ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

民間機での移動を疑う(191204)

2019年12月11日 | 八重山
2019年12月4日 曇り 与那国島
折角きたのだが、1日では大して成果が出なかった。
宿からの帰り際、またくるからと。8:28
今日乗る飛行機までの中途半端な時間。北牧場まで出よう。久部良岳。9:53
北牧場。飛行場のお隣。9:54
再び与那国飛行場へ。
与那国島の概略図。久部良は左サイド。インビ岳中腹のアンテナ群はそこから東に約4キロ。比川の北東。

 与那国空港に例の陸自のマイクロバス(白)が来ていた。何だろう。到着便から下りた自衛官はいなかった。確かにマイクロにお客は乗っていない。
 待合を見ていたら、自衛官6名が乗るようだ。彼らも私服。RAC-724便。自分と一緒か。多分昨日来た10数名の中の6名じゃないか。何故だろう。演習は12月9日までだが。

 私たちを乗せたRAC-724便は那覇へ向かう直行便だ。那覇空港12:45着。私は荷物を受け取ったが、彼らはこない。当然だろう。ここで乗り換えだから。
 ということで私は考えた。
①民間機を使うのは、訳あり。有事になる前にお忍びで来る。だから民間機で私服。
②防衛計画大綱にも再三でてくる「シームレスな展開」これだ。だが、もしも攻められる兆候を素早く察知できるのか? これができるのは攻めるときじゃないか。
③そういえば与那国の弾薬庫はデカイのだ。ここに何百人分かの個人装備(銃や弾薬、携行食等)も機関銃、迫撃砲等を隠しておけば、私服で手ぶらできてもOKだ。
④そもそも与那国の警備隊50名で守ったり、奪還するのは不可能だ。増援部隊は不可欠だ。ここに善通寺の第14機動旅団の第15即応機動連隊が真っ先にやってくる手はずになっているのだろう。

⑤だとすると、今回の転地演習の第1項目は民間機に乗ってどうくるかのテストだろう。色々あるぞ(調べるのに半日を費やした)。
a)高松空港から那覇ー石垣ー与那国
b)松山空港から那覇ー石垣ー与那国
c)松山空港から鹿児島(夜便)ー那覇ー与那国
d)徳島空港から福岡ー石垣ー与那国
e)神戸空港から那覇ー石垣ー与那国
d)関西空港から石垣ー与那国
このほか、岡山空港、広島空港、岩国空港から那覇経由もあり。
ネックは石垣ー与那国、那覇ー与那国が50名定員の飛行機だと言うこと。

 それにしても与那国島で戦闘が起きたら、住民は逃げ場がない。否、住民は盾にされかねないのだ。私たちは、こうした危険を避けるためにこそ、具体的な検討をしておかなければならない。与那国島を、琉球諸島を戦場にするような愚劣な戦争を絶対に許さない!!
 住民の皆さんとの連携がもっともっと重要になるだろう。

補足ー第14機動旅団に配置されているヘリはUH-1のみ。これでは大勢の部隊を送れない。大型ヘリは中部方面ヘリコプター隊からだろう(大阪府八尾市)と考えたが大いなる間違い。鳥取県境港市にある美保分屯地の中部方面ヘリコプター隊第3飛行隊にCH-47JAが配備されている。善通寺から北へ約130キロ。因みに、ヘリならば30分の距離だ。
追記ー美保といえば、航空自衛隊の第3輸送隊がある。あのC-2(大型輸送機)がいるところだ。、要は陸自と空自の共同態勢が強化されたのだ。「島嶼防衛」の後方出撃基地だと言えるだろう。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。