まっしぐら.com

やまぎわ大志郎が政治の現場で日々感じた事を綴ります。

11月30日(火)羹に懲りて、かそれとも

2010年11月30日 | Weblog

 島根県の養鶏場で鳥インフルエンザ疑いの症例が出た。いよいよそんな季節になったかと思うが、「疑い」の段階で殺処分を始めるのは初めてのこと。

 迅速な対応というべきなのか、羹に懲りて過剰反応になっているのか、分からないが現場にいる方々の心情を思うと、胸が締め付けられる。

 今年の6月に宮崎で罪もない牛を何千頭もこの手で殺処分したときの光景がよみがえる。仕方のないこととはいえ、人間とは何と罪深き存在だろうか。これほどの大きな命の犠牲を払わないで済む日はいつ来るのか。科学の発展に期待するしかない。


11月29日(月)ウィキリークス

2010年11月29日 | Weblog

 情報漏洩といえば海上保安官のそれを思い浮かべるだろうが、そのレベルとは全く重さが違う情報漏洩については、あまり話題にもならないのが大変恐ろしい。それはウィキリークスなるものを使った、国家の機密情報漏洩だ。

 米国ではペンタゴンの職員が国務省の機密情報、特に外交上の匿秘文書をとてつもない数漏洩したとされている。日本でもつい先日警視庁のテロ捜査情報が漏洩した。これらの情報が漏洩してしまうとなれば、情報提供者はもとより誰もが身の危険から捜査に協力できなくなる。それがテロリストやら犯罪者に強力に利することになる。

 電子媒体はもとより発展途上であるが、本当に漏らしてはいけない情報は、今のところ電子媒体には乗せないという伝統的な扱いをせざるをえないだろう。便利なものは両刃の剣、安全性をどこまで高められるのか、喫緊の課題だ。


11月28日(日)龍馬終わる

2010年11月28日 | Weblog

 近年では非常に高い視聴率を誇っていたNHKの大河ドラマ「龍馬伝」が最終回を迎えた(らしい)。実はほとんど見る機会がなく、評判ばかり聞いていたのだが、本日の放送で龍馬が最期を迎えシリーズも終わりになったとのこと。

 坂本龍馬を憧れたり、現代にこそ龍馬のような人材が出てくれればと願ったり、世の中は維新ブームそのものだが、その背景にある世相を思わずにはいられない。

 江戸二百数十年とまではいかないまでも、戦後半世紀を超えて、日本社会に停滞感が蔓延し、何か変えてもらいたい、あるいは何か変えなければとの目的のはっきりしない危機感や焦燥感が浸透している。この状況が幕末のころに近似しているのだろう。

 「何か」を見つけるのは私たち自身しかいない。だからこそ「何か」を見つける力のある人材を創るところから始めるのだろう。そして政治の役割はその環境、仕組みを整えること。「龍馬伝」からも結局は自分のもっている問題意識にいきつく。


11月27日(土)同窓のよしみ

2010年11月27日 | Weblog

 山口大学の在京者同窓会が開かれた。会が催されるたびに感じるが、同窓とは何も言葉を交わさなくても共有できるものをもっている仲間だ。

 考えてみれば人生においてもっとも多感な時期を同じ学び舎で過ごした人間たちなのだから、同じ原体験をもっているという点で共通した感覚をもつのも当たり前なのだろうが、年齢もバラエティーに富み、それぞれ卒業してから歩んだ道も違うのに何ともいえない一体感がある。

 先輩諸氏の話題はもっぱら今の政治に対する危機感だった。新しく、まともなものを創れとの叱咤勉励は本当にありがたいものだ。


11月26日(金)ITデバイスの当面の最終形

2010年11月26日 | Weblog

 韓国の三星が作った、スマートフォン「ギャラクシー タブ」を見て、常々主張し続けてきたITデバイスの最終形が見えたと思う。ここ数年来ITデバイスはあるサイズに落ち着くだろうと思っていたが、携帯電話、パソコン、ナビ、音楽プレーヤー、テレビ等々、さまざまな機能を一つのデバイスに収斂しようとすれば、おのずと形は決まってくるものだ。それを見事に三星がやってのけた。

 アップル社のiPhoneが出て、爆発的なヒットとなったが、大きさといい機能と言いまだ「帯に短し襷に長し」の感があった。だからiPadという3回りも4回りも大きなデバイスを発売したのだろう。重さ大きさが携帯性に優れ、かつ映像をストレスなく見られるだけの画面の大きさを持ち、電池容量があり、といった課題をクリアしようとすれば、当然iPhoneiより大きくPadより小さなサイズとなる。「ギャラクシータブ」もまだ進化の余地を多く残しているが、他社は間違いなく中間サイズを狙ってくると思う。

 ユビキタス社会までほんとにあと少しだと実感する。人間の技術力はすごいものだ。


11月25日(木)チーム神奈川Uストリーム

2010年11月25日 | Weblog

 チーム神奈川で、月に一度討論会を開いている。その模様は、Uストリームを用い実況中継している。本日も夜10時から1時間討論を行った。

 今回のテーマは北朝鮮による韓国への砲撃をどうとらえ、私たち日本国民はどう行動するべきか、であった。民主党批判はしてもしようがないので、論点を整理して、私たち自民党だったらどう行動できるのか、について話し合った。

 日米同盟に基づく速やかな対応から始まって、安全保障会議の開催、周辺事態法の適用等、議論は尽きないのだが、結局、この機会に国民が危機感を持つことが大切で、その危機感に基づいて今まで宙ぶらりんになっていた集団的自衛権の行使まで踏み込むことが必要との見解でまとまった。

 やるべきことは分かっている。あとは政治がやる勇気をもつか否かだろう。


11月24日(水)北の意図は?

2010年11月24日 | Weblog

 北朝鮮が韓国の島に砲撃を加えた。韓国人兵士2名が犠牲になり、民間人も含めて複数の負傷者が出ているとのこと。

 こういった暴挙は許しがたいが、この時期にやっぱりとの感もある。米国と対話したい北朝鮮に対し、原則論を持ち出す米国。米国の気を何とかひくために兄弟分のはずの韓国を攻撃したということなのだろうか。

 北朝鮮の意図はまだはっきりしないが、韓国が爆撃を受けたことだけは厳然たる事実だ。そして、この不測の事態は韓国に限ったことではなく、日本でも起こりうる。

 この事態をもって、官房長官や国土交通大臣の問責どころではなくなった、などとのたまわる輩がいるが、まったくもって逆だろう。この事態にもなお迅速に反応できない現政権に対して、今のままでは日本を守れない、とダメ出しをするのが筋だ。

 世論はどう動くのだろうか。


11月23日(火)勤労に感謝し、防災を意識する

2010年11月23日 | Weblog

 勤労感謝の日を利用して、地域の緊急時給水装置の説明と使い方の訓練に参加した。川崎市には何か災害があった際の給水拠点が各地域に設置されている。その中でも中心拠点となる設備の説明を聞いた。

 普段は公園になっている地下に循環型の貯水タンクが埋めてあり、そこから災害時に給水するしくみだ。公園のベンチの蓋をあけると、中に給水用具が格納されていて、それを取り出すところから組み立て、給水作業まで一連の流れを実際にやってみながら学んだ。

 一言でいえば、装置の進歩はすごい、というものだ。どれも簡単に力も必要なく使える。いざ、という時は来ないにこしたことはないが、万が一の備えがしっかりしていることを確認できて、安心した。

 願わくはもう少し地域の方々が説明、訓練に参加してくれればと思うのだが。


11月22日(月)天災は忘れたころに、か

2010年11月22日 | Weblog

 ハイチを大地震が襲い、その復旧もままならないうちに、今度はハリケーンが襲う。そしてその爪痕が今度はコレラの蔓延という形で新たな傷になっている。2万人以上のコレラ感染者が出て、そのうち1000人以上が亡くなっている。不衛生な状況はまだ改善していないので、さらに犠牲者が増えるだろう。

 天災は忘れたころにやってくる、とは昔から聞きなれたことわざだが、ここのところ忘れる暇もないくらい連続で、たたみかけるように天災はやってくる。世界が相対的に狭くなっていることが一因だろうが、とにかくどこもかしこも問題だらけという感じだ。

 21世紀になって、少しは人間も天災に対応できるようになってきたが、それでもまだまだ犠牲は大きい。自然現象との闘いに勝てる日が1日も早くやってくるように、努力を重ねようではないか。


11月21日(日)花の町

2010年11月21日 | Weblog

 地域で農業まつりが行われた。川崎というと工業やコンクリートだらけの町のイメージがあるが、江戸時代から続く枝ものの花栽培も、知る人ぞ知る産業だ。

 ただでさえ自然の産物をそろえるのは大変だと思うのだが、品評会ともなれば本当に高さ、大きさ、色などどうしてこうもそろうのかというくらいに美しく揃ったものが出品されている。これに優劣をつけるのもまた大変だ。

 色とりどりの花に囲まれて柄にもなくいい気分だ。花にはむくつけき野郎の気持ちすら和らげる不思議な力があるものだ。