いつもお世話様です。
【YYNews】【YYNewsLive】【杉並からの情報発信です】【YYNewsネット世論調査】を主宰する市民革命派ネットジャーナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です!
本日月曜日(2018年11月12日)午後9時40分から放送しました【YYNewsLiveNo2660】の放送台本です!
【放送録画】84分12秒
https://ssl.twitcasting.tv/chateaux1000/movie/506289761
【放送録画】
☆今日の画像
①日本の公務員年収は民間の平均年収の1.76倍で先進7カ国中最高額!
他の先進国の公務員平均年収と民間平均年収の倍率は、米国は1.1倍、英国は1.15倍、カナダは0.94倍、イタリアは1.09倍、仏国は1.1倍、ドイツは0.93倍でほぼ同じである。
②イスラエル兵が運転するブルドーザーの前に立って抗議するレイチェルさん、この直後彼女はひき殺された!
③『国の借金』の返済を借金で払う『借換債』の発行推移
④最近10年間の国債発行額の推移 (財務省)
☆今日の映像
①【YouTube】レイチェル・コリーさん殺害から7年:イスラエルで民事裁判
https://www.youtube.com/watch?v=xGiHkYOZF_U&feature=youtu.be
SolidarityToGaza2
2010/10/24 に公開
レイチェル・コリーさん殺害から7年:イスラエル国防省に対する民事裁判始まる
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-ni...
ブルドーザーで米平和活動家をひいたイスラエル兵が証言
http://www.cnn.co.jp/world/30000637.html
http://megalodon.jp/2010-1022-1231-57...
☆今日の注目情報
①(書き起こし) 独占インタビュー 安田純平
身代金は支払われたのか、なぜ私はバッシングされたのか、
すべての疑問位ファイナルアンサー
週刊『フライデー』2018年11月23日号
(書き起こし)
日本政府の情報は嘘だらけ
これが「自己責任論」えの回答だ。
スーツ姿の6人の男たちが病室を訪ねてきたのは帰国して1週間ほど経った夕方5時ごろです。10月25日にトルコから成田空港に到着した私は、その時、都内の病院に検査入院していました。名刺を受け取ると男性たちは警察上や外務省の職員で、テロ対策の担当者だという。
病室は20畳ほどの個室で応接セットもありました。男性たちは椅子に座ると、「シリアで人質として拘束されていた3年4カ月間のことを詳しく聞かせてほしい」と言ったのです。私は同席した妻(深結さん)の助けを借りながら、できるだけ詳細に自分の体験を語りました男性たちは途中で質問することもなく、時折うなずいたり笑みを浮かべたりして、熱心にメモをとっていましたね。気付けば私は、5時間も話し続けていました。時計の針は夜の10時を回っていました。
ようやく長い事情聴取が終わった後、ほっとしたその時です。それまでじっと黙っていた外務省職員が突然口を開きっぱりとこう言いました。「安田さん、政府は絶対に身代金を払っていません。テロリストに対して金を払わないのが日本の大原則ですから」
私は唐突な発言に驚き「そうですか」と答えるしかありませんでした。
こう語るのは内戦下のシリアで15年6月から拘束されていたジャーナリストの安田純平氏(44 )だ。安田氏は本誌の取材依頼に応じ40ヵ月に及ぶ地獄のような拘束生活から日本政府の対応、自身へのバッシングまで、全ての疑問に答えた。以下は120分に及ぶ安田氏の独白だ。
3年4ヶ月ぶりのビールに涙
病院で検査すると、私の体にさまざまな異変が起きていることがわかりました。拘束期間中に飲まされていたのは大半が不衛生な生水だったので、胃の中にはピロリ菌がいたんです。薬を服用してチクチクするような痛みは治まりましたが、現在に経過を見ている状態です。
椎間板ヘルニアになり腰も痛めてしまいました。私は一時期、幅1メートル高さ1.5メートル奥行き2メートルほどの狭い独房に入れられていた。部屋の両側には常に犯行グループの人がいて、少しでも音を立てると電気を点滅させたり高温にも関わらず扇風機を消したりする嫌がらせをするんです。寝返りもできない。そんな状況が8ヶ月も続いたため、腰を痛め仰向けに寝られなくなってしまいました。私はこうした拷問に反発するため、20日ほど絶食したことがあります。体重は一気に10キロほど減少、骨と皮だけになり、現在でも色の細さは回復していません。
解放されて喜びを最初に実感したのは、日本への機内で3年4ヶ月ぶりに酒を飲んだ時ですね。ビールと赤ワインの小瓶をそれぞれ1本ずつ飲み、アルコールの美味しいさをしみじみと感じ思わず涙がこぼれそうになった。気分が良くなり、同行した日本の記者たちに拘束生活について饒舌に話したことを覚えています0
安田氏はなぜ危険を犯してまで紛争地に着くのだろうか。きっかけは高校時代の体験にあった。
湾岸戦争(91年)の米軍による空爆映像をテレビで見ていて「ミサイルが落ちる場所に住んでいる人たちはどんな気持ちなんだろう」と思ったんです。実際に現地行ってみたいと考え一橋大学在学中にテレビ局や新聞社を受験。'97年に信濃毎日新聞に入社して、'03年からは紛争地を取材するためフリーランスになりました。「独立する」と言うと、父親は大反対しましたね。繊維会社に勤めていた父は、バブルで経済が破綻し組織を追い出されて仕事もない人を数多く見てきたようですから。ただ私は、「もう会社には辞表を提出してしまった」と言って押し切りましたが。
安田氏は、イラクやヨルダンなどで取材を重ねる。'04余に米軍のスパイと疑われイラクの自警団に三日間軟禁された事はあるが、人質として長期間拘束されたのは今回が初めてだ。
狭い独房に入れられている時は、窮屈な姿勢で横になっている以外やることがありません。普段の私はよく悪い夢を見て目が覚めると「あれは現時点ではなかったんだ」と分かりほっとしていた。不思議なもので拘束中は逆でした。家族とくつろいでいる幸せな夢を見ては目が覚めるとコンクリートの棺桶のような部屋に押し込められている現実に気づかされ、絶望的な気持ちになっていたんです。「どこで人生を誤りこんな状況に陥ってしまったんだろう」
考えるのは、そんなことばかり。フリーになる時に応援し助言をくれた新聞社の同僚や先輩ジャーナリストの顔が思い浮かび、なんでしっかりお礼をしなかったのだろうと強い後悔の念にもさいなまれました。恩人たちに対する感謝を伝えるためには解放されなければならない。帰国すれば新しい人生をスタートできる。そう自分に言いきかせていました。
犯行グループも、私を殺害しようとは考えていなかったようです。'16年5月に助けてくださいと日本語で書かれたボードを持ち写真を撮られました。その時着せられたのがオレンジ色の囚人服です。殺意があればアラブの人々が虐待を受けたことへの見せしめから、米軍のグアンタナモ収容所のモノを模した鮮やかなオレンジ色の服を着せます。しかし私が来たのは、市場で安く売っているような子供用のTシャツです(33ページ上の写真)。撮影が終わり私からTシャツを脱がせると、片付けもせず置いていってしまった。この事からだけでも、彼らが本気でないことがわかりました。
外務省は何も知らなかった
帰国した安田氏は、政府から事情聴取を受けていた妻の深結さんから驚くべき事実を聞く。日本政府が把握していた情報が嘘だらけだったのだ。外務省の職員は「今月9月に信頼できるルートから得た情報では、イドリブ県(シリア北西部の小さな民家に安田さんがいる可能性が高い」「外から見えないように塀が高くなっている」と話していたそうです。そんな事実は全くありません。私はもっと大きな施設に入れられていましたから。妻によると政府は犯行グループを特定できず、私の確たる生存情報も持っていなかったようです。そう考えると、身代金を払っていないと言う政府の説明も納得できます。生存確認ができていない人間に対し、カネを払うことなど常識としてありえません。
今回の件で、私がバッシングを受けるのは当然のことです。勝手に危険な地域へ行き長期間拘束され、大勢の人々に迷惑をかけたのですから。政府が退避勧告を出している紛争地に行く以上どんなことが起きても自己責任だと思います。私も覚悟の上で取材しています。
ただ妻や家族を批判するのは、やめてもらいたい。マスコミの取材を積極的に受け私の支援活動をずっと続けてきた妻は必要以上に叩かれ大きなショックを受けました。犯した罪は本人の背負うもので、家族に連帯責任はありません。
今後もジャーナリストとして紛争地に行くかは、今のところ白紙です。汚いこと言い方ですが、胃痛されていた40カ月間に私が生み出したのは排泄物だけです。まずはピロリ菌による1つやヘルニアの腰痛を完治させ、何かしら生産性の高い仕事ができればと思っています。
(終わり)
☆今日の推薦図書 (朗読)
New!■衆議院議員石井紘基著『日本が自滅する日「官僚経済体制」が国民のお金を食い尽くす!』(PHP2002年1月23日発行)
第一回目朗読 (2018.11.12)
序章 真の構造改革とは何かー「もう一つの日本」を直視せよ (P14-30)
▲旗印の正しさだけで改革はできない (P14-15)
▲不良債権処理は最優先課題か (P16-17)
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●石井紘基刺殺事件 (Wikipedia抜粋)
http://ur2.link/NqUT
"石井紘基刺殺事件(いしいこうきしさつじけん)もしくは石井紘基議員暗殺事件は、2002年10月に発生した、民主党所属の衆議院議員・石井紘基が殺害された事件である。"
概要
"2002年10月25日、民主党の衆議院議員・石井紘基が、世田谷区の自宅駐車場において柳刃包丁で左胸を刺され死亡した。
翌10月26日、指定暴力団の山口組系右翼団体(“構成員即ち代表”の一人団体で、いわゆる「右翼標榜暴力団」)代表の伊藤白水が警察に出頭し逮捕される。伊藤は「家賃の工面を断られたため、仕返しでやった」と供述したが、石井が国会議員や官僚の腐敗を徹底追及していたことから「暗殺された」との見方もある。10月28日に予定されていた国会質問を前に、石井は「これで与党の連中がひっくり返る」と発言したという事実などが挙げられている。
2004年6月18日、東京地裁で被告に無期懲役判決が言い渡されたが、判決では被告が主張する「金銭トラブル」という動機を信用することができないとした。2005年11月15日、最高裁で無期懲役の判決が確定した。"
出典石井紘基刺殺事件 - Wikipedia
"事件当日、石井の鞄には国会質問のために国会へ提出する書類が入っていたが、事件現場の鞄からは書類がなくなっており、いまだに発見されていない。
日本国憲法下において他殺された現職国会議員は、浅沼稲次郎、山村新治郎に続いて石井が3人目(丹羽兵助を他殺に含めると4人目)である。
石井の選出選挙区であった東京都第6区では2003年4月27日に補欠選挙が行われ、参議院議員より転出した民主党公認の小宮山洋子が当選した。
なお、2003年2月に石井の遺族らが事件の真相を求めてウェブサイトを開設し、懸賞金を付けて情報提供を求めている。"
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(1)今日のメインテーマ
■日本国民は歴代自民党政権と財務官僚と大手銀行家たちが作った1080兆円の『国の借金』を『永遠に払い続ける』運命にある!(No1)
日本国民は、歴代自民党政権と財務官僚が大手銀行家たちを肥え太らせるせために好きなだけ『国債』を発行して【国の借金】を1080貯円まで積み重ねたことを知らない。
日本国民は、歴代自民党政権と財務官僚が『国の借金』の返済を【借換債(かりかえさい)】を発行して『返済せず借り換え』て『借金が増える』システムで国民が『借金を永遠に払い続ける』運命にあることを知らない!
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【関連記事】
▲国の借金、1087兆円に増加 3月末、国民1人当たり859万円
2018/5/10 日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL10HOP_Q8A510C1000000/
財務省は10日、国債や借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」の残高が3月末時点で1087兆8130億円になったと発表した。長期国債の残高増加が影響した。2017年12月末と比べ2兆593億円増え、過去最高を更新した。18年4月1日時点の総務省の人口推計(1億2653万人、概算値)で単純計算すると、国民1人当たり約859万円の借金を抱えていることになる。
内訳は国債が959兆1413億円となり、12月末から2兆8893億円増えた。一時的な資金不足を穴埋めする政府短期証券は74兆6489億円と1兆1401億円減った。
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▲なぜ日本はこのような『悲惨な状態』に陥ったのか?
その最大の理由は、日本の野党政治家、学者、マスコミ、オピニオンリーダー、市民活動家たちが、自民党政権による『財政規律なき国債発行』を真正面から批判して『財政規律による借金抑制』『歯止めなき借金増大阻止』を掲げて国民大運動を組織し自民党政権を打倒する闘いを組織してこなかったからである
第二の理由は、歴代自民党政権が発行してきた『国債』の実態が意図的に隠されてきたために自民党政権による『『歯止めなき借金増大』の重大な危険性を認識できないからである。
その『隠ぺいのカラクリ』は以下の通りである!
歴代自民党政権が発行してきた六つの『国債』(2018年度計149.8兆円)の中で、『赤字国債』(2018年度27.5兆円)と『建設国債』(2018年度8.0兆円)の二つ(2018年度計35.5兆円全体の23.8%)だけが『一般会計』に計上され国会で審議され報道されので、国民の目に一応は触れるのだ。
しかし他の四つの『国債』(2018年度計114.15兆円全体の76.2%)である『借換債』(2018年度103.2兆円)、『財投債』(2018年度12.0兆円)、『年金特例債』(2018年度0円)、『復興債』(2018年度0.95兆円)は『特別会計』に計上されるため、国会の場で審議されることもなく、内容が報道されることもなく、国民には全く知らされないのである。
すなわち、自民党政権が発行する六つの『国債』の総発行額の76.2%が『特別会計』の中に隠され、たった23.8%しか『一般会計』の中で公表されていないのだ。
(続く)
(2)今日のトッピックス
① 米フロリダ州の2選挙、再集計=僅差の上院議員選と知事選
2018/11/11 時事通信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111100194&g=use
【ワシントン時事】6日投票の米中間選挙のうちフロリダ州の連邦上院議員選と知事選について、州当局は10日、集計のやり直しを決めた。ともに共和党候補が得票でわずかに民主党候補を上回ったが、得票率差が勝敗を確定できる基準の0.5ポイントに満たなかったため。
共和、民主両党の支持が伯仲する代表的なスイング・ステート(揺れる州)で、大票田でもあるフロリダの勝敗は、トランプ大統領が再選を目指す2020年大統領選にも影響する。フランス訪問中のトランプ氏は10日、ツイッターに「(民主党が)フロリダで二つの大きな選挙(の勝利)を盗もうとしている」と投稿した。
米メディアによると、上院選は知事からの転身に挑む共和党のスコット候補が、民主党現職のネルソン候補を得票率差で0.15ポイント上回った。知事選は共和党のデサンティス候補が、同州初の黒人知事を目指す民主党のギラム候補を0.41ポイント差でリードしている。
機械による再集計が15日までに行われ、さらに得票率差が0.25ポイント未満の場合、手作業で集計をやり直す。
②<税を追う>3機輸入 無人偵察機 技術指導料、米へ計514億円
2018年11月11日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018111102000165.html
今年9月、航空自衛隊三沢基地の航空祭で展示された米軍の無人偵察機「グローバルホーク」。日本には2021年度配備予定=青森県三沢市で(中沢誠撮影)
防衛省が米国から三機輸入する無人偵察機「グローバルホーク」について、操作や運航技術を学ぶため米企業から毎年数十人の技術者を招き、二十年間で計五百十四億円の「技術支援費」を米側に支払うことが分かった。給与だけでなく滞在費や渡航費も含まれるため、一人当たり数千万円と高額になる。三機にかかる二十年間の維持整備費約二千四百億円のうち、二割が米企業の技術者向けに支出されることになる。 (「税を追う」取材班)
防衛省は二〇二一年度、米国政府の対外有償軍事援助(FMS)で購入する三機(計五百七十四億円)を航空自衛隊三沢基地(青森県)に配備する予定。地上からの遠隔操作で、高度一万五千メートル以上から長時間、北朝鮮や中国などの動向監視を行うとみられ、撮影した画像を地上に送信する。
遠隔操作や運航コースの選定にはノウハウが必要で、防衛省は技術習得のため技術者を呼ぶことにしている。FMS契約を結び、米国政府を通じて製造元の米ノースロップ・グラマン側に技術支援費を支払う。仮に技術者を五十人とすれば年間で一人当たり約五千百四十万円となる計算だ。
FMSの場合、米側の価格算出根拠が明確でなく、「言い値」になりがちだ。グローバルホークの技術支援費を巡っては昨年、藤田幸久参院議員(国民民主)が国会で質問。防衛省は後日、「米政府が米国企業に対して支払う役務の対価は承知していない」と回答していた。
防衛省の担当者は取材に「技術支援費の支払いが初期だけになるか、廃棄までの二十年にわたるかは、米側との今後の協議次第」と話し、技術の習得が進めば操縦・運用を日本側だけで行うことも検討する。しかし、欧米系の防衛企業幹部は「FMS契約で一度決まったものを、米側が変えるのは考えにくい」と話す。
防衛省幹部は「グローバルホークには軍事上の機密事項が含まれるため、米側が全面的に日本側に運用を任せる可能性は低い」と話し、技術支援費の大幅な減額は難しいとみている。
③ジャーナリスト殺害、トルコ大統領が音声を米などに提供
2018/11/11 TBS News
ttps://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20181111-00000000-jnn-int
トルコのエルドアン大統領は10日、トルコでサウジアラビア人ジャーナリストが殺害される様子を録音した音声を、アメリカなどに提供したと明らかにしました。録音された音声の存在が公式に認められたのは、初めてとみられます。
トルコでは先月、サウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がイスタンブールにある総領事館で殺害され、今月5日に開かれた国連人権理事会で各国から徹底した透明性のある捜査を求める声が上がるなどしています。
そんな中、AP通信などによりますと、トルコのエルドアン大統領は10日、カショギ氏が殺害される様子を録音した音声をサウジアラビア、アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスに提供したと述べました。カショギ氏が殺害された際の音声については、トルコやアメリカなどのメディアがトルコ当局が入手していると報じていましたが、公式にその存在が認められたのは初めてとみられます。
また、エルドアン大統領は、各国の高官がその録音を聞いたと話し、事件の全容を解明すべきとの立場を改めて強調しました。(10日22:26)
④「トランプ流」に歯止めか=規制緩和路線、曲がり角
2018/11/11 時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181111-00000005-jij-n_ame
【ニューヨーク時事】米中間選挙で野党民主党が下院の議席の過半数を奪還したことで、トランプ政権が進めてきた規制緩和路線に歯止めがかかるとの見方が出ている。
環境問題などに背を向け、経済活性化に重きを置いた「トランプ流」の政策運営は曲がり角を迎えている。
「われわれには多くの共通点がある」。トランプ大統領は7日の記者会見で、選挙戦での対決姿勢から打って変わり、民主党との「超党派」での政策実現に期待を示した。上下両院の支配政党が異なる「ねじれ」が生じることで、予算や立法を伴う措置が困難になるため、連携を呼び掛けた形だ。
ただ、与野党の歩み寄りは一筋縄ではいかない。トランプ氏は大統領就任後、経済政策の柱の一つとして、金融やエネルギーなどの分野を中心に大胆な規制緩和を推進。銀行に対する厳しい審査を定めた金融規制改革法を見直したり、火力発電所の温室効果ガス排出削減基準を撤廃したりと、オバマ前政権の「レガシー(政治的遺産)」を次々と覆してきた。辛酸をなめた民主党は、2年後の大統領選をにらんで反撃に転じようとしている。
民主党は、下院委員会での監視・調査権限を活用し、当局者らの議会証言を求めるなどして政策の方向性をただす方針。金融サービス委員会やエネルギー商業委員会などには規制強化派の急先鋒(せんぽう)とされる議員が委員長に就く見通しで、トランプ政権にこれ以上の規制緩和を許さない構えだ。
⑤トランプ氏を「決して許さない」、ミシェル夫人が回顧録で言及
2018.11.10 CNN.CO,JP
https://www.cnn.co.jp/usa/35128440.html
ミシェル・オバマ前大統領夫人
(CNN) 米大統領就任前のトランプ氏がオバマ大統領(当時)の出生地を疑問視する運動を展開した件をめぐり、ミシェル・オバマ前大統領夫人が来週発売される回顧録の中で、トランプ氏を「決して許さない」などと記していることが分かった。同書を入手した米紙ワシントン・ポストが8日に報じた。
回顧録の題名は「Becoming」で、トランプ氏への言及の他にも、大統領夫人時代やそれ以前の私生活の詳細を記している。
ミシェル氏はこの中で、トランプ氏がオバマ大統領の米国出生証明書の信ぴょう性を疑問視するうわさを流したことに触れ、「もし精神的に不安定な人物が銃弾を装?(そうてん)して、ワシントンに向かっていたら? その人物が私たちの娘を狙っていたら?」と言及。「ドナルド・トランプは大きな声で無責任なほのめかしをして、私の家族を危険にさらした。この点で私は決して彼を許さない」とした。
一方、トランプ氏は9日朝、記者団に対し「彼女は本を書くにあたり多額の金を受け取った。彼らは常にちょっとした騒ぎを期待している」と述べた。
そのうえで、オバマ氏が「我々の軍隊にやったこと」は決して許さないと主張。米国を危険にさらしたとの見方を示し、「他の多くの点」でもオバマ氏を許すことは絶対にないと述べた。
オバマ氏の出生地を疑問視した「バーサー運動」について、ミシェル氏は「全てがクレイジーかつ偏狭で、偏見や外国人嫌悪は隠しようもなかった。ただ、あれは危険なことでもあり、頭のおかしな人たちを扇動する意図的な狙いがあった」と指摘している。
同書ではこのほか、女性に関するトランプ氏の下品な発言を聞いて「怒りに打ち震えた」ことに言及。夫とのロマンスや流産や体外受精など子どもを授かるのに苦労した経験を含め、プライベートな葛藤や喜びについても語っている。
⑥米兵墓地訪問中止で非難
トランプ氏に前政権高官
2018/11/11 共同通信社
https://this.kiji.is/434096866043692129
パリ郊外の米兵墓地を訪れ、慰霊の式典に参列したケリー大統領首席補佐官(左)=10日(AP=共同)
【パリ共同】パリを訪れたトランプ米大統領は10日、第1次大戦で亡くなった米兵の墓地を訪れ慰霊する予定だったが、急きょ中止した。ヘリコプターでの移動が視界不良で困難になったためとみられるが、オバマ前政権の高官らは「私たちはいつでも雨天時のオプションを用意していた」と一斉に非難した。
トランプ氏はこの日、フランスのマクロン大統領との会談後、メラニア夫人と共にパリ郊外の米兵墓地を訪れる予定だった。ケリー大統領首席補佐官とダンフォード統合参謀本部議長を代理で向かわせ、トランプ氏は駐フランス米大使公邸に戻った。
(3)今日の重要情報
①捏造したのは櫻井よしこのほうなのに…「慰安婦報道を捏造」と攻撃された元朝日記者・植村隆の名誉毀損裁判で不当判決
2018.11.11 Litera
https://lite-ra.com/2018/11/post-4354.html
櫻井よしこHP『プロフィール』より
「日本の名誉を毀損したのは植村隆のほうだった」「やっぱり植村隆は捏造記者だった」
9日の夕方から、右派メディアやネトウヨがこんな言葉をがなりたて、大喜びしている。元朝日新聞記者の植村隆氏が、ジャーナリストの櫻井よしこ氏と、櫻井氏の記事を掲載した新潮社、ダイヤモンド社、ワックを相手取り、「捏造」などとされて名誉を傷つけられたとして訴えた裁判で、9日、札幌地裁が植村氏の請求を棄却したのだ(岡山忠広裁判長)。
しかし、これは「不当判決」としか言いようがないものだ。そもそも、この裁判では、植村氏のことを「捏造」と攻撃した櫻井氏のほうの“根拠捏造”が、被告の本人尋問などで明らかになっていた。ところが、判決はそのことに一切ふれることなく「被告が真実であると信じる相当の理由がある」などと結論付けたのだ。
具体的に解説しよう。まず、この名誉毀損裁判を起こした植村氏は、2014年、朝日新聞が「吉田証言」に関する従軍慰安婦関連の記事を取り消した問題で、右派メディアやネット右翼たちからスケープゴートにされた元朝日新聞の記者だ。植村氏は朝日が虚偽だと認めた「吉田清治証言」とは無関係だが、過去に従軍慰安婦の記事を2度執筆しており、その内容が「人身売買であるのに強制連行されたと書いた」などとして、右派から「植村は捏造記者だ!」と総攻撃を受けた。そして、非常勤講師を務めていた北星学園大学には脅迫が殺到、さらに本人だけでなく娘にも殺害予告が届くなど、“リンチ”とも呼べる状況が続いたのである。
しかし、その後、植村記者は反撃に転じた。自分の身に降りかかった攻撃の多くが根拠のないことをひとつひとつ実証的に反論し、「捏造記者」などと攻撃した極右言論人と出版社に対し、裁判を起こしたのだ。今回の札幌地裁での裁判はそのうちのひとつである。
札幌地裁の判決はまず、櫻井氏の記事について「原告の社会的評価を低下させる事実の摘示や意見ないし論評がある」と認めた上で、櫻井氏が記事で展開していた「金学順氏は継父によって人身売買され、慰安婦にさせられた」という主張が、「真実であると認めることは困難である」と結論付けている。つまり、裁判所も、櫻井氏の記事が事実でない可能性があることを認めていた。当然、植村氏の記事が「捏造」だとも、植村氏が「捏造記者」だともまったく認定していない。
ところが、その後、判決文は一転。櫻井氏が金学順さんのことを「継父によって人身売買された女性」と「信じ」、「植村氏が事実と異なる記事を敢えて執筆した」と「信じたこと」はさまざまな資料に記載があったためやむをえなかった、と続けるのだ。
存在しない記述を根拠にした櫻井を正当化するトンデモ判決!
はっきり言うが、この判決はめちゃくちゃだ。なぜなら、裁判所は櫻井氏が「金学順氏は継父によって人身売買された女性」と信じた根拠として、「金学順氏が日本国政府を訴えた訴状」「金学順氏を取材した内容をまとめた臼杵氏執筆の論文」の記載などをあげているが、そもそもこれらの資料には、そんな記述など一切ないからだ。
そのことは、今年3月23日の第11回口頭弁論の櫻井氏の本人尋問で暴かれ、櫻井氏自身も誤りを認めている。
まず、この口頭弁論で問題になったのは、「WiLL」(ワック)2014年4月号の記事(「朝日は日本の進路を誤らせる」)。櫻井氏は〈日本を怨み、憎んでいるかのような、日本人によるその捏造記事〉などと植村氏を批判するために、前述した金学順さんの訴状をもちだし、こう書いていた。
〈訴状には、十四歳のとき、継父によって四十円で売られたこと、三年後、十七歳のとき、再び継父によって北支の鉄壁鎭という所に連れて行かれて慰安婦にさせられた経緯などが書かれている。
植村氏は、彼女が継父によって人身売買されたという重要な点を報じなかっただけでなく、慰安婦とはなんの関係もない「女子挺身隊」と結びつけて報じた。〉
つまり、櫻井氏は「訴状には金学順さんが継父によって40円で売られ、さらに再び継父によって連れられて慰安婦にさせられた、という記述があるのに、植村氏はこれを無視するという意図的な捏造報道を行った」と攻撃していたのだ。
ところが、実際の金学順さんの訴状には、櫻井氏が言う「継父によって四十円で売られた」なる記述は、存在していなかった。つまり、櫻井氏のほうが訴状にないことを“捏造”して、植村氏に対し「捏造記者」などという攻撃を繰り返していたのである。
それだけではない。原告側弁護士から「継父によって四十円で売られたという話の根拠はなんなのか」と問い詰められた櫻井氏は、1992年2月の月刊「宝石」(休刊/光文社)の臼杵敬子氏執筆の記事からの引用の間違いだったと釈明した。
これが裁判所の言う「金学順氏を取材した内容をまとめた臼杵氏執筆の論文」なのだが、実は、その臼杵論文=「宝石」記事にも、やはり「継父によって四十円で売られた」「十七歳のとき、再び継父によって北支の鉄壁鎭という所に連れて行かれて慰安婦にさせられた」なる記述はなかった。
櫻井よしこがもちだした資料には、逆に「日本軍の強制連行」の記述が
まず、「宝石」記事にある金学順さんの証言によると、学順さんが14歳の時、母親が再婚したが〈私は新しい父を好きになれ〉なかったとして、こう振り返っている。
〈その後平壌にあった妓生専門学校の経営者に四十円で売られ、養女として踊り、楽器などを徹底的に仕込まれたのです。
ところが、十七歳のとき、養父は「稼ぎにいくぞ」と、私と同僚の「エミ子」を連れて汽車に乗ったのです。〉
学順さんがいう「養父」とは「妓生専門学校の経営者」のことであって、「継父」(=「新しい父」)ではない。しかも、この「宝石」記事には、上の引用部の直後、金銭で売られたどころか、逆に日本軍の強制連行と性暴力を物語る記述が続いていた。
〈着いたところは満州のどこかの駅でした。サーベルを下げた日本人将校二人と三人の部下が待っていて、やがて将校と養父との間で喧嘩が始まり「おかしいな」と思っていると養父は将校たちに刀で脅され、土下座させられたあと、どこかに連れ去られてしまったのです。
私とエミ子は、北京に連れて行かれ、そこからは軍用トラックで、着いたところが「北支のカッカ県テッペキチン」(鉄壁鎭)だったと記憶しています。中国人の赤煉瓦の家を改造した家です。一九四〇年春ごろでした。
日本軍が占領したその集落には三百人ほどの日本兵が駐屯していました。トラックで夜着いた私たちは、将校に案内され、真っ暗な部屋に入れられ、外から鍵をかけられ閉じ込められたのです。そのとたん、私は「しまった」という後悔でいっぱいでしたが、もうどうしようもありません。
次の朝、馬のいななきで人々が生活しているのがわかり、室内から外をうかがうと隣りの部屋には三人の朝鮮人女性がいるのがわかりました。(中略)将校が私を小さな部屋に連れて行き、服を脱げと命令したのです。
当時、私は十七歳。何も知りませんでした。そのときのことを考えるだけでも心臓が爆発しそうです。とにかく必死で逃げようとしました。「嫌だ!」と叫ぶと、その日本兵は「この野郎! 朝鮮人のくせに!とののしり、私を殴り、足で蹴り揚げ、暴力で犯したのです。」(「宝石」での金学順さんの証言)
念のために言っておくが、これは櫻井氏が自分の主張の出典とした資料だ。ところが、そこには櫻井氏の主張する「継父が金学順さんを四十円で売った」とはどこにも書かれておらず、「妓生専門学校の経営者」が逆に日本人将校らに暴力で脅されてその場から排除された、そして、金学順さんは日本軍のトラックで鉄壁鎭に連れて行かれたという証言が掲載されていた。
櫻井氏が本当にこの証言を出典としたのならば、櫻井氏はわざと日本軍による強制連行をネグったことになる。
なぜ裁判所は“根拠捏造”を無視してまで櫻井よしこらを「勝訴」させたのか
また、裁判所はもうひとつ、櫻井氏が信じた根拠として「韓国の新聞報道」もあげており、これは櫻井氏側が証拠として提出したハンギョレ新聞と思われるが、ここにも、「宝石」などと同様の〈生活が苦しくなり、14歳の時に母親に平壌にあるキーセンの検番に売られた。3年間の検番生活を終えた金さんが最初の就職だと思って検番の養父についていった所は、兵士3000人余りが所属する北中国・鉄壁鎭の日本軍小部隊の前だった〉とあるだけで、慰安所にお金で売られたという記述はない。
それどころか、このハンギョレ新聞にも、〈私を連れていった養父も当時、日本人にカネももらえず私を実力で奪われたようでした〉という、強制連行の記述があった。
いずれにしても、法廷でこうした事実を突きつけられた櫻井氏は、金学順さんの訴状に記載されていない記述についての自らの誤りを認め、「WiLL」7月号は訂正文を掲載。また、産経新聞6月4日付でも同様の誤りを訂正している。
にもかかわらず、札幌地裁の判決は、こうした資料をもとに、櫻井氏が「金学順氏が継父によって人身売買されて慰安婦にされた女性であると信じた」ことは「相当の理由がある」というのだ。この裁判長は本当に提出証拠や本人尋問の記録をちゃんと読んでいるのか。
また、百歩、いや1万歩譲って、これらの資料を目にした櫻井氏が「金学順氏は継父によって人身売買された」と誤読したことがやむをえなかったとしても、だからといって、なぜ櫻井氏が植村氏のことを「捏造」などと攻撃することが正当化されるのか。
そもそも植村氏は、朝日新聞の記事に金学順さんが「日本軍に強制連行された」などと書いているわけではなかった。〈女性の話によると、中国東北部で生まれ、十七歳の時、だまされて慰安婦にされた〉と書いただけだった。
ところが、櫻井氏は〈植村氏は、彼女(金学順さん)が継父によって人身売買されたという重要な点を報じなかった〉などとして〈真実を隠して捏造記事を報じた〉と攻撃したのだ。
だとしたら、自らが出典とした資料にハッキリとある強制連行の記述をネグった櫻井氏だって「捏造」になるのはもちろん、情報の取捨選択をしているほとんどの報道が「捏造」ということになるだろう。
なお、櫻井氏が「捏造」だとがなりたてる1991年8月11日付の植村氏の署名記事は、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)が金学順さんから聞き取った証言テープがもとになっているのだが、同記事でキーセンについて触れなかった理由について植村氏は「証言テープ中で金さんがキーセン学校について語るのを聞いていない」「意図的に触れなかったわけではない」と説明している(朝日新聞2014年8月5日朝刊)。
とにかく、この櫻井氏が植村氏に向けた「捏造」攻撃は、どこからどう見ても根拠がなく、名誉毀損なのだが、しかし、札幌地裁の裁判長は前述したように、まったく理屈にならない理屈をつけて、請求棄却を言い渡した。判決文を読むかぎり、岡山裁判長は櫻井氏らを勝訴させるという結論ありきで、まともに証拠資料に目を通してなかったとしか思えない。それとも、もしかして、裁判所までが歴史修正主義者に乗っ取られようとしているのか。
植村氏側はこの判決直後、控訴することを表明。また、もうひとつ、西岡力氏と文藝春秋を相手取った東京地裁での判決も控えている(詳しくは過去記事参照 https://lite-ra.com/2018/10/post-4323.html)。控訴審やこちらの裁判では真っ当な判断が下されると信じているが、いずれにしても本サイトではレポートを継続し、右派による歴史修正の杜撰な実態とその卑劣さ何度でも伝えてゆく。
(編集部)
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【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】
情報発信者 山崎康彦
メール:yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp
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【YYNews】【YYNewsLive】【杉並からの情報発信です】【YYNewsネット世論調査】を主宰する市民革命派ネットジャーナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です!
本日月曜日(2018年11月12日)午後9時40分から放送しました【YYNewsLiveNo2660】の放送台本です!
【放送録画】84分12秒
https://ssl.twitcasting.tv/chateaux1000/movie/506289761
【放送録画】
☆今日の画像
①日本の公務員年収は民間の平均年収の1.76倍で先進7カ国中最高額!
他の先進国の公務員平均年収と民間平均年収の倍率は、米国は1.1倍、英国は1.15倍、カナダは0.94倍、イタリアは1.09倍、仏国は1.1倍、ドイツは0.93倍でほぼ同じである。
②イスラエル兵が運転するブルドーザーの前に立って抗議するレイチェルさん、この直後彼女はひき殺された!
③『国の借金』の返済を借金で払う『借換債』の発行推移
④最近10年間の国債発行額の推移 (財務省)
☆今日の映像
①【YouTube】レイチェル・コリーさん殺害から7年:イスラエルで民事裁判
https://www.youtube.com/watch?v=xGiHkYOZF_U&feature=youtu.be
SolidarityToGaza2
2010/10/24 に公開
レイチェル・コリーさん殺害から7年:イスラエル国防省に対する民事裁判始まる
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-ni...
ブルドーザーで米平和活動家をひいたイスラエル兵が証言
http://www.cnn.co.jp/world/30000637.html
http://megalodon.jp/2010-1022-1231-57...
☆今日の注目情報
①(書き起こし) 独占インタビュー 安田純平
身代金は支払われたのか、なぜ私はバッシングされたのか、
すべての疑問位ファイナルアンサー
週刊『フライデー』2018年11月23日号
(書き起こし)
日本政府の情報は嘘だらけ
これが「自己責任論」えの回答だ。
スーツ姿の6人の男たちが病室を訪ねてきたのは帰国して1週間ほど経った夕方5時ごろです。10月25日にトルコから成田空港に到着した私は、その時、都内の病院に検査入院していました。名刺を受け取ると男性たちは警察上や外務省の職員で、テロ対策の担当者だという。
病室は20畳ほどの個室で応接セットもありました。男性たちは椅子に座ると、「シリアで人質として拘束されていた3年4カ月間のことを詳しく聞かせてほしい」と言ったのです。私は同席した妻(深結さん)の助けを借りながら、できるだけ詳細に自分の体験を語りました男性たちは途中で質問することもなく、時折うなずいたり笑みを浮かべたりして、熱心にメモをとっていましたね。気付けば私は、5時間も話し続けていました。時計の針は夜の10時を回っていました。
ようやく長い事情聴取が終わった後、ほっとしたその時です。それまでじっと黙っていた外務省職員が突然口を開きっぱりとこう言いました。「安田さん、政府は絶対に身代金を払っていません。テロリストに対して金を払わないのが日本の大原則ですから」
私は唐突な発言に驚き「そうですか」と答えるしかありませんでした。
こう語るのは内戦下のシリアで15年6月から拘束されていたジャーナリストの安田純平氏(44 )だ。安田氏は本誌の取材依頼に応じ40ヵ月に及ぶ地獄のような拘束生活から日本政府の対応、自身へのバッシングまで、全ての疑問に答えた。以下は120分に及ぶ安田氏の独白だ。
3年4ヶ月ぶりのビールに涙
病院で検査すると、私の体にさまざまな異変が起きていることがわかりました。拘束期間中に飲まされていたのは大半が不衛生な生水だったので、胃の中にはピロリ菌がいたんです。薬を服用してチクチクするような痛みは治まりましたが、現在に経過を見ている状態です。
椎間板ヘルニアになり腰も痛めてしまいました。私は一時期、幅1メートル高さ1.5メートル奥行き2メートルほどの狭い独房に入れられていた。部屋の両側には常に犯行グループの人がいて、少しでも音を立てると電気を点滅させたり高温にも関わらず扇風機を消したりする嫌がらせをするんです。寝返りもできない。そんな状況が8ヶ月も続いたため、腰を痛め仰向けに寝られなくなってしまいました。私はこうした拷問に反発するため、20日ほど絶食したことがあります。体重は一気に10キロほど減少、骨と皮だけになり、現在でも色の細さは回復していません。
解放されて喜びを最初に実感したのは、日本への機内で3年4ヶ月ぶりに酒を飲んだ時ですね。ビールと赤ワインの小瓶をそれぞれ1本ずつ飲み、アルコールの美味しいさをしみじみと感じ思わず涙がこぼれそうになった。気分が良くなり、同行した日本の記者たちに拘束生活について饒舌に話したことを覚えています0
安田氏はなぜ危険を犯してまで紛争地に着くのだろうか。きっかけは高校時代の体験にあった。
湾岸戦争(91年)の米軍による空爆映像をテレビで見ていて「ミサイルが落ちる場所に住んでいる人たちはどんな気持ちなんだろう」と思ったんです。実際に現地行ってみたいと考え一橋大学在学中にテレビ局や新聞社を受験。'97年に信濃毎日新聞に入社して、'03年からは紛争地を取材するためフリーランスになりました。「独立する」と言うと、父親は大反対しましたね。繊維会社に勤めていた父は、バブルで経済が破綻し組織を追い出されて仕事もない人を数多く見てきたようですから。ただ私は、「もう会社には辞表を提出してしまった」と言って押し切りましたが。
安田氏は、イラクやヨルダンなどで取材を重ねる。'04余に米軍のスパイと疑われイラクの自警団に三日間軟禁された事はあるが、人質として長期間拘束されたのは今回が初めてだ。
狭い独房に入れられている時は、窮屈な姿勢で横になっている以外やることがありません。普段の私はよく悪い夢を見て目が覚めると「あれは現時点ではなかったんだ」と分かりほっとしていた。不思議なもので拘束中は逆でした。家族とくつろいでいる幸せな夢を見ては目が覚めるとコンクリートの棺桶のような部屋に押し込められている現実に気づかされ、絶望的な気持ちになっていたんです。「どこで人生を誤りこんな状況に陥ってしまったんだろう」
考えるのは、そんなことばかり。フリーになる時に応援し助言をくれた新聞社の同僚や先輩ジャーナリストの顔が思い浮かび、なんでしっかりお礼をしなかったのだろうと強い後悔の念にもさいなまれました。恩人たちに対する感謝を伝えるためには解放されなければならない。帰国すれば新しい人生をスタートできる。そう自分に言いきかせていました。
犯行グループも、私を殺害しようとは考えていなかったようです。'16年5月に助けてくださいと日本語で書かれたボードを持ち写真を撮られました。その時着せられたのがオレンジ色の囚人服です。殺意があればアラブの人々が虐待を受けたことへの見せしめから、米軍のグアンタナモ収容所のモノを模した鮮やかなオレンジ色の服を着せます。しかし私が来たのは、市場で安く売っているような子供用のTシャツです(33ページ上の写真)。撮影が終わり私からTシャツを脱がせると、片付けもせず置いていってしまった。この事からだけでも、彼らが本気でないことがわかりました。
外務省は何も知らなかった
帰国した安田氏は、政府から事情聴取を受けていた妻の深結さんから驚くべき事実を聞く。日本政府が把握していた情報が嘘だらけだったのだ。外務省の職員は「今月9月に信頼できるルートから得た情報では、イドリブ県(シリア北西部の小さな民家に安田さんがいる可能性が高い」「外から見えないように塀が高くなっている」と話していたそうです。そんな事実は全くありません。私はもっと大きな施設に入れられていましたから。妻によると政府は犯行グループを特定できず、私の確たる生存情報も持っていなかったようです。そう考えると、身代金を払っていないと言う政府の説明も納得できます。生存確認ができていない人間に対し、カネを払うことなど常識としてありえません。
今回の件で、私がバッシングを受けるのは当然のことです。勝手に危険な地域へ行き長期間拘束され、大勢の人々に迷惑をかけたのですから。政府が退避勧告を出している紛争地に行く以上どんなことが起きても自己責任だと思います。私も覚悟の上で取材しています。
ただ妻や家族を批判するのは、やめてもらいたい。マスコミの取材を積極的に受け私の支援活動をずっと続けてきた妻は必要以上に叩かれ大きなショックを受けました。犯した罪は本人の背負うもので、家族に連帯責任はありません。
今後もジャーナリストとして紛争地に行くかは、今のところ白紙です。汚いこと言い方ですが、胃痛されていた40カ月間に私が生み出したのは排泄物だけです。まずはピロリ菌による1つやヘルニアの腰痛を完治させ、何かしら生産性の高い仕事ができればと思っています。
(終わり)
☆今日の推薦図書 (朗読)
New!■衆議院議員石井紘基著『日本が自滅する日「官僚経済体制」が国民のお金を食い尽くす!』(PHP2002年1月23日発行)
第一回目朗読 (2018.11.12)
序章 真の構造改革とは何かー「もう一つの日本」を直視せよ (P14-30)
▲旗印の正しさだけで改革はできない (P14-15)
▲不良債権処理は最優先課題か (P16-17)
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●石井紘基刺殺事件 (Wikipedia抜粋)
http://ur2.link/NqUT
"石井紘基刺殺事件(いしいこうきしさつじけん)もしくは石井紘基議員暗殺事件は、2002年10月に発生した、民主党所属の衆議院議員・石井紘基が殺害された事件である。"
概要
"2002年10月25日、民主党の衆議院議員・石井紘基が、世田谷区の自宅駐車場において柳刃包丁で左胸を刺され死亡した。
翌10月26日、指定暴力団の山口組系右翼団体(“構成員即ち代表”の一人団体で、いわゆる「右翼標榜暴力団」)代表の伊藤白水が警察に出頭し逮捕される。伊藤は「家賃の工面を断られたため、仕返しでやった」と供述したが、石井が国会議員や官僚の腐敗を徹底追及していたことから「暗殺された」との見方もある。10月28日に予定されていた国会質問を前に、石井は「これで与党の連中がひっくり返る」と発言したという事実などが挙げられている。
2004年6月18日、東京地裁で被告に無期懲役判決が言い渡されたが、判決では被告が主張する「金銭トラブル」という動機を信用することができないとした。2005年11月15日、最高裁で無期懲役の判決が確定した。"
出典石井紘基刺殺事件 - Wikipedia
"事件当日、石井の鞄には国会質問のために国会へ提出する書類が入っていたが、事件現場の鞄からは書類がなくなっており、いまだに発見されていない。
日本国憲法下において他殺された現職国会議員は、浅沼稲次郎、山村新治郎に続いて石井が3人目(丹羽兵助を他殺に含めると4人目)である。
石井の選出選挙区であった東京都第6区では2003年4月27日に補欠選挙が行われ、参議院議員より転出した民主党公認の小宮山洋子が当選した。
なお、2003年2月に石井の遺族らが事件の真相を求めてウェブサイトを開設し、懸賞金を付けて情報提供を求めている。"
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(1)今日のメインテーマ
■日本国民は歴代自民党政権と財務官僚と大手銀行家たちが作った1080兆円の『国の借金』を『永遠に払い続ける』運命にある!(No1)
日本国民は、歴代自民党政権と財務官僚が大手銀行家たちを肥え太らせるせために好きなだけ『国債』を発行して【国の借金】を1080貯円まで積み重ねたことを知らない。
日本国民は、歴代自民党政権と財務官僚が『国の借金』の返済を【借換債(かりかえさい)】を発行して『返済せず借り換え』て『借金が増える』システムで国民が『借金を永遠に払い続ける』運命にあることを知らない!
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【関連記事】
▲国の借金、1087兆円に増加 3月末、国民1人当たり859万円
2018/5/10 日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL10HOP_Q8A510C1000000/
財務省は10日、国債や借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」の残高が3月末時点で1087兆8130億円になったと発表した。長期国債の残高増加が影響した。2017年12月末と比べ2兆593億円増え、過去最高を更新した。18年4月1日時点の総務省の人口推計(1億2653万人、概算値)で単純計算すると、国民1人当たり約859万円の借金を抱えていることになる。
内訳は国債が959兆1413億円となり、12月末から2兆8893億円増えた。一時的な資金不足を穴埋めする政府短期証券は74兆6489億円と1兆1401億円減った。
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▲なぜ日本はこのような『悲惨な状態』に陥ったのか?
その最大の理由は、日本の野党政治家、学者、マスコミ、オピニオンリーダー、市民活動家たちが、自民党政権による『財政規律なき国債発行』を真正面から批判して『財政規律による借金抑制』『歯止めなき借金増大阻止』を掲げて国民大運動を組織し自民党政権を打倒する闘いを組織してこなかったからである
第二の理由は、歴代自民党政権が発行してきた『国債』の実態が意図的に隠されてきたために自民党政権による『『歯止めなき借金増大』の重大な危険性を認識できないからである。
その『隠ぺいのカラクリ』は以下の通りである!
歴代自民党政権が発行してきた六つの『国債』(2018年度計149.8兆円)の中で、『赤字国債』(2018年度27.5兆円)と『建設国債』(2018年度8.0兆円)の二つ(2018年度計35.5兆円全体の23.8%)だけが『一般会計』に計上され国会で審議され報道されので、国民の目に一応は触れるのだ。
しかし他の四つの『国債』(2018年度計114.15兆円全体の76.2%)である『借換債』(2018年度103.2兆円)、『財投債』(2018年度12.0兆円)、『年金特例債』(2018年度0円)、『復興債』(2018年度0.95兆円)は『特別会計』に計上されるため、国会の場で審議されることもなく、内容が報道されることもなく、国民には全く知らされないのである。
すなわち、自民党政権が発行する六つの『国債』の総発行額の76.2%が『特別会計』の中に隠され、たった23.8%しか『一般会計』の中で公表されていないのだ。
(続く)
(2)今日のトッピックス
① 米フロリダ州の2選挙、再集計=僅差の上院議員選と知事選
2018/11/11 時事通信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111100194&g=use
【ワシントン時事】6日投票の米中間選挙のうちフロリダ州の連邦上院議員選と知事選について、州当局は10日、集計のやり直しを決めた。ともに共和党候補が得票でわずかに民主党候補を上回ったが、得票率差が勝敗を確定できる基準の0.5ポイントに満たなかったため。
共和、民主両党の支持が伯仲する代表的なスイング・ステート(揺れる州)で、大票田でもあるフロリダの勝敗は、トランプ大統領が再選を目指す2020年大統領選にも影響する。フランス訪問中のトランプ氏は10日、ツイッターに「(民主党が)フロリダで二つの大きな選挙(の勝利)を盗もうとしている」と投稿した。
米メディアによると、上院選は知事からの転身に挑む共和党のスコット候補が、民主党現職のネルソン候補を得票率差で0.15ポイント上回った。知事選は共和党のデサンティス候補が、同州初の黒人知事を目指す民主党のギラム候補を0.41ポイント差でリードしている。
機械による再集計が15日までに行われ、さらに得票率差が0.25ポイント未満の場合、手作業で集計をやり直す。
②<税を追う>3機輸入 無人偵察機 技術指導料、米へ計514億円
2018年11月11日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018111102000165.html
今年9月、航空自衛隊三沢基地の航空祭で展示された米軍の無人偵察機「グローバルホーク」。日本には2021年度配備予定=青森県三沢市で(中沢誠撮影)
防衛省が米国から三機輸入する無人偵察機「グローバルホーク」について、操作や運航技術を学ぶため米企業から毎年数十人の技術者を招き、二十年間で計五百十四億円の「技術支援費」を米側に支払うことが分かった。給与だけでなく滞在費や渡航費も含まれるため、一人当たり数千万円と高額になる。三機にかかる二十年間の維持整備費約二千四百億円のうち、二割が米企業の技術者向けに支出されることになる。 (「税を追う」取材班)
防衛省は二〇二一年度、米国政府の対外有償軍事援助(FMS)で購入する三機(計五百七十四億円)を航空自衛隊三沢基地(青森県)に配備する予定。地上からの遠隔操作で、高度一万五千メートル以上から長時間、北朝鮮や中国などの動向監視を行うとみられ、撮影した画像を地上に送信する。
遠隔操作や運航コースの選定にはノウハウが必要で、防衛省は技術習得のため技術者を呼ぶことにしている。FMS契約を結び、米国政府を通じて製造元の米ノースロップ・グラマン側に技術支援費を支払う。仮に技術者を五十人とすれば年間で一人当たり約五千百四十万円となる計算だ。
FMSの場合、米側の価格算出根拠が明確でなく、「言い値」になりがちだ。グローバルホークの技術支援費を巡っては昨年、藤田幸久参院議員(国民民主)が国会で質問。防衛省は後日、「米政府が米国企業に対して支払う役務の対価は承知していない」と回答していた。
防衛省の担当者は取材に「技術支援費の支払いが初期だけになるか、廃棄までの二十年にわたるかは、米側との今後の協議次第」と話し、技術の習得が進めば操縦・運用を日本側だけで行うことも検討する。しかし、欧米系の防衛企業幹部は「FMS契約で一度決まったものを、米側が変えるのは考えにくい」と話す。
防衛省幹部は「グローバルホークには軍事上の機密事項が含まれるため、米側が全面的に日本側に運用を任せる可能性は低い」と話し、技術支援費の大幅な減額は難しいとみている。
③ジャーナリスト殺害、トルコ大統領が音声を米などに提供
2018/11/11 TBS News
ttps://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20181111-00000000-jnn-int
トルコのエルドアン大統領は10日、トルコでサウジアラビア人ジャーナリストが殺害される様子を録音した音声を、アメリカなどに提供したと明らかにしました。録音された音声の存在が公式に認められたのは、初めてとみられます。
トルコでは先月、サウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がイスタンブールにある総領事館で殺害され、今月5日に開かれた国連人権理事会で各国から徹底した透明性のある捜査を求める声が上がるなどしています。
そんな中、AP通信などによりますと、トルコのエルドアン大統領は10日、カショギ氏が殺害される様子を録音した音声をサウジアラビア、アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスに提供したと述べました。カショギ氏が殺害された際の音声については、トルコやアメリカなどのメディアがトルコ当局が入手していると報じていましたが、公式にその存在が認められたのは初めてとみられます。
また、エルドアン大統領は、各国の高官がその録音を聞いたと話し、事件の全容を解明すべきとの立場を改めて強調しました。(10日22:26)
④「トランプ流」に歯止めか=規制緩和路線、曲がり角
2018/11/11 時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181111-00000005-jij-n_ame
【ニューヨーク時事】米中間選挙で野党民主党が下院の議席の過半数を奪還したことで、トランプ政権が進めてきた規制緩和路線に歯止めがかかるとの見方が出ている。
環境問題などに背を向け、経済活性化に重きを置いた「トランプ流」の政策運営は曲がり角を迎えている。
「われわれには多くの共通点がある」。トランプ大統領は7日の記者会見で、選挙戦での対決姿勢から打って変わり、民主党との「超党派」での政策実現に期待を示した。上下両院の支配政党が異なる「ねじれ」が生じることで、予算や立法を伴う措置が困難になるため、連携を呼び掛けた形だ。
ただ、与野党の歩み寄りは一筋縄ではいかない。トランプ氏は大統領就任後、経済政策の柱の一つとして、金融やエネルギーなどの分野を中心に大胆な規制緩和を推進。銀行に対する厳しい審査を定めた金融規制改革法を見直したり、火力発電所の温室効果ガス排出削減基準を撤廃したりと、オバマ前政権の「レガシー(政治的遺産)」を次々と覆してきた。辛酸をなめた民主党は、2年後の大統領選をにらんで反撃に転じようとしている。
民主党は、下院委員会での監視・調査権限を活用し、当局者らの議会証言を求めるなどして政策の方向性をただす方針。金融サービス委員会やエネルギー商業委員会などには規制強化派の急先鋒(せんぽう)とされる議員が委員長に就く見通しで、トランプ政権にこれ以上の規制緩和を許さない構えだ。
⑤トランプ氏を「決して許さない」、ミシェル夫人が回顧録で言及
2018.11.10 CNN.CO,JP
https://www.cnn.co.jp/usa/35128440.html
ミシェル・オバマ前大統領夫人
(CNN) 米大統領就任前のトランプ氏がオバマ大統領(当時)の出生地を疑問視する運動を展開した件をめぐり、ミシェル・オバマ前大統領夫人が来週発売される回顧録の中で、トランプ氏を「決して許さない」などと記していることが分かった。同書を入手した米紙ワシントン・ポストが8日に報じた。
回顧録の題名は「Becoming」で、トランプ氏への言及の他にも、大統領夫人時代やそれ以前の私生活の詳細を記している。
ミシェル氏はこの中で、トランプ氏がオバマ大統領の米国出生証明書の信ぴょう性を疑問視するうわさを流したことに触れ、「もし精神的に不安定な人物が銃弾を装?(そうてん)して、ワシントンに向かっていたら? その人物が私たちの娘を狙っていたら?」と言及。「ドナルド・トランプは大きな声で無責任なほのめかしをして、私の家族を危険にさらした。この点で私は決して彼を許さない」とした。
一方、トランプ氏は9日朝、記者団に対し「彼女は本を書くにあたり多額の金を受け取った。彼らは常にちょっとした騒ぎを期待している」と述べた。
そのうえで、オバマ氏が「我々の軍隊にやったこと」は決して許さないと主張。米国を危険にさらしたとの見方を示し、「他の多くの点」でもオバマ氏を許すことは絶対にないと述べた。
オバマ氏の出生地を疑問視した「バーサー運動」について、ミシェル氏は「全てがクレイジーかつ偏狭で、偏見や外国人嫌悪は隠しようもなかった。ただ、あれは危険なことでもあり、頭のおかしな人たちを扇動する意図的な狙いがあった」と指摘している。
同書ではこのほか、女性に関するトランプ氏の下品な発言を聞いて「怒りに打ち震えた」ことに言及。夫とのロマンスや流産や体外受精など子どもを授かるのに苦労した経験を含め、プライベートな葛藤や喜びについても語っている。
⑥米兵墓地訪問中止で非難
トランプ氏に前政権高官
2018/11/11 共同通信社
https://this.kiji.is/434096866043692129
パリ郊外の米兵墓地を訪れ、慰霊の式典に参列したケリー大統領首席補佐官(左)=10日(AP=共同)
【パリ共同】パリを訪れたトランプ米大統領は10日、第1次大戦で亡くなった米兵の墓地を訪れ慰霊する予定だったが、急きょ中止した。ヘリコプターでの移動が視界不良で困難になったためとみられるが、オバマ前政権の高官らは「私たちはいつでも雨天時のオプションを用意していた」と一斉に非難した。
トランプ氏はこの日、フランスのマクロン大統領との会談後、メラニア夫人と共にパリ郊外の米兵墓地を訪れる予定だった。ケリー大統領首席補佐官とダンフォード統合参謀本部議長を代理で向かわせ、トランプ氏は駐フランス米大使公邸に戻った。
(3)今日の重要情報
①捏造したのは櫻井よしこのほうなのに…「慰安婦報道を捏造」と攻撃された元朝日記者・植村隆の名誉毀損裁判で不当判決
2018.11.11 Litera
https://lite-ra.com/2018/11/post-4354.html
櫻井よしこHP『プロフィール』より
「日本の名誉を毀損したのは植村隆のほうだった」「やっぱり植村隆は捏造記者だった」
9日の夕方から、右派メディアやネトウヨがこんな言葉をがなりたて、大喜びしている。元朝日新聞記者の植村隆氏が、ジャーナリストの櫻井よしこ氏と、櫻井氏の記事を掲載した新潮社、ダイヤモンド社、ワックを相手取り、「捏造」などとされて名誉を傷つけられたとして訴えた裁判で、9日、札幌地裁が植村氏の請求を棄却したのだ(岡山忠広裁判長)。
しかし、これは「不当判決」としか言いようがないものだ。そもそも、この裁判では、植村氏のことを「捏造」と攻撃した櫻井氏のほうの“根拠捏造”が、被告の本人尋問などで明らかになっていた。ところが、判決はそのことに一切ふれることなく「被告が真実であると信じる相当の理由がある」などと結論付けたのだ。
具体的に解説しよう。まず、この名誉毀損裁判を起こした植村氏は、2014年、朝日新聞が「吉田証言」に関する従軍慰安婦関連の記事を取り消した問題で、右派メディアやネット右翼たちからスケープゴートにされた元朝日新聞の記者だ。植村氏は朝日が虚偽だと認めた「吉田清治証言」とは無関係だが、過去に従軍慰安婦の記事を2度執筆しており、その内容が「人身売買であるのに強制連行されたと書いた」などとして、右派から「植村は捏造記者だ!」と総攻撃を受けた。そして、非常勤講師を務めていた北星学園大学には脅迫が殺到、さらに本人だけでなく娘にも殺害予告が届くなど、“リンチ”とも呼べる状況が続いたのである。
しかし、その後、植村記者は反撃に転じた。自分の身に降りかかった攻撃の多くが根拠のないことをひとつひとつ実証的に反論し、「捏造記者」などと攻撃した極右言論人と出版社に対し、裁判を起こしたのだ。今回の札幌地裁での裁判はそのうちのひとつである。
札幌地裁の判決はまず、櫻井氏の記事について「原告の社会的評価を低下させる事実の摘示や意見ないし論評がある」と認めた上で、櫻井氏が記事で展開していた「金学順氏は継父によって人身売買され、慰安婦にさせられた」という主張が、「真実であると認めることは困難である」と結論付けている。つまり、裁判所も、櫻井氏の記事が事実でない可能性があることを認めていた。当然、植村氏の記事が「捏造」だとも、植村氏が「捏造記者」だともまったく認定していない。
ところが、その後、判決文は一転。櫻井氏が金学順さんのことを「継父によって人身売買された女性」と「信じ」、「植村氏が事実と異なる記事を敢えて執筆した」と「信じたこと」はさまざまな資料に記載があったためやむをえなかった、と続けるのだ。
存在しない記述を根拠にした櫻井を正当化するトンデモ判決!
はっきり言うが、この判決はめちゃくちゃだ。なぜなら、裁判所は櫻井氏が「金学順氏は継父によって人身売買された女性」と信じた根拠として、「金学順氏が日本国政府を訴えた訴状」「金学順氏を取材した内容をまとめた臼杵氏執筆の論文」の記載などをあげているが、そもそもこれらの資料には、そんな記述など一切ないからだ。
そのことは、今年3月23日の第11回口頭弁論の櫻井氏の本人尋問で暴かれ、櫻井氏自身も誤りを認めている。
まず、この口頭弁論で問題になったのは、「WiLL」(ワック)2014年4月号の記事(「朝日は日本の進路を誤らせる」)。櫻井氏は〈日本を怨み、憎んでいるかのような、日本人によるその捏造記事〉などと植村氏を批判するために、前述した金学順さんの訴状をもちだし、こう書いていた。
〈訴状には、十四歳のとき、継父によって四十円で売られたこと、三年後、十七歳のとき、再び継父によって北支の鉄壁鎭という所に連れて行かれて慰安婦にさせられた経緯などが書かれている。
植村氏は、彼女が継父によって人身売買されたという重要な点を報じなかっただけでなく、慰安婦とはなんの関係もない「女子挺身隊」と結びつけて報じた。〉
つまり、櫻井氏は「訴状には金学順さんが継父によって40円で売られ、さらに再び継父によって連れられて慰安婦にさせられた、という記述があるのに、植村氏はこれを無視するという意図的な捏造報道を行った」と攻撃していたのだ。
ところが、実際の金学順さんの訴状には、櫻井氏が言う「継父によって四十円で売られた」なる記述は、存在していなかった。つまり、櫻井氏のほうが訴状にないことを“捏造”して、植村氏に対し「捏造記者」などという攻撃を繰り返していたのである。
それだけではない。原告側弁護士から「継父によって四十円で売られたという話の根拠はなんなのか」と問い詰められた櫻井氏は、1992年2月の月刊「宝石」(休刊/光文社)の臼杵敬子氏執筆の記事からの引用の間違いだったと釈明した。
これが裁判所の言う「金学順氏を取材した内容をまとめた臼杵氏執筆の論文」なのだが、実は、その臼杵論文=「宝石」記事にも、やはり「継父によって四十円で売られた」「十七歳のとき、再び継父によって北支の鉄壁鎭という所に連れて行かれて慰安婦にさせられた」なる記述はなかった。
櫻井よしこがもちだした資料には、逆に「日本軍の強制連行」の記述が
まず、「宝石」記事にある金学順さんの証言によると、学順さんが14歳の時、母親が再婚したが〈私は新しい父を好きになれ〉なかったとして、こう振り返っている。
〈その後平壌にあった妓生専門学校の経営者に四十円で売られ、養女として踊り、楽器などを徹底的に仕込まれたのです。
ところが、十七歳のとき、養父は「稼ぎにいくぞ」と、私と同僚の「エミ子」を連れて汽車に乗ったのです。〉
学順さんがいう「養父」とは「妓生専門学校の経営者」のことであって、「継父」(=「新しい父」)ではない。しかも、この「宝石」記事には、上の引用部の直後、金銭で売られたどころか、逆に日本軍の強制連行と性暴力を物語る記述が続いていた。
〈着いたところは満州のどこかの駅でした。サーベルを下げた日本人将校二人と三人の部下が待っていて、やがて将校と養父との間で喧嘩が始まり「おかしいな」と思っていると養父は将校たちに刀で脅され、土下座させられたあと、どこかに連れ去られてしまったのです。
私とエミ子は、北京に連れて行かれ、そこからは軍用トラックで、着いたところが「北支のカッカ県テッペキチン」(鉄壁鎭)だったと記憶しています。中国人の赤煉瓦の家を改造した家です。一九四〇年春ごろでした。
日本軍が占領したその集落には三百人ほどの日本兵が駐屯していました。トラックで夜着いた私たちは、将校に案内され、真っ暗な部屋に入れられ、外から鍵をかけられ閉じ込められたのです。そのとたん、私は「しまった」という後悔でいっぱいでしたが、もうどうしようもありません。
次の朝、馬のいななきで人々が生活しているのがわかり、室内から外をうかがうと隣りの部屋には三人の朝鮮人女性がいるのがわかりました。(中略)将校が私を小さな部屋に連れて行き、服を脱げと命令したのです。
当時、私は十七歳。何も知りませんでした。そのときのことを考えるだけでも心臓が爆発しそうです。とにかく必死で逃げようとしました。「嫌だ!」と叫ぶと、その日本兵は「この野郎! 朝鮮人のくせに!とののしり、私を殴り、足で蹴り揚げ、暴力で犯したのです。」(「宝石」での金学順さんの証言)
念のために言っておくが、これは櫻井氏が自分の主張の出典とした資料だ。ところが、そこには櫻井氏の主張する「継父が金学順さんを四十円で売った」とはどこにも書かれておらず、「妓生専門学校の経営者」が逆に日本人将校らに暴力で脅されてその場から排除された、そして、金学順さんは日本軍のトラックで鉄壁鎭に連れて行かれたという証言が掲載されていた。
櫻井氏が本当にこの証言を出典としたのならば、櫻井氏はわざと日本軍による強制連行をネグったことになる。
なぜ裁判所は“根拠捏造”を無視してまで櫻井よしこらを「勝訴」させたのか
また、裁判所はもうひとつ、櫻井氏が信じた根拠として「韓国の新聞報道」もあげており、これは櫻井氏側が証拠として提出したハンギョレ新聞と思われるが、ここにも、「宝石」などと同様の〈生活が苦しくなり、14歳の時に母親に平壌にあるキーセンの検番に売られた。3年間の検番生活を終えた金さんが最初の就職だと思って検番の養父についていった所は、兵士3000人余りが所属する北中国・鉄壁鎭の日本軍小部隊の前だった〉とあるだけで、慰安所にお金で売られたという記述はない。
それどころか、このハンギョレ新聞にも、〈私を連れていった養父も当時、日本人にカネももらえず私を実力で奪われたようでした〉という、強制連行の記述があった。
いずれにしても、法廷でこうした事実を突きつけられた櫻井氏は、金学順さんの訴状に記載されていない記述についての自らの誤りを認め、「WiLL」7月号は訂正文を掲載。また、産経新聞6月4日付でも同様の誤りを訂正している。
にもかかわらず、札幌地裁の判決は、こうした資料をもとに、櫻井氏が「金学順氏が継父によって人身売買されて慰安婦にされた女性であると信じた」ことは「相当の理由がある」というのだ。この裁判長は本当に提出証拠や本人尋問の記録をちゃんと読んでいるのか。
また、百歩、いや1万歩譲って、これらの資料を目にした櫻井氏が「金学順氏は継父によって人身売買された」と誤読したことがやむをえなかったとしても、だからといって、なぜ櫻井氏が植村氏のことを「捏造」などと攻撃することが正当化されるのか。
そもそも植村氏は、朝日新聞の記事に金学順さんが「日本軍に強制連行された」などと書いているわけではなかった。〈女性の話によると、中国東北部で生まれ、十七歳の時、だまされて慰安婦にされた〉と書いただけだった。
ところが、櫻井氏は〈植村氏は、彼女(金学順さん)が継父によって人身売買されたという重要な点を報じなかった〉などとして〈真実を隠して捏造記事を報じた〉と攻撃したのだ。
だとしたら、自らが出典とした資料にハッキリとある強制連行の記述をネグった櫻井氏だって「捏造」になるのはもちろん、情報の取捨選択をしているほとんどの報道が「捏造」ということになるだろう。
なお、櫻井氏が「捏造」だとがなりたてる1991年8月11日付の植村氏の署名記事は、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)が金学順さんから聞き取った証言テープがもとになっているのだが、同記事でキーセンについて触れなかった理由について植村氏は「証言テープ中で金さんがキーセン学校について語るのを聞いていない」「意図的に触れなかったわけではない」と説明している(朝日新聞2014年8月5日朝刊)。
とにかく、この櫻井氏が植村氏に向けた「捏造」攻撃は、どこからどう見ても根拠がなく、名誉毀損なのだが、しかし、札幌地裁の裁判長は前述したように、まったく理屈にならない理屈をつけて、請求棄却を言い渡した。判決文を読むかぎり、岡山裁判長は櫻井氏らを勝訴させるという結論ありきで、まともに証拠資料に目を通してなかったとしか思えない。それとも、もしかして、裁判所までが歴史修正主義者に乗っ取られようとしているのか。
植村氏側はこの判決直後、控訴することを表明。また、もうひとつ、西岡力氏と文藝春秋を相手取った東京地裁での判決も控えている(詳しくは過去記事参照 https://lite-ra.com/2018/10/post-4323.html)。控訴審やこちらの裁判では真っ当な判断が下されると信じているが、いずれにしても本サイトではレポートを継続し、右派による歴史修正の杜撰な実態とその卑劣さ何度でも伝えてゆく。
(編集部)
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情報発信者 山崎康彦
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