杉並からの情報発信です

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【YYNewsLive】■一般庶民のための『市民革命論』第三回講座:(ブログ記事再掲) 明治維新から現代まで続く【でっちあげ天皇制=田布施システム】とは何か?

2017年12月26日 22時52分07秒 | 政治・社会
いつもお世話様です。                          

【YYNews】【YYNewsLive】【杉並からの情報発信です】【YYNewsネット世論調査】を主宰する市民革命派ネットジャーナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です。

本日火曜日(2017年12月26日)午後9時から放送しました【YYNewsLiveNo2455】の放送台本です!

【放送録画】 84分34秒

http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/428945250

☆今日のひとこと

①「私たちは、何でも議論の余地があると習いました。しかし、それは間違いです。世の中には紛れもない事実があります。地球は平らではありませんし、プレスリーも生きていないのです。ウソと事実を同列に扱ってはいけません。報道機関も、なんでも両論併記をすればいいということではありません」

(アメリカの歴史学者で映画「否定と肯定」の原作者リップシュタットは映画の日本公開に先駆けて応じた朝日新聞のインタビュー(17年11月28日付)でメディアによる「両論併記」に対することば)

②「アーミテージ・ナイレポートで有名なCSISが子宮頸がんワクチン勧奨再開要求。メルクがスポンサーの2015年版レポートの結論は、日本のワクチン反対運動が諸外国にも深刻な波及効果をもたらし、「解決には現政権の首脳陣による政治リーダーシップが不可欠」としている」(2016年4月7日はたもとこさんのTwitter)

③「子宮頸がんワクチン勧奨中止の日本政府に、TPP発効後、ISDS条項で、損害賠償請求することが可能となる!米国メルク等が日本政府を訴えることは可能であると認めた政府答弁。4/4山本太郎議員質問http://goo.gl/CofxZe(2016年4月13日はたもとこさんのTwitter)

④「子宮頸がんワクチン。昨年7月に日本で承認申請した米メルク(MSD社)のガーダシル9は、1年での承認を狙っているという。日本初承認のGSK社サーバリックスは、当時の舛添厚労大臣の主導で、強引な異議なし議決の審議会を経て2年のスピード承認。TPPも国内臨床試験を軽視・無視。許せない」(2016年4月23日はたもとこさんTwitter)

⑤「CSISを使い日本政府に勧奨再開の圧力をかける米メルク(MSD社)。ガーダシルが日本で承認された2011年、3400名余の医師に約2億2千万円の不適切な金銭供与で製薬工業協会から資格停止処分。ガーダシルの国内臨床試験も不祥事連続。日本政府が甘いのだ」
(2016年4月24日はたもとこさんTwitter)

⑥「子宮頸がんワクチン。5/18にガーダシル製造販売元MSD社トニー・アルバレズ社長主催の「女性のための予防医療」シンポジウム。第43代米大統領G・Wブッシュ氏もパネリスト。主催者委員には岡本充功・河野正美・古川俊治・三ツ林裕巳の医師国会議員の名も。米国メルクのロビー活動は活発だ」(2016年5月4日はたもとこさんTwitter)


New!☆今日の音声

①2017年12年15日英BBCが伊藤詩織さんをラジオインタビューした!

http://www.bbc.co.uk/programmes/p05r58zm
(1)今日のメインテーマ

■一般庶民のための『市民革命論』第三回講座:世界支配階級と日本支配階級が仕掛ける「支配と搾取、貧困と弾圧、テロと戦争」に決して殺されないために!

【過去の講座タイトル】

第二回講座:

▲(ブログ記事再掲)私が考える『日本版五つ星運動』30の政権公約!『No12-No20』

2017.12.02 ブログ『杉並からの情報発信です』

http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/b4e57f931b15d8a9cf049952813c07c3

第一回講座:

▲(ブログ記事再掲)私が考える『日本版五つ星運動』30の政権公約!『No1-No11』

2017.12.02 ブログ『杉並からの情報発信です』

http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/b4e57f931b15d8a9cf049952813c07c3

【本日第三回講座タイトル】

▲(ブログ記事再掲)
明治維新から現代まで続く【でっちあげ天皇制=田布施システム】とは何か?

2014.08.13 ブログ『杉並からの情報発信です』

http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/c5f7c56572407ea69dbeb8a8639ce48e

1867年の明治維新以降1945年のアジア太平洋侵略戦争敗戦までの日本を支配し海外侵略戦争と国民弾圧を実行したのは【天皇制軍事独裁体制】でありその中心は【でっちあげ天皇制=田布施システム】である!

1945年の敗戦によって【でっちあげ天皇制=田布施システム】は一時的に消滅したが、戦勝国の米国支配層は戦後の日本を支配し搾取する道具として【田布施システム】を復活させ現在まで機能させている!

明治維新から敗戦まで【でっちあげ天皇制=田布施システム】を担った中心人物は、孝明天皇と睦人親王を暗殺し自らの出身地である山口県熊毛郡田布施町の大室寅之助を明治天皇にすり替え【明治天皇すり替え】を隠ぺいするために【大日本帝国憲法】を起草して【天皇神格化】【万世一系天皇】【天皇統帥権不可侵化】をでっちあげた伊藤博文であり、神格化した天皇を演じ侵略戦争を主導した昭和天皇であろう!

1945年の敗戦後、戦勝国の米国支配層と一体となって【米国による日本植民地化】の基礎を築き国民を支配し搾取してきたのは戦争責任を免責され1950年代に日本の権力機構に完全復活した【戦後の田布施システム】であろう!

戦後の【田布施システム】を担った中心人物は、戦争犯罪を免責され【平和天皇】を演じて助命と天皇制存続と引き換えに日本全土への米軍駐留を推進した昭和天皇と米国CIAスパイになることでA級戦犯処刑を逃れ米国支配層の援助で首相となり1960年に国民の大反対を暴力で封じ込んで【日米安保条約】【日米地位協定】を強行採決し現在まで続く【米国による日本支配】の法的根拠を与えた岸信介であろう!

1947年5月3日に【日本国憲法】が公布された段階で、国民は昭和天皇をはじめとする戦争犯罪の政治家や軍人や国家官僚や経済人らの責任追及と厳罰処分しついほうすべきだったのだ!

1947年5月3日に【日本国憲法】が公布された段階で、国民は国民弾圧を犯した特高官僚や内務官僚の責任を追及し厳しく処罰すべきだったのだ!

1947年5月3日に【日本国憲法】が公布された段階で、国民は【天皇制】【靖国神社】【君が代】【日の丸】を廃止すべきだったのだ!

その時には何もできず、その後もずっと何もしないできた【大きなつけ】が、今【戦後田布施システム】の守護神である安倍晋三というグロテスクなファシスト&サイコパス(人格破壊者)の政治家の登場を許し日本を戦争と貧困と差別と棄民の暗黒世界に導こうと暴走するのを許しているのだ!

【関連記事1】

▲安倍首相、祖父・岸元首相の墓参り 夏休み中、地元入り

2014年8月12日 朝日新聞

夏休み中の安倍晋三首相は12日、2泊3日の日程で
地元の山口県を訪ねた。祖父の岸信介元首相の墓前で手を合わせ、記者団に
「国民の命と平和な暮らしをこれからも守っていくと改めてお誓いした」と述べた。

首相が山口県を訪ねたのは、一昨年12月の第2次政権発足後6度目。同県田布施町にある岸氏の墓を首相の立場で訪れるのは、第1次政権も含め初めてだ。

7月に集団的自衛権を使えるようにする閣議決定をした首相は、その後の会見や国会答弁で岸氏が日米安全保障条約改定を行ったことにたびたび言及。「当時も、戦争に巻き込まれるという批判があったが、かえって抑止力は高まった」と主張している。

【関連記事2】

(1)明治維新以降現在までの山口県田布施村周辺出身の首相8名!

伊藤博文(田布施町)、山形有朋(萩市)、桂太郎(萩市),寺内正毅(山口市),田中儀一(萩市),岸信介(田布施町),佐藤栄作(田布施町),安倍晋三(長門市)

(2)その他の山口県田布施村周辺から排出した人材

大室寅之佑 すり替え明治天皇

難波作之助 代議士(難波大助という皇太子を銃でうとうとした男の父親)

国光五郎  代議士

鮎川義介(ぎすけ)日産コンチェルンの総帥、

久原房之助(くはらふさのすけ)日立グループの総帥、

松岡洋右 外務大臣

宮本賢治 共産党書記長

京大教授の河上肇 マルクス主義を世に広めた

岩田宙造 法律界の大御所

安部源基 内務相トップの特高官僚

【関連情報3】

▼戦後国会議員になった戦前の特高官僚出身別リスト(計54名)

(『告発―戦後の特高官僚―反動潮流の源泉』参照、当選順、主な特高歴)

A:中央(内務省警保局+警視庁特高)出身者(35名)

1)増田甲子七・警保局図書課、

2)大村清一・警保局長、

3)館哲二・内務次官

4)町村金五・警保局長*元自民党衆議院議員故町村信孝の実父。

5)今松治郎・警保局長

6)大麻唯男・警保局外事課長、

7)岡田忠彦・警保局長、

8)河原田稼吉・保安課長・内相、

9)田子一民・警保局保安課長兼図書課長、

10)館林三喜男・警保局事務官活動写真フィルム検閲係主任、

11)富田健治・警保局長

12)灘尾弘吉・内務次官

13)古井喜実・警保局長

14)山崎巌・警保局長 *自民党国会議員として【憲法改正】【靖国神社法案】で暗躍

15)相川勝六・警保局保安課長、

16)橋本清吉・警保局長、

17)大達茂雄・内務相、

18)後藤文夫・警保局長、

19)広瀬久忠・内務次官、

20)大坪保雄・警保局図書課長、

21)唐沢俊樹・警保局長、

22)川崎末五郎・警保局図書課長、

23)重成格・警保局検閲課長、

24)桜井三郎・警保局事務官ローマ駐在官、

25)湯沢三千男・内相、

26)金井元彦・警保局検閲課長、

27)大久保留次郎・警視庁特高課長、

28)岡田喜久治・警視庁外事課長兼特高課長

29)鈴木幹雄・警視庁特高部外事課長

30)池田清・警視庁外事課長・警視総監

31)伊能芳雄・警視庁特高課長、

32)纐纈弥三・警視庁特高課長、

33)岡崎英城・警視庁特高部長、

34)薄田美朝・大阪府特高課警部・警視総監、

35)原文兵衛・鹿児島県特高課長、警視総監

B:地方特高出身者(18都府県19名)

1)大阪:保岡武久・大阪府特高課長、

2)青森:寺本広作・青森県特高課長、

3)岩手:古屋亨・岩手県特高課長、

4)秋田:松浦栄・秋田県特高課長、

5)新潟:岡本茂・新潟県特高課長、

6)福井:菅太郎・福井県外事課長兼特高課長、

7)神奈川:安井誠一郎・神奈川県外事課長、

8)静岡:西村直己・静岡県特高課警部

9)長野:川合武・長野県特高課長

10)滋賀:吉江勝保・滋賀県特高課長、

11)京都:中村清・京都府特高課長

12)京都:丹羽喬四郎・京都府特高課長

13)和歌山:増原恵吉・和歌山県特高課長、

14)兵庫:雪沢千代治・兵庫県外事課長、

15)広島:鈴木直人・広島県特高課長、

16)鳥取:高村坂彦・鳥取県特高課長
*自民党副総裁高村正彦の実父。祖父高村宇佐吉は山口県熊毛郡三井村(現光市三井)生まれの大工の棟梁で村会議員。

17)山口:亀山孝一・山口県特高課長、

18)熊本:青柳一郎・熊本県特高課長

19)鹿児島:奥野誠亮・鹿児島県特高課長、

【関連情報4】

▲ 歴史

【1866年】

10月31日(慶応2年9月23日)- 徳川家茂葬儀(増上寺)

【1867年】

1月10日(慶応2年12月5日) 徳川慶喜が第15代征夷大将軍に就任

1月30日(慶応2年12月25日)孝明天皇崩御(発表12月29日)

2月13日(慶応3年1月9日) 睦仁親王践祚(明治天皇)

8月28日(慶應3年7月29日) 中岡慎太郎が陸援隊を組織   

10月1日 - カール・マルクス『資本論』第1部刊行

10月29日(慶応3年10月3日) 大政奉還: 土佐藩が徳川慶喜へ建白書を提出

11月9日(慶応3年10月14日) 大政奉還: 徳川慶喜が明治天皇へ上奏文を提出

11月10日(慶応3年10月15日) 大政奉還: 明治天皇が勅許し大政奉還成立

11月16日(慶応3年10月21日) 大政奉還: 徳川慶喜が大政奉還を布告

11月19日(慶応3年10月24日) 大政奉還: 徳川慶喜が征夷大将軍を辞す

12月10日(慶応3年11月15日) 坂本龍馬・中岡慎太郎暗殺される(近江屋事件)

12月13日(慶応3年11月18日) 伊東甲子太郎暗殺される(油小路事件)

【1868年】

1月3日(慶応3年12月9日) 王政復古の大号令、小御所会議

1月27日(慶応4年1月3日) 戊辰戦争: 鳥羽・伏見の戦い

1月28日(慶応4年1月4日) 戊辰戦争: 阿波沖海戦

4月6日(慶応4年3月14日) 五箇条の御誓文

5月3日(慶応4年4月11日) 戊辰戦争: 江戸開城

5月11日(慶応4年4月19日) 戊辰戦争: 宇都宮城の戦い

6月10日(慶応4年閏4月20日)戊辰戦争: 会津戦争

6月21日(慶応4年5月2日) 戊辰戦争: 北越戦争

6月22日(慶応4年5月3日) 戊辰戦争: 奥羽列藩同盟成立

7月4日(慶応4年5月15日) 戊辰戦争: 上野戦争

7月8日(慶応4年5月19日) 戊辰戦争: 北越戦争、長岡城陥落

8月4日(慶応4年閏6月16日) 戊辰戦争: 磐城の戦い

9月15日(慶応4年7月29日) 戊辰戦争: 二本松の戦い、二本松城が陥落

11月26日(明治元年10月13日) 東幸:
明治天皇が東京入りして江戸城を皇居と治定し               東京城と改称

12月4日(明治元年10月21日) 戊辰戦争: 箱館戦争

【関連情報5】

▲【日本の真相1 明治天皇すりかえ】

鬼塚英明氏のDVD『鬼塚英昭が発見した日本の秘密』

http://www.youtube.com/watch?v=igJ12gwRtvQ

【関連情報6】

▲【DVDPart1近代日本、その秘密に迫る!】全文書き起こし

鬼塚英明氏のDVD『鬼塚英昭が発見した日本の秘密』(成甲書房4800)は必見だ!
2013-08-10

http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/cd32796a8d60e104b958eb66b97e0eb5

(終わり)

☆今日の推薦本(朗読)

■鈴木啓功著『炎上する世界経済 日本人だけが知らない国際金融の残酷な現実』(イースト・プレス2017.08.21発行\1700+税)

*第64回 朗読 (2017.12.26)

終章 2020年=東京五輪は開催されない (P338-393)

ー日本国民は「悪魔の自民党政権」を徹底的に打ち倒せ

▲超サイクル理論=世界歴史の構造とメカニズム (P358-364)

▲歴史は「180年サイクル」で動いている (P365-369)

(2)今日のトッピックス

①弱い者ほどなぶるのか 安倍政権の沖縄と庶民への仕打ち
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2017年12月25日 日刊ゲンダイ

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220198

この政権の冷酷無残がよく分かる。政府が22日に閣議決定した2018年度予算案の中身は、もはや鬼の所業と言うほかない。

まず、沖縄関係予算。沖縄振興費は前年から140億円減の3010億円となっている。前年度比で実に4.4%の減額だ。しかも、国の直轄事業は軒並み増額し、使い道の自由度が高い一括交付金を大幅に削った。過去最低の1188億円は前年度比で約170億円、12.6%もの大幅減。一括交付金は、これで4年連続の減額である。

23日付の毎日新聞が「翁長氏が知事になって振興予算が目に見えて減っている、というところを県民に見せる」という政府関係者のコメントを紹介していたが、こうなると、嫌がらせ以外の何物でもない。

知事選を前に、米軍普天間基地の辺野古移設に反対する沖縄県の翁長知事に予算で圧力をかけ、沖縄世論に揺さぶりをかける。いつもながら卑劣なやり口だ。沖縄振興と基地問題を「リンクさせない」としてきた従来の政府方針を反故にして、予算減額で締め付けようというのである。

その一方で、米軍空母艦載機部隊の移駐を岩国基地に受け入れる山口県への関連交付金は従来の2・5倍に引き上げるなど、露骨に優遇してみせるのだ。元外務省国際情報局長の孫崎享氏が言う。

「基地問題で苦しんでいる沖縄に対し、よくこんな仕打ちができるものです。今月13日にも普天間第二小学校に米軍ヘリのCH53Eが窓を落とすという事故がありました。わずか6日後に米軍が同機の飛行を再開しても、日本政府は抗議もしないで容認した。沖縄の基地問題と正面から向き合わずに、米国の顔色をうかがって沖縄に辺野古移設をゴリ押ししてきたのが安倍政権です。これに反対する民意に支えられた翁長知事に対しては振興予算の大幅カットと、札束で頬をはたくような真似をする。誰もがカネで言うことを聞くとでも思っているのでしょうか。米国のトランプ大統領とまったく同じ下劣な発想です」
■「金目」で圧力はトランプと同じ

国連総会は21日の緊急特別会合で、エルサレムをイスラエルの首都とするトランプ政権の決定に対し、撤回を求める決議案を賛成多数で採択したが、賛成すれば経済支援を打ち切ると事前にドーカツしていたのがトランプだ。「数億ドル、数十億ドルも受け取っていながらアメリカに反対票を投じる国には、そうさせればいい。我々は大いに(支援金を)節約できる」と公言していた。

敵と味方を峻別し、カネの力で自由意思まで支配しようとするトランプ政権のドーカツ外交については、さすがに日本のメディアも批判的に報じているが、「最後は金目でしょ」の安倍自民もやっていることは同じだ。

逆らう者には容赦せずカネにものをいわせて弱者イジメに精を出す。すべてカネ、カネで、オトモダチには大盤振る舞い。そのシワ寄せもまた、弱者に押し付けられる。

18年度予算案では防衛費や公共事業費が膨張し、その分、社会保障費が圧縮された。

診療報酬の改定では、医師や薬剤師の収入増になる「本体部分」が588億円の増額になった。プラス改定を要求してきた日本医師会の横倉会長は安倍官邸と蜜月関係にある。日本医師会は自民党の有力な支持団体のひとつだ。医師の収入が増える分、健康保険料や患者の窓口負担も増える。

生活保護予算は食費などの生活費に充てる「生活扶助費」を国費ベースで約160億円削減する。ひとり親家庭に支給する「母子加算」も減額。厚労省の推計によると、67%の世帯で支給額が減るという。


弱者から搾り取ってオトモダチを優遇、米国に貢ぐ

「ギリギリで暮らしている人の生活費を削って160億円の予算をカットし、防衛費は18年度予算案で660億円も増やした。さらには17年度補正予算案にも防衛関連費2345億円が計上されていますから、ざっと3000億円です。これらの予算とはまた別に、新たに導入を決めた陸上配備型ミサイル迎撃システムのイージス・ショアは1基あたり1000億円といわれている。迎撃システムなんて役に立たないことが分かっているのに、米国から2基も買うというのです。そんな無駄遣いをするくらいなら、社会保障費に回したらどうかと言いたくなりますが、生活保護カットと沖縄の振興予算カットの本質は同じです。弱者の面倒をしっかり見るのが成熟した民主主義国家なのに、安倍政権は弱者をますます困窮させる。沖縄を切り捨て、弱者を切り捨てるのです」(孫崎享氏=前出)

4年連続で過去最大を更新した防衛費の中身を見ると、米国製の武器購入が際立っている。安倍政権になってから、対外有償軍事援助(FMS)による米国からの武器調達は増加の一途。12年度は1380億円だったFMS調達が、18年度は約4800億円と3.5倍に膨れ上がる見込みだ。

「米国製の防衛装備品の購入にはすぐに予算がつくが、米政府への支払いが増える分、自衛隊の訓練費などが圧迫される懸念が出てきた。防衛力の強化は、ただ装備品を増やせばいいというものではありません」(防衛省関係者)

安倍首相の本当の目的は防衛力の強化ではないのだろう。米国から武器を大量購入して、トランプを喜ばせたいだけなのだ。なぜなら、安倍自身が15日の参院本会議で米国製の武器購入について、「米国の経済や雇用にも貢献するものと考えている」と明言していた。

だが、米国経済の前に、まず自国民の生活が大切ではないのか。日本国内の格差拡大、貧困問題は深刻なところにきているのに、生活保護を削って武器を買い、他国経済を潤わせるのが為政者のやることか。

■国内の貧困対策より海外バラマキ

訪日したユニセフのレーク事務局長が13日、都内で「世界子ども白書」を発表したが、「日本の子どもの16%が深刻な貧困状態にある」と、先進国でも貧困率が高いことに懸念を示していた。

翌14日に安倍が表明したのは、保健・医療に関する国際会議「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)フォーラム」で、あらゆる人が医療保健サービスを受けられる世界の実現に向けて、約29億ドル(約3300億円)の支援を行うことだった。

もちろん、世界の保健・医療への貢献も大切だが、国内にも医療サービスを満足に受けられない人はたくさんいる。160億円の生活保護費を削って、3300億円を大盤振る舞いするのは、どうにも違和感がある。その1割でも、国内の困窮家庭の支援に向けられないのか。

「今回の税制改正による増税は、国税と地方税を合わせて約2800億円とされています。その増収分を上回る3300億円もの支援金が、安倍首相の名誉欲を満たすためだけに使われてしまう。汗水たらして稼いだそばからカツアゲされ、オトモダチや海外にバラまかれては、国民はたまりません。それも取りやすいところから搾取し、弱者を痛めつけて、足りなくなれば、また搾り取るというえげつなさ。ドロボー猫よろしく予算を膨らませ、その一部でオトモダチを優遇し、米国に貢いで、将来世代に莫大な負担をツケ回している。こんな状況では、若い世代が子どもをつくることもできません。庶民は生きていくのもままならない。こんな人でなし政権が『人づくり革命』などと言うのは笑止千万で、完全に倒錯している。この悪辣ぶりはヤクザ顔負けです」(政治評論家・本澤二郎氏)

任侠の世界には義侠心というものがある。ヘタを打てば落とし前もつける。親分の米国には媚びへつらって、弱者をいたぶり、何があっても責任を取らないチンピラ政府はヤクザよりもタチが悪い。こんな政府やデタラメ予算案を許していたら、庶民はなぶり殺されるだけだ。


②ビットコイン “リーマン超え”バブル崩壊が招く不動産暴落

2017年12月26日 日刊ゲンダイ

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220199

仮想通貨「ビットコイン」のバブル崩壊が囁かれている。今月から米国で先物取引が開始されたこともあり、ビットコインは12月に入ってから約80%も上昇。18日には先物市場で一時2万650ドル(約235万円)の過去最高値を記録した。ところが、22日夜に上昇基調は一変。下落率は29%に達し、一時1万1000ドル(約125万円)を割った。09年のビットコイン誕生以来最大の下げ幅となり、08年のリーマン・ショック時の日経平均の下落率(11%)を上回った。

「ビットコインは00年のITバブル時のハイテク株を上回るスピードで上昇し、年初から20倍に値上がりしました。しかし、今回の急激な乱高下で投資家の警戒心が強まった。北朝鮮による仮想通貨取引所へのサイバー攻撃の脅威も高まっており、ビットコイン市場から撤退する投資家がさらに増えそうです」(市場関係者)

恐ろしいのは、ビットコインの急落がまともな金融市場にも波及しかねないことだ。

ビットコインの市場規模は約2800億ドル(約31兆円)。東証1部の時価総額(約678兆円)の20分の1以下に過ぎない。主な買い手はヘッジファンドなどの投機筋で、日本の大手銀行や保険会社はほとんどビットコインを保有していない。だが、それでも、回り回って何が起きるか分からないのが今のグローバル経済だ。

「ビットコインの主な買い手は人民元を仮想通貨に替えて運用する中国系ファンドです。人民元の先行きを不安視した中国人富裕層がビットコインバブルをつくり上げたと言っても過言ではありません。そうしたファンドの多くは元手を上回るレバレッジ取引をしており、ビットコインが急落すると、追加証拠金を差し入れるか強制売却するか二択を迫られる。ファンドに出資している中国人富裕層たちが、今後、日本に保有する高級タワーマンションなどの資産を売却して追証を捻出することになると思います。東京五輪まで日本の不動産市場は持たないかもしれません」(経済ジャーナリスト・井上学氏)

今後、ビットコインが2000ドル(約23万円)を下回るレベルに落ち込むとの予測もある。日銀・黒田総裁がビットコインの上昇について「異常な高騰」と警戒を隠さないのも、ビットコインバブルの崩壊によって不動産バブル崩壊が誘発されたら、アベノミクスの先行きも怪しくなるからだろう。


③ロシア大統領選、中央選管がプーチン氏対立候補の出馬を却下

2017年12月26日

ロシア首都モスクワの中央選挙管理委員会前で報道陣の取材に応じるアレクセイ・ナワリヌイ氏(2017年12月25日撮影)

【12月26日
AFP】ロシア中央選挙管理委員会は25日、来年の大統領選でウラジーミル・プーチン(Vladimir
Putin)現大統領への対立候補として出馬を宣言している野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei
Navalny)氏(41)の立候補を認めないとする判断を、全会一致で下した。これを受けてナワリヌイ氏は、選挙のボイコットを呼び掛けた。

ナワリヌイ氏の立候補の是非について投票を行った中央選管は、賛成0反対12で同氏の出馬却下を決定。その理由として、同氏が横領罪で執行猶予付き禁錮5年の有罪判決を受けていることを挙げた。

ただこの有罪判決自体を政治的理由に基づくでっち上げだと主張しているナワリヌイ氏は、今回の選管の決定を受けて選挙のボイコットを呼び掛けるとともに、異議を申し立てる構えを示した。

数か月前からロシア全土で選挙活動を行ってきたナワリヌイ氏は先に選管に対し、同氏に対する有罪判決については欧州人権裁判所(ECHR)が認めておらず、同氏の出馬を禁じれば来年3月の大統領選の正当性が失われると訴えていた。(

④南米ペルー首都、フジモリ氏の恩赦に数千人が抗議

2017年12月26日 AFP日本語版

http://www.afpbb.com/articles/-/3156663

ペルーの首都リマで、ペドロ・パブロ・クチンスキー大統領によるアルベルト・フジモリ元大統領に恩赦決定に抗議する人々(2017年12月25日撮影)。(c)AFP
PHOTO / Juan Vita
【12月26日
AFP】南米ペルーの首都リマで25日、大統領在任中の人権侵害で禁錮25年の刑で収監されているアルベルト・フジモリ(Alberto
Fujimori)氏(79)への恩赦決定に抗議して数千人がデモを行った。

ペドロ・パブロ・クチンスキー(Pedro Pablo
Kuczynski)大統領は、2016年の大統領選でフジモリ氏の釈放はないと約束していたが、24日になって、人道的見地からフジモリ氏と他の受刑者7人に恩赦を与えると発表。フジモリ氏は進行性の不治の病に侵されており、収監が続けば「命に重大な危険がある」との医学的見地によるものだと説明した。

だがクチンスキー氏も自身の汚職疑惑をめぐる罷免決議案が21日の国会で否決され、辛くも失職を免れたばかりで、フジモリ氏の恩赦を決定したことで再び窮地に陥る可能性がある。

抗議デモにはフジモリ氏の在任中に左翼ゲリラと疑われ軍に殺害された市民たちの親族も参加。クチンスキー氏のイニシャルPPKを用いて「PPKは出ていけ!」などと連呼した。

クチンスキー氏の罷免を求める決議案の採決では、フジモリ氏の息子のケンジ・フジモリ(Kenji
Fujimori)議員が棄権に回ったことから、フジモリ氏の恩赦は政治的取引よるものではないかとの臆測も出ている。

フジモリ氏が入院している病院の医師は記者会見で、同氏の容体は不安定で今後の処置は治療の結果に基づいて決定すると述べている。

⑤理解に苦しむ「12・28慰安婦合意」の真相は何だったのか

2017-12-26 ハンギョレ新聞日本語版

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/29344.html

合意2周年の前日にTF報告書を発表 
外交部はTFと距離を置く模様 
平昌五輪控え韓日関係を意識

カン・ギョンファ外交部長官と河野太郎日本外相が今月19日、東京飯倉公館で会談を行う前に握手している//ハンギョレ新聞社

27日の「韓日日本軍慰安婦被害者問題合意を検討するタスクフォース」(以下「慰安婦合意」TF)の結果発表を控え、韓日政府だけでなく、「慰安婦」被害者の女性たちや関連団体も神経をとがらせており、国内外で緊張が高まっている。今月28日は韓日政府が2015年の「慰安婦」問題合意を発表してから2年めとなる日だ。

カン・ギョンファ外交部長官は公式発表に先立ち、26日に外交チャンネルを通じて、日本政府に「慰安婦合意」TF報告書の内容を説明するものと見られる。カン長官は今月19日、日本の河野太郎外相と会談し、「慰安婦合意」TFの経過について説明し、20日の記者懇談会では「TF報告書が出る前に日本側に詳しく説明するのが外交的礼儀」だと明らかにした。

カン長官はこれに先立ち、「慰安婦の合意に対するTFの分析・評価が、直ちに政策建議につながるわけではない」と線を引いたが、日本政府はカン・ギョンファ外交部長官の直属TFであるだけに、その結果を黙過できないという立場だ。政府関係者は25日、「TFの結果が政府政策に示唆するところがあるだろうと懸念しているようだ」と話した。最近、日本側では「慰安婦合意」TFの結果が否定的である場合は、「座視できない」「平昌(ピョンチャン)冬季五輪をきっかけにした安倍首相の訪韓は難しい」などの発言で、韓国政府を圧迫している。日本外務省も、カン長官の訪日当時、外相会談資料などで「慰安婦合意の着実な履行」を強調した。

一方、文在寅(ムン・ジェイン)政権は「慰安婦合意」TFをはじめ、「慰安婦」問題について慎重な姿勢でアプローチしている。「慰安婦合意」TFの発表を控え、外交部がTFと“距離”を置こうとする姿や、カン長官の訪日関連の外交部報道資料に「慰安婦」問題関連議論の内容がほとんど取り挙げられなかった点などが目を引く。これに外交部内外では、来年2月の平昌冬季五輪を控え、文在寅政権が韓日関係に影響を及ぼしかねない「慰安婦」問題の言及を避けているのではないかという分析もある。このような側面から、政府が平昌冬季五輪以降に「慰安婦」問題関連の政府政策決定を先送りすることが有力視される。政府関係者は「政府もTFの結果を重要視する」とし、「TFが究明した事実関係を国民に忠実に説明し、被害者や関連団体の意見を汲み上げる過程を経るなど、政府が開かれた立場で方向を決めるというものであり、他の意図があるわけではない」と話した。しかし、韓日関係の改善という外交的必要性と、国民の圧倒的多数が「慰安婦合意」に批判的な国内の政治的状況の中、文在寅政権が立場を決めるのは容易ではないだろうというのが大方の予想だ。

尹美香(ユン・ミヒャン)韓国挺身隊問題対策協議会代表は同日、「カン・ギョンファ外交部長官がTF結果について(TFレベルの)評価であって、政府の立場ではないと明らかにしたのは政府の立場が揺れていることを示している」とし、「これは(政府が)自らTF(報告書)発表の公信力を落とすもの」だと批判した。
キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)



(3)今日の重要情報

①【英日併記】12/15英BBC #伊藤詩織さん インタビュー "Japan's #MeToo Moment"
T. Katsumi

2017.12.21 logl

https://logl.net/596

2017年12月15日、英BBCが 『日本の #MeToo
モーメント』と題して昏睡レイプの被害を訴え現在東京地裁で係争中のジャーナリスト
#伊藤詩織さん
にラジオインタビューを行った。刑事事件としては不起訴が確定したデートレイプ事件に直面した詩織さんが6分間のインタビューの中で語ったのは次の内容だった。

参照動画:http://www.bbc.co.uk/programmes/p05r58zm

Although speaking out about abuse and rape is difficult in almost all
circumstances, women living in certain countries face insurmountable
obstacles when seeking justice. Japan is one of those places. Entrenched
cultural norms which don't even allow the word rape to be mentioned,
have silenced women almost entirely. But one person refused to be quiet
- journalist Shiori Ito. The man in question has publicly denied all
allegations.

ほとんどの状況において、性暴力やレイプについて公に語ることは難しいとされている。しかし一部の国では、正義を訴えようとする女性が乗り越え難い障害に直面する。日本はそうした国の一つだ。日本では、『レイプ』という言葉を発することすら憚れるような根深い文化的規範を背景に、ほとんどの女性が沈黙を強いられている。そんな中で沈黙を拒む一人の女性がいる。ジャーナリストの伊藤詩織さんだ。問題の男は公然と容疑を否認している。

I was raped two years ago in 2015. And the man who raped me, he offered
me a jobin Washington DC, because he was bureau chief in one of the
Japanese mainstream TV news station. We made appointment to meet because
we need to talk about working visa.

二年前の2015年、私はレイプされました。私を襲った男は日本の大手テレビニュース局の支局長だったので、ワシントンDCで働ける仕事を私に紹介してくれるという話でした。労働ビザについて話し合う必要があっため、互いに都合をつけて会う約束をしたのです。

It was hard to realize that someone you trust or someone you respect
would do that. So I was scared, because he was quite close to all the
high-profile politicians. So it took time, to me, to think if this is
the right thing to do, if anyone would believe me.

自分が尊敬する人、信頼する人がそういうことをしたのだと気付くのは辛いことでした。彼は大物政治家に近い人物だったので、怖くなりました。だからこれ[訴えること]が正しいことなのか、信じて貰うことができるのか、考えるのに時間がかかりました。

I decided, okay I'm going to the police, and I knew that this would make
me hard to work in ... work as a journalist in Japan to accuse such a
high-profile journalist. And then when I got to the right person to talk
to, he told me, "These things happen a lot, and we can't investigate. It
would never be prosecuted, it would never be charged, and it's just a
waste of time."

「警察に行こう」と決めましたが、そのような著名なジャーナリストを日本で訴えたら仕事をするのが…ジャーナリストとして仕事をするのが難しくなることは覚悟の上でした。そして、然るべき人物に伝えると、彼はこう言いました。

「こういうことはよくあるんです。捜査はできません。訴追はされないし、立件もされないでしょう。時間の無駄でしかありません」

But I told him, "Look, I know which hotel I came out from. They must
have security camera. Can you at least check that ?"

でも私はこう言いました。

「どのホテルから出てきたかは覚えています。防犯カメラがありますよね。せめてそれを確認していただけませんか?」

So he did a few days after, and we saw that this man was pulling me out
from the taxi. So this investigator said, "Okay, this is something."

数日後、彼はそうしてくれました。そして私をタクシーから引きずり出している男の姿を見て、その捜査官が「これならいけるかもしれない」と言ったんです。

So I thought he would accept, that he would file the case. And then he
told me, "Look, you're accusing such a high-profile journalist. You have
no chance to be a journalist in Japan. "

私はこれで彼が事件を認め、捜査を開始してくれるだろうと思ったんです。でも彼は私にこう言いました。

「あなたは著名なジャーナリストを訴えようとしています。日本でジャーナリストとして活動できなくなりますよ」

-- That's what the investigator or detective said to you?

―それは、捜査官が言ったのですか?それとも刑事が?

The investigator.

捜査官です。

-- And how did that make you feel?

―そう言われて、どのように感じましたか?

It was quite a tough decision to make, although I had to do it. Because
if I put a lid on the truth that I have, I shouldn't be a journalist.
And also, I started having more questions, why can't you investigate?

難しい決断でした。でも、私がやるしかありませんでした。私の知る真実に蓋をしてしまえば、私はジャーナリストではいられなくなるからです。それから、次々に疑問が芽生え始めていました。なぜ捜査できないのかと。

Finally, one day they called me. The investigator decided to file the
case. The court issued arrest warrant two months after that.

そして遂にある日、電話がかかってきました。捜査を開始することを決めたと。
裁判所はその二か月後に逮捕状の発行を認めました。

And during the investigation, it was hard... Every time investigator has
changed, they asked me if I was a virgin. Why would you ask these
questions so many times? I stopped going for work. Every time I see the
same... similar figure man on a street, I became panicked. So I
decided,"Okay, maybe it's better for me to go outside of Japan."

捜査の過程では、大変な思いをしました。捜査官が変わるたびに、私が処女かどうかを確認されました。なぜこのような質問を何度もされなければならないのか。私は仕事に行くのをやめました。あの男と同じ…似た背格好の男性をみると、パニックを起こしていました。そこで私は、「よし、日本の外に出てみよう」と決めました。

-- So just to go back, so he was still in the United States but there
was an arrest warrant issued for him WHILE he was still in the United
States. Is that right?

―ちょっと話を戻しますが、つまり彼はまだ米国にいて、彼が米国にいる間に逮捕状が発行されたということですね?これで正しいですか?

Yes.

そうです。

-- So how did that go, then? What happened there?

ーそれからどうなったのでしょうか。何が起きたのでしょうか。

Investigators plan was to wait at the Narita Airport and arrest him as
soon as he gets on land. But then the investigator called me on the day
they were going to arrest, and he said, "There was order from above,"
and they stopped the arrest.

捜査官は、成田に彼が到着したらすぐに彼を逮捕する予定でいました。でも、その捜査官は彼を逮捕する予定のその当日に電話をかけてきてこう言ったんです。

「上からの指示」があって、逮捕を取りやめたと。

It was shocking, because if once the court issues an arrest,
investigator can change it? But they did. So I asked why and how. He
couldn't tell me.

とてもショックを受けました。裁判所が逮捕状を発行したのに、捜査官がこれを変えられる?でも、それが実際に起きたのです。だから私は彼になぜ、どのようにしてこうなったのかを訪ねましたが、彼は答えられませんでした。

He said, "This is just so odd and rare."

ただ、「これはひじょうに奇妙で希なことです」と言うだけでした。

-- Am I right in saying that you are the first person who has publicly
said, openly under her own name, "I was raped. This is my story," in
this country?

―あなたはこの国で初めて、公然と、自分の名前を出して、「私はレイプされた。これが私が経験したことです」と語った人であると考えていいのでしょうか?

I'm the first person who spoke out about rape by someone familiar.

顔なじみの人にレイプされたことを訴えた初めての人ではあります。

-- What have you learned about your own country from your experience?
What have you heard from other people since you've spoken out?

ーこの経験からあなたが自分の国について学んだことは何でしょうか。声を上げてから他の人からはどんなことを言われましたか?

I was quite disappointed. I felt like everyone knew about me. So I
couldn't go out anymore. So I was always ... I had to disguise myself if
I needed to go somewhere. And I started seeing these websites talking
about my personal life, my family. I saw my family's photo. So I was
scared if I go out with my family, with my friend, what's going to
happen to them? I couldn't leave the house.

ひじょうに落胆しました。誰もが私のことを知っているような気がして、外に出ることができなくなりました。だから私は常に…どこかに行くときは変装して出かけていました。そしたら、私の個人的なことや家族について語り合うサイトが現れて、そこには家族の写真もあったんです。ですから家族や友人とどこに行くのも怖くなりました。彼らに何が起こるかを考えると恐ろしかったからです。家をまったく出れなくなりました。

I decided to quit to media I was working for, and be a freelancer and
start working with British media. I had a chance to move to UK this
summer and that made me feel, again, like a person; that I can go out.

働いていたメディアの仕事を辞め、フリーランスとなってイギリスのメディアに協力するようになりました。この夏にはイギリスに引っ越すことができ、また普通の、いち個人に戻れた気がしました。自由に出歩けるようになったと。

-- Well, we are sitting here in Tokyo. How do you feel about Japan and
being in Tokyo now? Do you feel any change at all?

―いま私たちはこうして東京にいるわけですが、日本についてどう思っていますか?そしていま東京にいることについても。何か変化を感じていますか?

Finally I do feel small small changes. Politicians are now talking about
it at the Diet, at the parliament, and they finally changed the rape law
which hasn't changed for a 110 years.

小さな、とても小さな変化が起きているという気はしています。政治家は国会―議会―で議論するようになったし、110年間も変わることのなかったレイプに関する法律が遂に改正されました。

As a journalist I tried many different ways to talk about it through
media, but none of these worked. So in the end, I had to be the ONE who
speak out about it. And certainly, sexual violence could happen anywhere
anytime in the world.

ジャーナリストとして、メディアを介したさまざまな手段で訴えようとしましたが、どれもうまくいきませんでした。なので結局、最終的には、私自身が声を上げるしかないと思うようになりました。性暴力はいつどこでも起こり得ることなのですから。

But I was more shocked by what had happened afterwards, that made me
really hopeless. And I never realized what kind of society that I was
living in. Okay, legal system -- it would take time. But social system
can change to support and help. And that would make a major change for
survivors to take the next step. Now, I do see some positive movements,
so I'm very optimistic.

でも私がもっと衝撃を受けたのは、その後に起きたことでした。絶望の淵に立たされました。自分がどんな社会に住んでいるのかを私はわかっていなかったのです。司法のシステムは、時間がかかっても仕方がないのかもしれません。でも社会のシステムは、支え合い、手を差し伸べる方向に変えることができます。それは性暴力を生き延びたサバイバーたちにとって、次のステップを踏むための大きな変化をもたらすはずです。いまは、目に見えるポジティブな動きも起きているので、私はひじょうに楽観的にみています。

(終わり)

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【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】
情報発信者 山崎康彦
メール:yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp
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