杉並からの情報発信です

政治、経済、金融、教育、社会問題、国際情勢など、日々変化する様々な問題を取り上げて発信したいと思います。

《注目記事》 米国の北朝鮮密約 オルタナティヴ通信

2009年07月10日 14時01分17秒 | 政治・社会
■ 米国の北朝鮮密約 オルタナティヴ通信

2006年02月12日

http://alternativereport1.seesaa.net/article/49238349.html

1. ライブドアの親会社リーマン・ブラザース、その親会社がアメリカン・エキスプレスAE社であるが、AE社の取締役が、長年米国の外交に圧倒的な影響力を行使してきたヘンリー・キッシンジャーである。

 1971年7月9日キッシンジャーは、弟子のウィンストン・ロードを伴い中国を訪問、ソ連と激しく対立する中国と米国の国交回復を行った。

キッシンジャーを配下とするAE社は、中国ロシアヨーロッパの鉄道による一体化という夢(中国ロシアの物資を安価に買い叩き、鉄道で運搬しヨーロッパに高価で売り付けるビジネス)を、執念深く追及していた。

2. 1991年、米国は、北朝鮮の原子力発電所建設に米国が協力する事等で合意したが、この時の米国国務次官補(東アジア担当、当時)が、このW・ロードであった。

3. ロードは言う。

「米国と北朝鮮には公に出来ない沢山の密約がある。北朝鮮を親米にするため、北朝鮮の小学校で英語教育を徹底化する事、北朝鮮外交官を育成するために沢山の学生を米国に留学させる事、その教育内容は米国政府に一任する事、その費用は全額米国が負担し、極秘に米国は北朝鮮に多額の資金援助を行う事等も、そうした密約の1つである。」

4.ブッシュ政権の外交に最も影響力を持つと言われるネオコンの牙城、ジョージタウン大学CSIS(戦略国際問題研究所)の副所長ウィリアム・テイラーは言う。

「北朝鮮が暴力的であり日本にミサイルを射ち込んだりする事は、日本を怯えさせ、日本に米軍基地を置く事が正当だと日本人を説得する事に役立つ。北朝鮮が暴力的である事は、すなわち北朝鮮が米国に協力的である事を意味し、それは米国の国益になる。」

5. 同じくブッシュ政権の外交に影響力を持つシンクタンク、カーネギー財団のセリッグ・ハリソン(東アジア戦略学者)は言う。

「北朝鮮が日本にミサイルを射ち込み、核武装する事は、米国が日本にTMD戦略ミサイル防衛計画を売り込む営業促進力となる。北朝鮮は、米国軍事産業ミサイル産業の最も強い味方である。」

6.「TMDは簡単な技術改良で核ミサイル施設になる。日本は将来核武装する可能性があり、核武装すれば日本は米国核兵器産業の永続的な顧客となる。」(ハリソンの発言)

これは北朝鮮の核問題が、日本に核兵器という商品を売り付けるための米国の政策である事を示している。米国の関心は、「いかに日本の金を米国が吸い上げるか」にある。

7.かつてサダム・フセインに生物化学兵器を売り付けたのが、米国の軍事産業GDサール社であり、サール社の社長がドナルド・ラムズフェルド(現米国国防長官)であった事を忘れてはならない。

 1980年代、ラムズフェルド本人がサダム・フセインの軍事コンサルタントとして、イラクに駐在していた事を忘れてはならない。

ラムズフェルドは自分で生物化学兵器を作り、自分でフセインに売り付けておいて今度は「フセインが生物化学兵器を持っているからケシカラン」とイラク戦争を行っている。
フセインに生物化学兵器を売り付ける事は米国軍事産業の利益になり、フセインが
「生物化学兵器を持っているのはケシカラン」と戦争を行う事も、米国軍事産業の利益になる。

北朝鮮が核武装する事も、北朝鮮が日本にミサイルを射ち込む事も、ミサイル防衛システムを
日本に買わせる事になり、それは米国軍事産業の利益になる。

さらに近い将来、米国と自衛隊が、北朝鮮と戦争する事も米国軍事産業の利益になるのである。

米国政府が育てた北朝鮮外交官を通じ、米国は北朝鮮の軍事外交を自国に有利にコントロールする事が出来るし、「戦後」北朝鮮を親米国家にする準備も整っているのである。

(終わり)


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 《注目記事》 サブプライム金... | トップ | 《注目記事》 北朝鮮ミサイル... »
最新の画像もっと見る

政治・社会」カテゴリの最新記事