まっしぐら.com

やまぎわ大志郎が政治の現場で日々感じた事を綴ります。

6月30日(水)やっと終わった

2010年06月30日 | Weblog
今日、宮崎県の口蹄疫に関する牛・豚の殺処分は全て終了した。一獣医師として完全ボランティアで参加していた活動はこれで一段落だ。一トン近い牛が倒れる下敷きにならないように、ずっと中腰で作業を続けたため、腰痛は極度にひどくなっている。正直ほっとした。同時に二度とこのような仕事はしないで済むようにと願わずにはいられない。27万余もの命を犠牲にしてしまった罪悪感は一生もっていくようだろう。せめても犠牲に遭った牛・豚の冥福を祈る。

6月29日(火)中国の所得倍増計画

2010年06月29日 | Weblog
2011年から始まる中国の5カ年計画で、労働者の賃金を2倍に増やす計画が盛り込まれる方向だ。中国の年間平均賃金は約40万円(2008年)となっている。毎年経済成長率が10%という国だから、それに伴って賃金も上がって行く。仮に10%ずつ毎年上がれば7年ちょっとで2倍になる。賃金に関しては5年でそれを成すということは賃金上昇率は約15%ということになる。なんともすごい話だが計画経済社会では計画さえすれば実現できるのだろう。これで日本企業の工場が中国から離れることに加速度がつくだろう。世界経済はめまぐるしく動く。

6月28日(月)口蹄疫検査でも頼む

2010年06月28日 | Weblog
インフルエンザウィルスの検出技術で、バイオベンチャーのSCIVAX(サイヴァクス)と東工大の遠藤達郎助教らによって、これまでより50倍も感度のいい技術が開発された。口蹄疫の処理に日々牛を殺処分している身からすれば、口蹄疫ウィルスの検出にも応用できないかと願う。どうやらウィルスの種類には関係なく使えそうな技術なので、早いところ実用化して「あぶない」伝染病用キットを作ってほしい。それにしても毎日中腰でずっと殺処分の作業をしているため腰が痛い。

6月27日(日)ITERが遅れる

2010年06月27日 | Weblog
国際熱核融合実験炉(ITER)をご存知の方も多かろう。いわゆる人工の太陽を地球上で作り出す装置だ。フランスで建築が進み2017年には完成するはずだったのだが、当初より建設費がかさみ、かつユーロ安で資金がショートし始めている。追加でヨーロッパが資金提供することを拒んでいるため、完成が遅れる可能性が出てきた。何をおいてもこういった人類を救う技術開発にはお金を使うべきだと思うのだが、どこの国も目先のことに四苦八苦だ。人類と自然との衝突を考えれば、残された時間はわずかなのに、、、。残念だ。

6月26日(土)医療機器で成長できるか

2010年06月26日 | Weblog
日本の医療機器は実は「最先端」からはるかに遅れている。衝撃的だが事実だ。特に外科手術に使う機器はほとんどが外国製である。なぜ日本の機器は開発が遅れるのか、一言でいえばリスクをとれない仕組みになっているからだ。国民性もあるのだろうがあまりに安全を重視する風土がせっかくのチャンスをつぶしている。元来細かくて繊細なものづくりは日本のおはこであるはずなのになんとももったいない話だ。政府が閣議決定した新成長戦略に「健康・医療」が重点分野とある。ならば医療機器の問題にも積極果敢に攻め込んでもらいたいものだ。しかし現実は何も起きそうにない、、、。

6月25日(金)情報革命か

2010年06月25日 | Weblog
サンデーニッケイに川合智之記者の記事で、情報革命が起きる可能性について書かれていた。グーテンベルクが活版印刷を発明したのが約560年前、この結果教会にしかなかった聖書を誰もが持てるようになり宗教革命の底流を紡いだという。これになぞらえて次世代の情報端末も誰でも使えて持ち運びやすくなれば新たな「情報革命」を導く可能性がある、という内容だった。100%同意する。端末と人間との情報のやり取りが、キーボードからマルチタッチへ、そして音声、視線、脳波となれば飛躍的に情報端末の可能性は広がるだろう。なんと言う世の中に生きていることだろう。変革をこの目で見られる幸せを感じる。

6月24日(木)BPの重み

2010年06月24日 | Weblog
BPの経営するメキシコ湾の海底油田の原油流出事故で、補償か配当かの議論が起きている。普通に考えれば世界最悪の環境汚染を巻き起こしたわけだから、できるだけ補償するのが当然だろうが、イギリスの年金基金の運用額の4分の1?はBP株でなされているとの話もあり、年金受給者からすれば死活問題なのだそうだ。大きな会社は社会への影響力が強すぎてつぶせないとよく言われるが、人々の生活を担っている重みを、本当にBPは忘れずに経営してきたのだろうか?今回の事故も突貫工事が原因とも言われている。BPは自身の持つ責任の重みをもう一度見つめなおすべきだ。

6月23日(水)身代わりロボ

2010年06月23日 | Weblog
イノベーションマトリックスというカリフォルニアにある会社が、会議や視察に代理出席できる「身代わりロボ」の販売・レンタルを始めた。セグウェイのように車輪からパイプ状の首が伸びて、頭の部分にはカメラとマイクとスピーカーがついている。無線LANを使って遠隔操作ができて、会議にて発言もできる。一台200万円、レンタルなら一月30万円だそうだ。テレ会議なるものが普通に行われる世の中になったが、これからはもう少し能動的に行動し情報収集しということができるわけだ。どんどんSFの世界になっていく世の中に少し困惑する。ロボにむかって「いかがでしょうか社長、、、」などと話しかける姿はいかがなものなのだろうか。

6月22日(火)相撲は国技としてふさわしいか

2010年06月22日 | Weblog
相撲界が野球賭博でゆれている。個人的には相撲ファンなので、残念でならないが、以前から八百長問題やら、暴力団との関係やら、ちらほらと問題が見え隠れしていた。この際ゼロに戻る覚悟で国技を返上したらどうだろう。元貴乃花さんが相撲協会の理事になった経緯を見ていても、旧態依然とした相撲界の実態がいやおうなく伝わってきた。伝統・文化は非常に大切だが、変えるべきところは変えるようにしないと、世の中には受け入れられない。まして「日本」を背中に背負うならなおさらだ。ここまで書いてなんだか自分のことを書いている気になってきた。自民党にもまさに当てはまる状況だ。

6月21日(月)貸金業法施行

2010年06月21日 | Weblog
18日に新たな貸金業法が施行された。今まで金利上限が年率29.2%だったものが20%まで引き下げられた。この法には大きな問題があることを以前からずっと指摘してきたが、これからそれが現実になる。まず、金を借りる対象をビジネスユースと個人ユースに分けるべきと主張してきた。ビジネスユースでは金利が高くても、今日借りて明日返すというニーズが多くある。こういったニーズはなくなっていないので、結局闇金融が跋扈することになろう。また今回年収の3分の1までしか借りられない総量規制がかけられたので、個人ユースでも600万人が新たな借り入れ不能になるとのこと。これらをどう考えるかだが、やはりニーズがあるのに規制だけ強化すれば闇にもぐる以外他に方法はない。机上の空論で作り上げた新規制がどれだけマイナスのインパクトを与えるものか、社会で証明されたときこの規制を作った原理主義者たちはなんと言い訳をするのだろうか。