まっしぐら.com

やまぎわ大志郎が政治の現場で日々感じた事を綴ります。

2月28日(土)シティ国有化

2009年02月28日 | Weblog
米シティバンクが事実上国有化される方向になった。米政府が最大36%の普通株保有、その他シンガポールやサウジアラビアの政府ファンドなども優先株から普通株へ転換する結果、株の過半を公的機関に握られることになった。これでシティバンクが破産する可能性は非常に低くなったことは間違いないが、米金融の最大手が国の管理下に置かれるという、一線を越えたことも事実だ。オバマ大統領の議会演説でも金融安定に注力するとのくだりがあったが、いよいよこれからが正念場ということか。いうまでもなく金融を支えているものは「信認」なのだから、それを与えるに最も信用をもつ各国政府が直接金融立て直しに乗り出すということは、まさに最後の砦でのせめぎあいが始まったということだ。できるだけ早期に軟着陸をしてもらいたいと祈るような気持ちになる。

2月27日(金)雪の中予算通る

2009年02月27日 | Weblog
寒い寒いと思っていたら雪になった。今年は暖冬だと言われていたが、立春を過ぎてからなかなか暖かくならない。暖かくならないのは国会も同じで、本日、衆議院を平成二十一年度予算案が可決通過したが、その際の討論を聞いていても、寒々しい限りであった。何度も主張していることだが、今の日本の状況を考えれば、与党だ野党だといっていがみ合っていられる状況ではない。私たち国民が望む最優先事項は景気対策なのだから、政府がやろうとしている景気対策を一日もはやく予算を通過させてやらせるのが一番国民にとって利益のあることだ。残念ながら失言やら朦朧やらで本質が前面にでてこない状況だが、ここは大局に立って「早く予算を通過させろ」との世論が醸成されることを期待する。

2月26日(木)副振動

2009年02月26日 | Weblog
九州で副振動といわれる現象で、海岸近くの町が海水浸しになっているとのニュースをみた。あるところでは2m近くも潮位が上がったとのこと。なにやら気圧の大きな変化や、地震の津波、風の影響などでできた外洋の波が、沿岸の地形がもつ固有振動数と共鳴して起きる、うんぬんと解説されていた。不勉強で知らなかったが、世の中にはいろいろな問題があるものだと思う。今回被害に遭われた皆さんにはお見舞い申し上げる次第。それにしてもいくら科学が発達したといっても、自然の力に比べれば私たち人間の知恵はまだまだ適うものではない。謙虚に自然との共生を図るべきだろう。

2月25日(水)総理訪米

2009年02月25日 | Weblog
麻生総理が訪米しオバマ大統領と会談を行った。「ホワイトハウスに招いた初めての外国首脳」であり、新聞によれば「日米、危機克服へ連携」「北朝鮮に自制促す」とのこと。字面だけみれば定石どおりの外交だが、実を得るには茨の道をともに歩まなければならない。日米で北朝鮮に自制を促すといっても、北朝鮮はミサイル実験にひた走っているし、オバマ大統領が議会で演説をし、米国民に議会を通じて協力を呼びかけても、マーケットは下落し続ける。それでも両国ともに前進し続けるしかない。何か一つでもいい、どんなに小さくてもいい、復活のきっかけをつかむために。

2月24日(火)子供に携帯

2009年02月24日 | Weblog
携帯電話のない生活はおよそ想像できないくらいに、携帯電話は私たちの生活に深く入り込んでいる。しかしそれをきちんと使いこなすだけの能力がついていないと、折角の便利なモノも「宝の持ち腐れ」になる。それどころか、子供と携帯電話という観点から見た場合、危険なモノにすらなる。子供たちの世界に携帯電話が入り込んだ結果、7割の子供が悪口を書かれたり、いじめのツールとして使われたり、犯罪に巻き込まれたりといったトラブルに遭っている。子供に携帯電話、本当に必要なモノなのか、私たち大人は冷静に考える必要があると思う。

2月23日(月)カイロのテロが意味するもの

2009年02月23日 | Weblog
カイロで18人が死傷する爆破テロが起きた。近年治安が良くなり、テロから離れていたはずのエジプトでのテロに衝撃を覚える。イスラエルとパレスチナの問題から波及したものか、伝統的なイスラム原理主義による、穏健路線への不満なのか、犯行声明も聞いていない状況なので分からないが、いずれにせよまた中東が不安定になってきたことだけは間違いなさそうだ。世界に平和が訪れる日はいったいいつやってくるのだろうか。遠い道のりだが前進を続けるしかない。

2月22日(日)王家瑞氏ご一行

2009年02月22日 | Weblog
中国共産党から王家瑞氏ご一行20名が訪日している。自民党国際局がカウンターパートとして各種会合を開く。今回は人数が多いこともあって、王氏とひざを詰めて話す機会がなかなか取れなかったが、運良く昼食会で突っ込んで意見交換が出来た。王氏といえば中国における北朝鮮担当の第一人者だ。それだけに自ずと北朝鮮問題に話が集中する。王氏の主張としてその通りだと思うのは、「とにかく、直接会って、顔をつき合わせて話をしないと、何が真実かわからない。日本はもっと会話をするべきだ」という主張だ。「相互不信に陥っている」との主張もその通りと思う。このまま拉致、核、ミサイルの問題がどれも進展せずに良いと思っている人はいないだろうから、お互いの意見をぶつけ合うために直接対話をするべきだと思う。私を含めた政治家はもっと行動を起こさなければならないと、あらためて反省した。

2月21日(土)リサイクルの街を目指すか。

2009年02月21日 | Weblog
川崎の港湾部にあるJFEのペットボトルリサイクル工場を見学した。ほとんど自動化された工場で、ペットボトルがリサイクルされて、服や新たな容器の原料になる工程を見て、技術とは凄いものだと感心した。川崎が公害の町から見事に脱皮して、いまや環境の町になりつつある。しかしまてよ、とも思う。私たち川崎に住んでいて、ゴミの分別がしっかり行われているかというと、、、。川崎は高性能の焼却炉があってほとんどダイオキシンを出さずになんでも燃やせるだけに、ゴミを資源としてリサイクルするという運動は遅れている。折角世界に冠たる環境都市を目指すなら、リサイクルももっと進めるよう市民に働きかけたほうがよい。そんなアイデアはとっくに市長も行政も皆持っているだろうが、市長を今度促してみよう。

2月20日(日)Too little too late

2009年02月20日 | Weblog
経済物価調査会で久々に骨太の議論が始まった。この不況に対する当座の施策のみならず、これからの金融、経済運営に関して、各国、各中央銀行はどのような戦略をもっているのか、わが日本の戦略はどうあるべきか、これをヒアリングを重ねながら構築していこう、とのものだ。初回では日銀の足許の施策に対して、議論が起きた。市中にどれだけの「金」を供給するべきか、感覚的には誰もがもっと供給するべきと思っているわけだが、日銀はどうしても「円の信認」を崩すわけにいかないとの立場から慎重になる。誰とも無く言う。Too little too late。 結局は政治が最後の責任を取って決断をするべきことだし、その決断はされている。日銀には政治の決断をしっかりうけとめて欲しい。

2月19日(木)異常死を調べる

2009年02月19日 | Weblog
人はいずれ死ぬものだが、死とは本当に容易ではない。日本では昨年1年間で16万人もの人が、死因が良く分からないで死んでいる。そのうち1割は解剖され、死因の究明がされるが、残りの9割は解剖されない。9割のうちもし犯罪に巻き込まれた人が含まれていたら、、、。という問題意識から議員連盟が立ち上がった。解剖、検査、死因究明には監察医をはじめとする人的、物的資源が必要だ。予算も逼迫しているところで、どこまで事件性を調べるのか、世の中やらなければならないことがいっぱいある。