅しでロシアを屈服させようという基本戦術を変える気配はない。
1991年12月にソ連が消滅、翌年の初頭にネオコン/シオニストが国防総省のDPG草案という形で世界制覇プランを作成して以来、NATOは東へ拡大してきた。このプランは「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」とも呼ばれ、旧ソ連圏だけでなく西ヨーロッパ、東アジアなどの潜在的なライバルを潰し、膨大な資源を抱える西南アジアを支配しようというものだ。
そうした中、1995年1月にアメリカとロシアは核戦争の一歩手前まで行ったという。ノルウェーの北西沖にある島から「科学目的」のロケットが発射されたのだが、その軌道がロシアの想定するアメリカの大陸間弾道ミサイルと同じで、ロシア軍が反撃しても不思議ではない状況だったとされている。
核戦争の寸前まで行ったケースはほかにもあり、例えば、1979年にはNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)のコンピューターは戦争シミュレーションと実戦を間違えて核戦争を始めかねない事態になり、その1年後にも米軍のコンピューターはソ連が大規模なミサイル攻撃を始めたと判断、1985年にはソ連の早期警戒衛星が太陽の光をアメリカの大陸間弾道ミサイル発射と誤認して危うく核戦争になるところだった。
本ブログでは前に指摘したが、1983年にアメリカ軍はソ連に対する軍事的な挑発を行い、その年の8月31日から9月1日にかけて大韓航空007便がNORADの緩衝空域や飛行禁止空域を通過してソ連軍の重要な軍事基地の上空を飛行、サハリンで撃墜されている。この時も核戦争が勃発しかねなかった。この領空侵犯は意図的だった可能性が高いと筆者は考えている。1985年にソ連軍が動かなかったのは人類にとって好運だったが、アメリカの好戦派はこれによってソ連をなめた可能性がある。
ソ連消滅後、アメリカ/NATOはミサイル防衛システムをロシアとの国境近くに配備、ロシアから攻撃的なものだとして抗議されてきた。最近、ルーマニアでも新たにミサイル基地を建設、ポーランドでも予定している。アメリカ側はイランなどからの攻撃に対処するためだとしているが、説得力は全くない。
防衛的なシステムであったとしても、先制攻撃に対する報復攻撃に対処するためだと考えられるが、5月27日にギリシャを訪問したウラジミル・プーチン露大統領はこのミサイルに関し、今は射程500キロメートルでもすぐに1000キロメートルへ伸ばすことができ、2400キロメートルの攻撃的なミサイルへ切り替えることができるとし、ミサイルを配備した場所はロシア軍の攻撃目標になると警告した。
「儲かる兵器」の開発に熱心なアメリカと違い、ロシアは着実に兵器の性能をアップさせてきた。弾道ミサイルのイスカンダルは射程距離は280から400キロメートルだが、飛行速度はマッハ6から7。西側の防空システムは対応できないと考えられている。
シリアでの戦闘ではカスピ海から発射された巡航ミサイルがシリアのターゲットへ正確に命中、潜行中の潜水艦から発射されたミサイルによる攻撃も見せた。実戦配備が近いとされているS-500は弾道ミサイルが大気圏へ再突入する前に撃ち落とすことが可能だとも言われている。
アメリカ国防総省系のシンクタンクRANDによると、NATO軍とロシア軍が戦争を始めた場合、60時間でNATOは制圧されるという。それでもアメリカの好戦派はロシアを軍事的に威圧すれば屈服させられると考えているのか、NATO軍の一部である欧州連合軍の副最高司令官だったイギリス陸軍のリチャード・シレフ大将はロシアの周辺国で軍事力を増強してロシアを威圧するべきだと主張、イギリスのマイケル・ファロン国防相は軍事的緊張の高まりをロシアに責任を押しつけている。アメリカがロシアと戦争を始めたなら、核戦争にならざるをえない。
西側でもロシア政府はアメリカ支配層を信頼する危険性が指摘されてきたが、ギリシャでのプーチン発言を聞くと、アメリカの好戦派は話し合いのできない相手だと彼も腹をくくったような気がする。アメリカの支配層は「戦争は罪なき市民に、途方もない苦しみと喪失をもたらす」と言いながら、破壊と殺戮をやってのける人たちだ。オバマの広島訪問に浮かれている場合ではない。
(4)今日の注目情報
①【衆院・東京8区】石原・金目大臣を勝たせてきた候補のエゴと民進党の覚悟のなさ
2016年5月30日 田中龍作ジャーナル
http://tanakaryusaku.jp/
3人の候補予定者(左から吉田、円、原田氏)の周りで市民たちが1本指を立てた。=29日、杉並区内 撮影:筆者=
大労組に支えられた政党と返り咲きを狙う元国会議員には、市民の悲鳴が聞こえないようだ―
衆院・東京8区で野党は自民党の石原伸晃氏に7連敗中である。
あくまでも単純計算だが、7敗のうち5回は野党が候補を一本化していれば勝てた。2014年と2012年の年末総選挙が記憶に新しい。
野党同士で足を引っ張りあって自公を勝たせる・・・典型的な選挙区が東京8区だ。石原氏は野党に感謝状を出してよいくらいだ。
石原氏の金城湯池作りに野党が大きく貢献してきた杉並区。ここで今回も同じ過ちが繰り返されようとしている。民進党、共産党、無所属の3人が立候補を表明しているのだ。
「野党候補を一本化しないことには石原氏に勝てない」。
しびれを切らした市民たちが29日、3人の立候補予定者本人を区内の公共施設に呼び、質問や要望を突きつけた。(主催:自由と平和のために行動する議員と市民の会@杉並)
出席した市民の最大の関心事は、円より子候補予定者(無所属・元民主党)の動向である。
やる気まんまんの元国会議員(69歳)は、野党統一候補が決まっても降りる気は さらさら ないようだ。この日は自慢話を ひとしきり すると、そそくさ と帰ってしまった。
市民から要望が出た。「吉田(民進)さんは円さんとの調整を最速でやってほしい」と。石原・金目大臣の牙城は永久に不滅なのか?=29日、杉並区 撮影:筆者=
「双方お互いの立場もあるようで、当人が思っている党との関係が食い違っている。新しい候補者を受け入れて下さっていない。当事者同士での話し合いは、受けてもらえなかった」。
円氏をめぐっては小林節新党から(全国比例で)出馬するとの説もある。
そうなれば、民進と共産との間で候補者調整をすれば済む・・・などと思ってはいけない。
少なくともきょう出席した市民が民進に信頼を寄せているとは言い難いのである。「民進党は信用できない」という質問状が相次いだ。
ある市民は「民進党は比例で復活すればよいと思っているのではないか?」と不信感をぶつけた。選挙区で勝たない限り、石原氏を落とすことはできないのだ。
吉田候補予定者は原発問題などで質問をはぐらかすケースが目立った。言葉はきれいだったが、有権者の胸に迫ってくるものはなかった。
市民の質問に一番明確に答えていたのは原田あきら候補予定者(共産・杉並区議4期目)だった。
市民が「統一候補が決まれば降りることを話しているか?」と聞いた。
共産党党・杉並地区委員会委員長の酒井文男氏は「降りる」とまで断言した。
共産党の覚悟に民進も円氏も応えていなかった。
「一本化になるまでは大変な紆余曲折がある。私たちは石原伸晃に引っ込んでもらおうと集まった仲間です。敵を見誤ることなく一緒にやって行きましょう」。 司会者の言葉を民進党と円氏はどのように受け止めたのだろうか。
~終わり~
*************************
【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】
情報発信者 山崎康彦
メール:yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp
*************************