杉並からの情報発信です

政治、経済、金融、教育、社会問題、国際情勢など、日々変化する様々な問題を取り上げて発信したいと思います。

■ 鳩山論文「私の政治哲学」はしごくまっとうだ!

2009年09月04日 11時10分39秒 | 政治・社会
鳩山民主党代表がPHPの月刊誌「Voice」9月号に発表した論文「私の政治哲学」がオバマ政権へ思わぬ衝撃を与えています。

「ワシントンポスト」や「ニューヨークタイムズ」はオバマ政府高官からの情報として「米オバマ政権内で鳩山代表の外交姿勢に対する懸念が高まっている」との批判的コメントを報じています。

それに乗じて日本のマスコミはここぞとばかりに「米政権が懸念」と一斉に批判的記事を書いています。

鳩山氏の外交姿勢「米政権が懸念」NYタイムズ紙報道 (朝日新聞 2009.09.03)

「真意どこに」不安広がる、国際的信頼どう勝ち取る (読売新聞 2009.09.03)

消えぬ米の不満 アジア重視の『鳩山論文』 (東京新聞 2009.09.04)

「米との決裂は危険」鳩山代表に警鐘ワシントン・ポスト(日経新聞2009年9月4日)

鳩山論文(ニューヨークタイムズ英語短縮版日本訳)は下記URLでお読みいただけます。

http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/f3dc72331b8caef2c3a6e8d3633b5b17

鳩山論文(ニューヨークタイムズ英語短縮版)は下記のURLでお読みいただけます。

http://www.nytimes.com/2009/08/27/opinion/27iht-edhatoyama.html

鳩山氏はブッシュ政権と小泉元首相が強行した「市場原理主義」「グローバリズム」「金融資本主義」の暴走を否定し「国民一人ひとりが幸せを追求できる環境を整えていくことがこれからの政治の責任であろう」と主張しています。

読んでみて至極まっとうなことが書かれています。

オバマ氏はブッシュ前大統領と共和党政権が強行した「市場原理主義」「グローバリズム」「金融資本主義」によって世界中の人々に多大な犠牲を強いたことを「Change」するために大統領に当選しました。

鳩山由紀夫氏はブッシュ大統領の忠犬だった小泉純一郎元首相と自公政権が米国の意向に沿って強行した「構造改革」によって日本人の生活と安全が破壊され富が奪われたことに対し「政権交代」によって「生活が第一」の政治・経済・社会に「Change」ために総選挙で闘い自公に圧勝したのです。

オバマ大統領と鳩山由紀夫氏はともに「市場原理主義」「グローバリズム」「金融資本主義」を「Change」するために闘い国民の圧倒的な支持を得て勝利した共通点があります。

しかし鳩山論文にはブッシュ前大統領が始め現在も継続されている「対テロ戦争」や「国内治安維持体制」への批判がありません。

また「金融資本主義」の暴走を批判していますが依然として巨額な投機マネーが世界中を駆け巡りあらゆるものに投機して信用膨張を繰り返して巨額の利益を上げていることに対する防止策が語られていません。

今金融資本やヘッジファンドの世界規模の投機活動を規制しないと昨年9月におこったリーマンブラザーズ倒産をきっかけにした「世界金融恐慌」が再び大規模に起こる危険性が大です。

鳩山民主党代表は一歩も二歩も踏み込んでオバマ大統領を説得して「金融資本」の暴走を止める世界的な防止策を具体化する必要があります。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 《注目記事》 ■ 議員会館の片... | トップ | 《注目記事》■「私の政治哲学... »
最新の画像もっと見る

政治・社会」カテゴリの最新記事