ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

嘉手納基地は軍用飛行場だから(20210929-②)

2021年10月01日 | 米軍/自衛隊

2021年9月29日(水)②後半 

ほんの暫く飛行は、鳴りを潜めていた。ところがだ。どうも3機編隊のF-15が猛烈な低空飛行を繰り返し始めた。

F-15が滑走路の低空を飛び、機首を上げ、右回転(こちらからは左旋回)。爆音が凄い。普通の離発着訓練ならば、急上昇だけだが(それでも爆音は甚だしい)、今は着地なしのひねりをくわえている。

16:05

これをくりかえしていた。16:08

16:11 ほぼ同じ位置から急上昇するのだが、上昇点はややずれる。上がり方(角度と、右折の切り方)も微妙に異なる。

16:11 音は主に後方に流れるので、急上昇すると、出力をあげるからだけでなく、音も下方に流れるようだ。

16:13 繰り返し繰り返し。

奥では給油のトラックが引き上げていく。16:13

これはまっすぐに飛んだ。「09」番機。対空ミサイル(細い奴)を搭載している。左下は、道の駅の工事中の建物(足場)。16:18

C-2輸送機が下りてきた。12:50に飛んだ奴だろう。16:21

3時間30分の行程か。

今日も夕方、これが下りてきた。RC-135。16:22

RC-135V/Wリベットジョイント電子情報収集機だ。16:22

駐機場に向かうRC-135。胴体の上にも下にも様々な出っ張りが。情報収集の配線が出ているのだ。16:23

KC-135空中給油機も下りてきた。16:23

F-15は相変わらず同じパターンで飛んでいる。16:27

一方でF-15は帰還してくる機体が多い。私は上を撮っており、滑走路に下りてくる機体を数え切れなかったが、10数機はいたようだ。

FA-18対地攻撃戦闘機が戻ってきた。16:46

FA-18が下りてきた。16:47

FA-18。計3機が下りた。16:49

残り1機はどうしたのか。

C-12軽輸送機が飛んだ。16:50

 ここで一段落。17時過ぎに高校生らしい子らがきて、広い飛行場にしばらく飛ばないものだから、「次はいつ飛ぶのですか」と聞いてきた。そこで私はここは軍用飛行場だから、時刻表はないし、いっとぶかなど公表されていない、と話した。彼らは「ふーん?」という顔をしていた。そこで、民間機はどこからどこへが、時刻を定めて公表されているが、軍用機にはこれはないと教えた。

 そうか、民間機の飛行と、軍用機の飛行の違いを教えないとダメなのだろう。戦争とは非日常なことだが、常に戦争に備えている軍用機は、市民の日常とは無縁なのだ。市民の日常に迫ってくるのは、事件・事故を起こしたときだ。あるいは戦争状態に突入したときだ。そんな基地がいまだにオキナワを支配しているのだ。県外の人々は、このことに気づくべきだ。県内の人々もこのことに気づかなければなるまい。

 私にはオキナワの空がかすんでいるように見えてしまうのだ。

 

 

 

 

 



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