ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【補足】パラシュート降下訓練とヘリによる救難訓練が行われた中城湾(20220805)

2022年08月06日 | 米軍/自衛隊

 2022年8月5日(金)晴れ 本日もパラシュート降下訓練の取材にホワイトビーチの展望台に行く。バスを旧安慶名でおり、西田場で乗り換える。11時丁度、嘉手納を飛び出したと思われる特殊作戦機MC-130が中城湾方面に飛んでいく。これだろ。遅かった!国道329号金武町で海兵隊の車両が事故っていたので、渋滞に巻き込まれてしまったのだ。

 11:20に5名が降下したと報道されている(2022年8月6日沖縄タイムス)。同紙によれば、このとき、パラシュートのついていない落下物があった件について、沖縄防衛局は「米軍の運用に関する事項のいちいちについて、当局としては承知していない」と答えている。

 米軍は事故っても責任をとらない。この国が代替して一部保障してきた。事故につながりかねない実態を米軍に照会もせずに「承知していない」と言い放つ沖縄防衛局。パラシュート降下は飛行機の後部ハッチを開け放って行う(公開動画でも確認済み)。飛び出す人間や物を除いて、周辺に何かがあれば当然飛び出す可能性がある。こうした管理ができていないとすれば、周辺上空を飛んでいる間中、落下物があり得るということになる。沖縄防衛局は、住民への対応を、業務外のことだと考えているのだろうか??? 

 それでは現場を見ていただこう。

正面 中城湾 西原町、与那原町、南城市 手前の左がホワイトビーチ軍港の海軍岸壁だ。ドック型揚陸艦LSD47「ラシュモア」が停泊している。装備類の積み込みは終わったようだ。右側が陸軍岸壁で、音響測定艦ロイヤルが停泊中。8月4日と同じ態勢だ。11:50

演習はこの左(東)側で行われるはずだ。左沖に久高島(約15km南)、その左手前に津堅島(約5kmから8km)があり、中城湾の一部が津堅島訓練場水域となっている。

左(東)側の津堅島沖に米国海軍のミゲルキースが今日もいる。遠征洋上基地と言われている新鋭艦であり、その本領は不透明だ。今回は何をしに沖縄まで来ているのだろうか。11:52

対中戦争にスタンバっているとすれば恐ろしい。

海軍岸壁のLSD47「ラシュモア」。12:01

おっと4名が降りた(この視界には2名)。12:01

3つ入っている。12:01

MC-130特殊作戦機だろう。12:03

目標地点におりた、3個。救難のボートもいる。奥は久高島。12:05

MC-130が高度を下げて1周してきた。低いね。12:07

海面からの高さは50mほどだろう。ここは70m。ここより明らかに低いのだ。

左に回りこみ、津堅島手前を飛ぶ。12:08 あの津堅島ー平敷屋航路の船に乗っていたら。間近に撮れたな。

新聞記者が、えらい低く飛ぶんですねと訝っていた。全くだ。この海も空も米軍のものだといいたいのだろうか。示威飛行だ。

普通パラシュート降下したら、さっさと飛び去るか、上昇して敵から見えない位置に下がるものだがな。

12:08 津堅島を右に低空を回り込む。沖にメゲルキースが見える。津堅島の標高は約15m。ここは標高70m。

12:36 ホワイトビーチ東の先端部。奥は津堅島。MC-130はぐるぐる回っている。12:36

12:52 HH-60救難ヘリだ。津堅島を南に飛ぶ(時計回り)。

あれ、パラシュートが舞う。物2個。12:55

3個目の物。12:55

12:56 物が2個。

12:57 物着水。奥は久高島。救難艇が回収に走ってきた。

13:19 奥は久高島 HH-60と救難艇 救難訓練と降下訓練のダブルミックかい? 白く見えるのは、ヘリのホバリングに伴い、海水が跳ね上げられている。中城湾占拠?の図。

13:22 降りてきた3名。ここには1名だ。

13:24 二人目。奥は久高島。

降りる。13:24

またHH-60海面ぎりぎりだ。13:55

救難艇が手前左にスタンバイ。

13:58 私がヘリの訓練に気をとられているうちに4名が降下だった。

14:23 久高島(東)左。土砂運搬船が入ってきた。HH-60と近い。HH-60救難ヘリは久高島手前から津堅島にかけて、しつこくやっていた。

陸軍岸壁に救難艇が戻ってきた。ここに戻ってくるのは珍しい。人数を知られたくないのか。6名が乗っている。14:55

小型ゴムボート2艇が戻ってきた。計8名。全員が赤いTシャツ。ぬれたのを着替えたのか。15:09 

降りたのは全部で16名としたら、まだ残っている。

15:12 ミゲルキース、津堅島沖。ほぼ動いていない。

久高島手前にさらっと落とした。虚を突かれ、あれっと思ったら物2個。低空だった。高さ100mぐらいか。

15:25

久高島左沖にもう一個(2個目)。これはパラシュートついていなかった。ぽいと落とした感じ。

ものの投下は人の降下訓練以上に危険だ。きちんと安全を確かめているのだろうか?

「落としてしまった」ということも心配だ。

15:33 上昇して旋回中。中城湾南上空。

もう終わりだろうな。11:20-15:26 長い降下・投下訓練だった。ヘリ救難訓練とのダブルミックスだから、余計に苛つくな。

今後人の、ものの回収について、意を払いたい。

徐々にこの場所での訓練が拡大している気がする。住民の安全、びくびくせずに暮らせる勝連半島・中城湾であるべきだ。

陸軍岸壁の音響測定艦ロイヤルが出港か。オイルフェンスを外した。16:03

私は16:30までいたが、特に動きなし。

アカショウビンが鳴き出しており、私はやっと安堵したのだった。

 



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