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《注目記事》 ■ 小沢一郎はなぜ狙われる? それは安保マフィアと繋がっている

2009年11月27日 10時11分40秒 | 政治・社会
■ 小沢一郎はなぜ狙われる? それは安保マフィアと繋がっている

2009.11.24 日刊ゲンダイ

民主党の小沢一郎のカネにまつわる“スキャンダル報道”が連日、報じられている。「水谷建設からウラ金1億円」という先週の報道につづき、きのう(23日)は、共同通信が「個人献金隠しか、230万円不記載」「特捜部が捜査」と大々的に伝えている。

どれもこれも、なんの脈絡もタイミングもないなかで飛び出している。「水谷建設からウラ金1億円」などは、逮捕された水谷功元会長が、半年以上も前に検察に話していたが、「証拠がない」と相手にもしなかった案件だ。

立件する気もないのに、なぜ「小沢スキャンダル」が相次いでリークされているのか。政界の裏側では不穏な情報が流れている。ズバリ、政・官・財プラス米国の闇勢力が民主党政権潰しに動き出したというのだ。

元NHK政治部記者でジャーナリストの川崎泰資氏がこう言う。
「小沢幹事長に関する一連の報道は、『やりすぎると火傷(やけど)するぞ』という旧体制側の小沢への牽制でしょう。自民党政権下で甘い汁を吸ってきた連中にとって、小沢ほど怖い男はいない。政治の形から利権の構造まで、すべてひっくり返そうとしている。このままでは、利権を失うだけでなく、旧悪が暴れかねない。オール霞ヶ関、大手マスコミ、さらに米国が脅威に感じているのは間違いない」
小沢幹事長は、米国の“虎の尾”を踏んだという解説も飛び交っている。

「小沢一郎が11月10日に『キリスト教文明は行き詰っている。排他的で独善的な宗教だ』と発言したことに、米国の保守派はカンカンになっています。なにしろ、上下院とも聖書に手を置いて討論する国ですからね。ただでさえ、自民党の“対米従属外交”を批判し、“親中国”の小沢一郎に対して、米国は快く思っていなかった。しかも、普天間基地問題を見れば分かるように、民主党は日米安保体制を根本から見直そうとしている。日米の安保マフィア、それだけは絶対に許すつもりはない。日米安保は利権の巣窟ですからね。かつて、アジア外交重視を訴えた田中角栄は、米国の陰謀説が根強く囁かれるロッキード事件によって失墜した。小沢一郎も、同じ運命をたどる恐れがあります」(政界関係者)

国民の一票によって誕生した政権が、闇の勢力によって潰されるとしたら大問題だ。

(終わり)
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