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東京地検特捜部による強制捜査と石川議員逮捕は大手マスコミを使った「民主党政権転覆のクーデター」

2010年01月15日 22時24分05秒 | 政治・社会
東京地検特捜部は1月13日、民主党の小沢幹事長の政治資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐって、「陸山会」事務所や小沢氏の元秘書・石川知裕衆院議員の議員会館事務所や地元事務所をはじめ大手ゼネコン鹿島建設などを一斉に家宅捜索しました。

また小沢一郎民主党幹事長の元秘書・石川知裕衆議院議員が逮捕されるとのニュースが先ほどNHKで流れました。

昨年の3月3日に行われた「西松建設事件」での「陸山会」事務所強制捜査のときと同じく、今回も強制捜査の現場の一番絵になる場所にマスコミが事前に待ち構えていて事務所に向かう検察事務官の姿を撮影したのです。

検察が事前に強制捜査情報を大手マスコミにリークしたのです。

今回の家宅捜査には東京地検特捜部トップの佐久間地検特捜部長の姿はありませんでしたが、昨年の3月3日の最初の「陸山会」事務所への家宅捜査では、派手なキャメルの丈長コートを着た佐久間東京地検特捜部長が先頭にたって乗り込んで行く姿を見ることができました。

「国家の正義」である検察官が颯爽と「悪」を退治しに乗り込んでいく姿を大手マスコミに撮影させて全国に報道させたのです。

何も知らない国民の多くはその映像だけで「強制捜査=陸山会=小沢一郎=悪」の先入観を持ってしまうのです。

これこそが東京地検特捜部の狙いであります。

今回の強制捜査が新たな証拠を見つけるための家宅捜査であったならば、昨年3月の強制捜査ですべての書類や資料を差し押さえられた「陸山会」事務所にはほとんど書類は存在せず、せいぜい一時間ほどいてダンボール箱2-3個を押収して引き上げていたはずです。

それが当日の午後5時から翌日の午前零時過ぎまで実に7時間以上もの間、十数人の検察事務官が事務所内にとどまっていたのはいったい何をやっていたのでしょうか?

また段ボール箱数十個が車に積み込まれる映像が放映されましたが、本当にそれほどの書類や資料が事務所にあったのでしょうか?

鈴木宗男衆議院外務委員長は、平成14年に自分の事務所と自宅が家宅捜索された時の体験を2010年1月14日のブログ 
http: //www.muneo.gr.jp/html/diary201001.htmlの中で以下のように書いています。

「段ボール箱を何箱押収した」と言うが、書類等をあの段ボール箱にぎっしり入れるととても一人では持てない。捜査官は仰々ぎょうぎょうしく段ボール箱を抱えていくが、その中身はせいぜいノート一冊、書類少々で、極めて軽いものなのである。段ボール箱にはもっと書類が入るところを少ししか入れずに、捜査官がただただ数多く運び出した様にしていた。

何も知らない多くの国民は検察が長時間捜索した結果新たに大量の証拠書類が押収されたのだ、とだまされたはずです。

検察が1月18日開会予定の通常国会直前の1月13日に大手マスコミを使って「強制捜査=陸山会=小沢一郎=悪」のパーフォーマンスを強行したのは、どんな汚い手を使ってでも政権奪還をもくろむ自民党と公明党に国会の場で「小沢金権疑惑」を追求させ、本来の予算審議や61の法案審議をストップさせて鳩山民主党政権を窮地に追い込み民主党政権を転覆させるのが目的なのです。

検察と大手マスコミの背後には、是が非でも民主党政権を転覆したい自民・公明党、日本の独立を許さない米国支配層とCIA、利権を剥奪される日本の特権官僚、新自由主義でぼろもうけした大手資本家、宗教カルトと右翼・暴力団が束になって控えているのです。

賢明な皆さんは「検察のパーフォーマンス」にだまされてはいけません。

鳩山民主党政権は腹をくくって暴走する検察権力と大手マスコミと闘うべきなのです。

主権在民の日本、米国の植民地支配から独立した日本を熱望する国民は今こそ一致団結して検察と大手マスコミが一体となって仕掛けてきた「民主党政権転覆のクーデター」を絶対阻止しなければならないのです。

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